容姿・経歴・その他メモ

ある遺跡で目覚めたハイマンの少年。
ぼんやりした記憶の中にあるのは、ハイマンではない自分の家族のぼんやりとした記憶だけ。
自分になにかの使命があるような覚えもなく、さりとて自分自身に目的意識が在るというわけでもない。

おそらく自分は、そういう意味では失敗作か二級品なのだろうという自覚はある。
　
だが、それはそれとして、気になることがあった。
自分の家族は、ハイマンではなく、おそらく自分よりも長く生き、生を育むことのできた彼らは、おそらくもう生きてはいないだろう。

しかし、その末裔はまだ生きてるのではないか。
案外、その末裔たちに自分の事が伝わっているのかもしれないと思いつき、旅をしながら探している。
　
楽天家ではあるが、どこか乾いた価値観の持ち主。
好奇心は旺盛だが執着はせず、さりとて手放せるほど見切りをつけられるわけでもない。

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