〈英雄の鶴嘴〉![[刃]](../_core/skin/sw2/img/wp_edge.png)
![[打]](../_core/skin/sw2/img/wp_blow.png)
- 知名度
- 19
- 形状
- 炎の意匠を施され、一端が鍬、一端が斧になっているつるはし
- カテゴリ
- 〈ウォーハンマー〉
S
- 製作時期
- 古代魔法文明
- 概要
- 2種類の形態変化を起こす。安定した命中力を持つ形態と、静物の破壊に特化した2つの形態を持つ。
- 効果
-
装備者は補助動作で次の2つの形態のどちらかを取らせることができます。この形態選択は、武器の装備状態の変更(→『Ⅰ』153頁)に準じるものとして、主動作を一度でも行う前でなければなりません。
形態は次の二つになります。[常]戦闘形態
敵を相手に的確に攻撃を与える事を目的とした形態です。刃武器としても打撃武器としても扱えます。
[常]破砕形態
岩石・鉱物等、静物の掘削作業を目的とした形態です。打撃武器としてのみ扱えます。
この武器を用いて構造物・岩石・鉱物(その他樹木等。GMにお任せします)などの破壊を試みるときに、その防護点を半分(端数切り上げ)としてダメージを与える事ができます。
GMの許可があれば、上記の破壊対象と近しい性質を持つ魔物(魔法生物や植物、魔動機など)に対して防護点半減の効果を発揮しても構いません。[常]赤熱
補助動作で念じる事により、使用者の魔力を用いて武器に炎を纏わせて攻撃する事ができます。その攻撃一回のダメージを物理ダメージから炎属性の魔法ダメージに変更します。使用時、使用者は「3」点のMPを消費し、「5」点の炎属性の確定ダメージを受けてしまします。
この能力の発動は一日に形態に関わらず一回のみ可能です。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 射程 備考 2H 27 ― 56 10 ― 戦闘形態データ。刃武器・打撃武器として使用可 2H 27 -3 71 11 ― 破砕形態データ。打撃武器としてのみ使用可
由来・逸話
あるドワーフの鍛冶師が種族に伝わる祭器:〈炎帝斧・紅蓮〉の模倣を目標として作製した第四世代の魔剣です。祭器を直接模倣することは叶わなかったため、独自の機能による再現の工夫がされました(炎の刃を放出させる事が出来なかったために直接武器そのものが変形するようにしたなど)。機能の一部には使用者に炎のダメージを与えるデメリットが存在しますが、鍛冶師はドワーフの英雄が用いることを望んでいたため種族特徴で無効化できるだろうと考えていました。
鍛冶師は「真の英雄は戦士としてだけでなく、勤勉な労働者としても優秀であれ」と考えていました。破砕形態は使用者が鉱山労働をするときに役立つ事を考えたものです。そのため戦闘での利便性はひどく度外視されていますが、それでさえ戦闘で扱ってみせる英雄が振るうのであれば、絶大な威力を発揮しするでしょう。