アレク
プレイヤー:とたけ
- 種族
- ティエンス
- 年齢
- 17
- 性別
- 男
- 種族特徴
- [通じ合う意識]
- 生まれ
- 戦士
- 信仰
- なし
- ランク
- ブロードソード
- 穢れ
- 0
- 技
- 8
- 体
- 12
- 心
- 8
- A
- 10
- B
- 5
- C
- 4
- D
- 9
- E
- 2
- F
- 6
- 成長
- 2
- 成長
- 1
- 成長
- 3
- 成長
- 3
- 成長
- 0
- 成長
- 2
- 器用度
- 20
- 敏捷度
- 14
- 筋力
- 19
- 生命力
- 24
- 知力
- 10
- 精神力
- 16
- 増強
- 2
- 増強
- 増強
- 2
- 増強
- 1
- 増強
- 増強
- 器用度
- 3
- 敏捷度
- 2
- 筋力
- 3
- 生命力
- 4
- 知力
- 1
- 精神力
- 2
- 生命抵抗力
- 10
- 精神抵抗力
- 8
- HP
- 43+17=60
- MP
- 16
- 冒険者レベル
- 6
経験点
- 使用
- 17,500
- 残り
- 1,640
- 総計
- 19,140
技能
- ファイター
- 6
- ライダー
- 4
- エンハンサー
- 3
- レンジャー
- 1
- バード
- 1
- アルケミスト
- 1
戦闘特技
- 《武器習熟A/メイス》
- 《薙ぎ払いⅠ》
- 《頑強》
練技
- 【マッスルベアー】
- 【キャッツアイ】
- 【ビートルスキン】
呪歌
- 【モラル】
騎芸
- 【遠隔指示】
- 【騎獣強化】
- 【騎獣の献身】
- 【探索指令】
賦術
- 【ヴォーパルウェポン】
判定パッケージ
レンジャー技能レベル1 | 技巧 | 4 | |
---|---|---|---|
運動 | 3 | ||
観察 | 2 | ||
バード技能レベル1 | 見識 | 2 | |
ライダー技能レベル4 | 運動 | 6 | |
観察 | 5 | ||
知識 | 5 | ||
アルケミスト技能レベル1 | 知識 | 2 |
- 魔物知識
- 5
- 先制力
- 0
- 制限移動
- 3 m
- 移動力
- 14 m
- 全力移動
- 42 m
言語
会話 | 読文 | |
---|---|---|
交易共通語 | ○ | ○ |
魔神語 | ○ | |
魔動機文明語 | ○ | ○ |
ドラゴン語 | ○ |
呪歌/賦術
奏力 | 演奏/賦術 基準値 | ダメージ 上昇効果 | 専用 | ||
---|---|---|---|---|---|
バード技能レベル1 | 呪歌 | 3 | 3 | +0 | |
アルケミスト技能レベル1 | 賦術 | ― | 2 | ― |
技能・特技 | 必筋 上限 | 命中力 | C値 | 追加D | |
---|---|---|---|---|---|
ファイター技能レベル6 | 21 | 9 | ― | ― | 9 |
《武器習熟A/メイス》 | ― | ― | ― | ― | 1 |
武器 | 用法 | 必筋 | 命中力 | 威力 | C値 | 追加D | 専用 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
つきまとうシェルブレイカー | 1H | 18 | +2=12 | 28 | 12 | 10 | ✔ | アビス強化:命中+1 |
つきまとうシェルブレイカー | 2H | 18 | +2=12 | 38 | 12 | 10 | ✔ | アビス強化:命中+1 |
技能・特技 | 必筋 上限 | 回避力 | 防護点 |
---|---|---|---|
ファイター技能レベル6 | 21 | 8 | ― |
