父方がシャドウ、母方が人間の両親の間で生まれた。
シャドウとして生まれたことこそ喜ばれはしたが、男性主義の家系であったため、女性として生まれたことを隠すことを強いられ、男として育てられることになった。
シャドウとしての戦闘面での質は認められたことから、訓練がより厳しくなっていった。
　実践経験として初めて魔物の討伐に出た時は、怯え手が止まってしまったことが父親の逆鱗に触れてしまった。
その日を境により訓練や男としての立ち振る舞いの矯正がより厳しくなった。
心がすり減っていくうちに自殺を試みることになったが、成すことなく生き続けることになった。
ある時、住んでいる村で襲撃が起き、村総出で当たることになった。
その時に騒ぎに乗じて父親を罠にかけ、始末することにした。
被害は大きくなり、騒ぎが収まるころには村の人・物のほとんどが失われることになった。
そのため、家族を失った自分が、新たな自分を探すために冒険者稼業に挑戦することにした。