容姿・経歴・その他メモ

ET割り振りを使用。成長も平均表を使用しました。

かつては貴族だった+魔物を倒したことがある+守りの剣を持ったことがある+蛮族を倒すため

ノセイン・リプロジストはある国家都市の大貴族の嫡子として生を受けた。
彼が１０になるまで、何不自由なく、厳しくも偉大な父とやさしい母のもとで過ごしていた。
ノセインが１０になるある日、父に呼び出され、嫡子教育の一環として、ノセインは守りの剣の儀式に参加することになった。
初めて見るその儀式は荘厳でいて、だが質素な神秘的な儀式だとノセインは感じたことだろう。
ノセインはそのことに心を震わせ……そして同時に世界も揺れることになる。

その振動は蛮族の襲撃だった。
守りの剣の効力が儀式によって途絶える一瞬を狙った蛮族の襲撃。
国家も戦力は保有していたが、ドレイクカウントである“奴隷買い”ゲビアを首領とする蛮族の猛攻に耐えれらるはずもない。
都市の人たちは老若男女、闘える/闘えないを問わず、殺され、捕らえられていく。

ゲビアの魔の手は時を置かずして、守りの剣が安置されている聖堂にたどり着く。
父は自分を逃がすため、ゲビアに果敢に挑んでいく…しかし、ゲビアの一撃は父をたやすく屠るものだった。
逃げることさえかなわず、ノセインはゲビアにとらえられてしまうのだった。

その後の人生は奴隷としての人生だった。
蛮族の気の向くままに暴力を振るわれ、時には殺される隣人を見ながら、ノセインはゲビアの趣味である奴隷拳闘に駆り出されることになる。
ノセインは剣を振るう才能はない、身体は同世代の少年と比べても貧弱といえるかもしれない。
だが、ノセインは小さいときに神の声を聴いてから、母から教わった神聖魔法を使用して、対戦相手である蛮族や魔物……時には人間を殺し、奴隷拳闘で勝ち生き残り続けた。
ノセインは力と知識をためながら、ゲビアへの復讐心を研ぎ澄ませていくことになる。

奴隷としての生活が十数年たったある日、ゲビアが不在の折、蛮族たちの街に冒険者の一団がやってきた。
冒険者たちはゲビアのスキを突き、蛮族を倒しながら、奴隷にされている人間を開放しにやってきたのだった。

その後、ノセインはハーヴェスの冒険者ギルドに引き取られることになる。
蛮族への復讐・培った神聖魔法の実力を買われたのだった。
一人ではゲビアに勝てないと悟るノセインは、神聖魔法だけでなく、父から教わった周囲の人間を鼓舞する技法も研ぎ澄ましていく。

母の神聖魔法、父の軍師の力、その二つを用いて、復讐するは我にありと、ノセインは立ち上がり続けるのだった。

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