防具 | 必筋 | 回避力 | 防護点 | 専用 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
鎧 | 防弾加工のスプリントアーマー | 15 | 5 | 5点分《ガン》のダメージを減衰。残り6回。 | ||
盾 | タワーシールド | 17 | 2 | |||
他 | 装飾品関連 | 2 | アイソアーマスク、ブラックベルト | |||
合計: すべて | 8 | 9 |
装飾品 | 専用 | 効果 | |
---|---|---|---|
頭 | スマルティエの髪飾り | スマルティエシリーズ―2の値だけ、生命が上昇 | |
顔 | アイソアーマスク | ✔HP | 防護点+1、遠隔攻撃をひきつける |
耳 | 古びた耳飾り | 古い耳飾り。暗い色の天然石がはめ込まれた、とても大切なもの。 | |
首 | マイナーカースベリオン | 《魔神》へのダメージ+1、《魔神》からのダメージ-1 | |
背中 | スマルティエのハーフマント | スマルティエシリーズ―2の値だけ、生命が上昇 | |
右手 | 怪力の腕輪 | 筋力を+2、破壊すると+14 | |
左手 | 宗匠の腕輪 | 器用度を+2、破壊すると+14 | |
腰 | ブラックベルト | 防護点+1 | |
足 | スマルティエのブーツ | スマルティエシリーズ―2の値だけ、生命が上昇 | |
他 | アルケミ―キット | 《賦術》を使用するのに必要。 |
- 所持金
- 2,667 G
- 預金/借金
- 0 G / 0 G
所持品
◆消耗品
冒険者ツール(1)
救命草(10)
魔香草(8)
アウェイクポーション(1)
ヒーリングポーション(1)
騎獣契約証(1)
騎獣レンタル ベルル(ドラゴンインファクト)
◆装飾品
スマルティエの首飾り
◆メモ
ナザラから赤Sカードを一枚もらっている
マテリアルカード
B | A | S | SS | |
---|---|---|---|---|
赤 | 10 | 2 | 2 |
- 名誉点
- 100
- ランク
- ブロードソード
名誉アイテム
点数 | |
---|---|
冒険者ランク | 100 |
冒険者ランク調整 | -100 |
【コネ】【顔見知り】リトル・レディ"ミレーネ | 10 |
【コネ】【顔見知り】アウレリア | 10 |
【コネ】【顔見知り】箒とチリトリ亭の店主ルゼス | 10 |
武器専用化 | 50 |
装飾品専用化HP | 50 |
キャラクター設定
名前
アレク と名乗っている。
胸に埋め込まれたアレクサンドライトの宝石にちなみ、目覚めたときに自身で名付けた。
設定
魔導死骸区の廃棄場の底で目覚める。
起き上がったときには何も持っておらず、耳飾りだけをもって再び現代に目覚める。
本来であれば魔力を注ぎ込み、仮死状態から起き上がる必要があるが
起き上がったときにはだれもおらず、誰が、何の目的で呼び起こしたのか、本人も知らない。
仮死状態より前の記憶がなく、以前自分が何者だったのかを探している。
孤児たちと共に生活をしており、見た目の年齢的には一番上のように見えるも
グループに加えてもらえたのはつい最近であるがゆえに、一番の下っ端である。
なお、その待遇に特に不満はないらしい。
経歴
1.決して手放せない小物がある | 2.歌を褒められたことが無い | 3.告白されたことがある | [理由]恐怖に打ち勝つため |
1.古びた耳飾り。暗い色の石がはめ込まれた、何の変哲もないものだが、不思議と手放せない。
──────なぜだか手放してはいけない、と思う。
2.起き上がってからしばらく、無一文状態で広場を眺めていたら、吟遊詩人のようなものが歌を披露し路銀を得ていた。
金もなく、時間も余っていたので真似をしてみたところ、住民たちに囲まれ袋叩きにされた。何故だ?
3.告白されたことはない。少なくとも覚えている限りでは……
だが、その行為がなぜだが懐かしく、やけに胸を焦がすことだという事は知っている。
理由:自分が何者かわからない恐怖、ここが一体どういう世界なのかもわからない恐怖。
そういった、"知らないこと"に対する恐怖に打ち勝つため、様々なことを"知るため"に冒険者となる。
容姿等
身長:198㎝ | 体重:86㎏ | 年齢:見た目は17ぐらいに見える |
髪色:銀 | 瞳:薄紫 | 肌:薄い |
性格
物静かで動作は緩慢。その体格も合わさり、威圧感を感じる人も多い。
・・・・・・実際のところは、ただぼーっとしていることがほとんどのようだ。
ティエンスの特性である、"通じ合う意識"を使いこなすことができるが
何故だか他者の気持ちに鈍感で、逆に相手を怒らせたり、あきれさせたりすることが多い。
人の心を知るのが苦手で、どちらかというと幻獣などとの方が気楽に接することができるという。
好きなもの
考え事(ただ周りを見ているだけでもあるが)
動物などの生き物
何かを知ること
嫌いなもの
考えがまとまらないような、騒がしすぎる場所
心の読めない魔動機
何かわからないもの
趣味
風景や動物などのスケッチ
店主の作る飲み物を飲むこと
背景等
[第3話以降に追記]─────────────────────────
かつて、奈落の魔域より生ずる奈落の核(アビスコア)を原動力とした
魔導兵器のパイロットだった。
搭乗型の試作型魔導兵器に乗り込み、様々な実験データ取得に従事したが
人の心、想いが入り混じったアビス動力コアに長時間直接つながることは
自信の心を摩耗させ、疲弊し、自身の心身を壊してしまう。
当時、アレクの恋人であった「彼女」は、徐々に壊れていくアレクを心配し
少しでもその損耗を抑えるため、自ら"ナビゲーター"に志願した。
ナビゲーターは、アビス魔導コアとパイロットの間に入りその負荷を軽減する。
それゆえ、パイロット以上に精神をすり減らし、廃人となるものとなるものも多い。
「彼女」もまた、多くのナビゲーターがそうであったように、コアの中に閉じ込められ
機械を動かすときのみ目覚め、狂気にさらされ続ける地獄に送られる。
どのようなことがあって、アレクがその地獄から逃げ出し、今の魔導死骸区に討ち捨てられたのかは不明である。
ただ、かつての同僚であるジェイドが言うには、逃げ出したわけではないらしい……
尚、上記の情報はジェイドの言葉によるものである。
アレクのもつ「古びた耳飾り」はその「彼女」とひとつずつわけあって持っていたもの。
怒りに飲まれかけたアレクを、闇の底から救い出してくれたとても大切なもの。
───────────────────────────────────────
過去を自由に弄れるようにしておきました。燃やせる過去を置いておきますね。
経歴が面白いのが引けたので、過去か、今か、それとも別の次元かはわかりませんが、恋人がいたのかもしれません。
生きているのか、死んでいるのか、はたまたこれから出会うのか。適当に生やしておきます。
最終話_紅の嵐を超えて───────────────────────────────────────────
何も、何も終わらせることができなかった。
ジェイド、お前との約束も
記憶の彼方でほほ笑んでくれた、"彼女"との言葉も。
──────夜露草の皆を、守ることすら。
何もかもを破壊し尽くす紅蓮の女王は、遥かなる奈落の繭から解き放たれ
守るべき人々のいる外の世界へと飛び立った。
大地を引き裂く激烈な一撃にひざを折り、周囲すべてを巻き込む破滅的な一掃に巻き込まれ
俺は、彼女の冷ややかな視線の元に、心が折れた。
勝てない。
俺たちとは格が違いすぎる。
技術や能力、経験値なんて次元じゃない。そもそも抗すべき相手ではなかったのだ。
俺の後ろで、誰かが崩れた音が聞こえる。
次の瞬間には、俺の視界は黒く染まり。冷たい地面の上に這っていた。
仲間たちの声、激しい戦闘のさなか、"彼女"の顔がよぎる。
だがそれも、しびれた体に折れた心の前には無力であった。
どのぐらい時間がたったのか、魔神の女王は消え、破壊された都市の上で目を覚ます。
俺の隣では同じようにレンが、セシリーがその身を起こしていた。
しばらくしてナザラと、一緒に逃げていたベルルとも出会うことができた。
奇跡としかいうことができなかった。
今生きているのは、いや、生かされていること自体があり得ないことだと。
俺たちの顔には、再会に喜ぶ表情が張り付いていたが
その心中は深く、暗く、どうしても消し去ることのできない傷跡が残された。
永遠の夜が訪れる。
最もくらい闇の中、夜露に濡れた草は散ったのだ。
きっと、夜が明けることはない。
第3話_裏切りの薔薇────────────────────────────────────────────
ジェイドの登場と、彼の語った話。
かつて、俺は魔導兵器のパイロットだったらしい。
アビス魔導コアを動力源とした魔動兵器は、乗り手の精神を大きく蝕み
徐々にその心を削り取るものだという。
到底信じられる話では……ない。
だが事実、俺はあの魔導兵器のことを知っていた。
そしてあの、古びた耳飾りのことも。
「彼女」はナビゲーターに自ら志望し、そしてそのままアビスコアに取り込まれたのだという。
魔導兵器から聞こえたあの声は、ナビゲーターたちの声なのかもしれない。
信じられない、信じたくない。だが……
夢か、それとも幻覚かもしれないが、確かに聞こえたあの「彼女」の声は
俺の知ってる、まぎれもない大切な人の姿と声だった。
ジェイドも、俺も。深い闇と怒りの中に取り残されている。
まだ何もかも終わってない
──────だから、終わらせないといけない。ここで、全てを。
ナザラ
ナザラは、大切なものを見つけれたようだ。
これまでの彼とは違う、何かが吹っ切れたような彼のすがた。
その大切なものを、今度こそ守るために彼は戦士として立ち上がった。
仲間として、彼が立ち上がるのならともに剣を取ろう。
今度こそ、「大切なもの」を守り切れるように。
何もかもを失った俺が、仲間から貰ったものを返せるように。
今度は俺が、貰ったものを返す番だ。最後まで、よろしく頼む。ナザラ・アズメンゼル。
セシリー
セシリーは迷っているように見えた。
普段は明るいあの少女が、仲間を思い、それゆえに危険に向かう俺らを止める。
後ろで俺たちを支え、癒す神官だからこそ、敵の強大さとこの戦いの危険さを理解しているのかもしれない。
誰よりも優しく、誰よりも仲間を思うからこそ彼女は止めるのだろう。
だが、大切な仲間だと思うからこそ、この最後の我がままを許してほしい……
俺が初めて出会った英雄は、紙面に映る冒険者でもなく、圧倒的な強さを見せた"シュトラール"でもない。
──────誰よりも英雄を志していた、セシリー・ルドベキアだ。だからこそ、それを誇ってほしい。
レン
レンは振り返らない。これまでも、これからもそうなのかもしれない。
だからこそ、彼女は誰よりも今と、今いるこの場所を大切に思っているように思える。
寡黙な彼女が何を思い、何を感じているのか今まではよくわからなかったが
最近は、夜露草のメンバーのことをとても気にしてくれている。
無理だと思ったら連れて帰る。彼女はそう言った。
それはレンなりのやさしさと思いやりなのだろう。過去の俺ならわからなくても、今の俺ならそう思う。
……ただ、過去にすべてを置き去り、今になって目の前にそれが現れた俺からすれば
いつの日か、過去のことを振り返り、立ち戻ってほしいとも思う。今のレンなら、まだ間に合うのだから。
休暇中の出来事(日常表:6-2グッズを集めていた(300Gの出費))
お嬢様を連れ戻し、アジトでモノの整理。
ふと、これまでに買い集めたものを振り返った。
大きな壺、小さな壺、かわった壺……セシリーに妙な影響を受け、彼女の買い物に付き合うたびに増えた壺だ。
こうして振り返ると、覚醒してからいろいろなことがあった。
見知らぬエルフの少年と、人間の少女、リカントの少女に連れられスラムのあちこちを巡ったこと。
4人で夜露草を名乗り、日々生きるために様々な仕事や手伝いをしたこと。
初めて"箒とチリトリ亭"で依頼を受け、冒険者稼業に手を出したこと。
手にした報酬で、普段よりもいいものを皆で食べあったこと。
命を懸けた戦い、そして親しい人の死に直面したこと。
本物の"シュトラール"に出会い、セシリーがとても喜んでいたこと。
……思い返せば、楽しいだけではなかった記憶もある。
だが、今にして思えばそのどれもがとても大切な記憶だ。
二度と失いたくはない。昔は違ったのに、今では一人で目が覚めることが、少し恐ろしい。
いくつかのいらないものを纏めて、スラムの子どもたちに渡す。
まだ使えそうな壺や物は、寝床の傍にまとめて置いた。
──────もし、何かあってもいいように。その壺に小さく手紙を忍ばせて。
怪しい空を見上げながら、俺は再び"箒とチリトリ亭"に向かった。
第2話_魔動死骸区にアビスパワーな魔動機がたくさん出現する話────────────────────────
アイツらは一体何だったんだ?
夢に現れた魔動機。それに乗り、戦場を歩く自分自身。
巨大な魔動機の中で操縦し、俺は一体何をしていた。何をさせられていたんだ……?
その直後、現実に現れた魔動兵器と、うめくような声。
そして現れた、"俺"を知る者たち。
正直、冒険者になって自分が何者なのかを知れば、この心の隅にある恐怖は消えてなくなると思っていた。
それが、今では知るのが怖い。 ──────別の恐怖にすり替わってる。
今は少し、眠るのが怖い。
レン
相変わらず何を考えているのかはわからないが、彼女なりに心配してくれているのは、何となく感じる。
こんな時こそ"通じ合う意思"で聞いてみればいいものだが、それをできない俺は臆病者だ。
いつも通り、一緒に戦ってくれるだけでいい。今はまだ……
ナザラ
魔動機兵の襲撃の後、少し姿が見えなかった。様子がおかしかったように見えたのが少し不安だが
しばらくして、いつもの彼に戻って帰ってきてくれてうれしい限りだ。
きっと彼にも何か過去があるのだろう。それを知ったとき、俺は彼に何ができる?
セシリー
あの夢の話をしたとき、彼女は俺のことを英雄なのかもしれないと言っていた。
だが、あの夢で見たのはきっとそうじゃない。彼女の憧れる、『かっこいい英雄』とやらにはとても遠い存在に思う。
もし俺が、本当の自分を取り戻したとき。俺は彼女たちと、肩を並べて歩けるのか……?
休暇中の出来事(日常表:4-4派手に転んだ)
借用中のダルクにのって、騎芸の練習。
割と楽しい、あの魔動機兵や俺の過去を知る連中のことを、少しでも忘れていられる。
普通の人たちに対して、"通じ合う意識"を使うのはものすごく気疲れするのだが
動物たちと遊ぶ分には楽しく過ごせるのは不思議だ。
スラムの子どもたちや、遠巻きに夜露草の皆が見ている中
調子にのって両手を離してみたところ、頭から落馬した。
首の骨が折れなくてよかったものの、レンとセシリーには怒られ
ナザラにはあきれられた表情を向けられた。
泥だらけで笑いあう、ちょっとした日常。
いつまでも、こうしていられれば──────
第1話_魔動死骸区に奈落の魔域がたくさん発生する話─────────────────────────────
死を覚悟した。
むせかえるような腐臭と、悍ましい姿をした巨体の蛮族。
振り下ろされた一撃は、的確に俺の胸を抉り、続いて放たれた見えない斬撃が体を薄く切り裂いた。
死ぬ。俺はここで死ぬ。
次にあのレッサーオーガが斬撃を繰り出せば、もう一度見えない斬撃が飛んでこれば
腐臭にまみれた、あの怪物が俺に矛先を向ければ。容易く潰えた命だっただろう。
だけど、不思議とそこまでの恐怖は無かった。少なくとも、死ぬことに関しては。
むしろ、なぜ今生かされているのかがわからないのだ。これなら、生きていても死んでいるのと一緒だろう。
ただ、俺は思い出した。
毎週、決まった日に、決まったことを言いながら食事と本を持ってきてくれたリオルさん。
彼のその食事は、確かに多くはないかもしれない。
だが、スラムの子どもたちの命を、まぎれもなく繋ぐものだった。
なんの気なしに持ってきている本も、読み書きのできない子どもたちにとっては、絶好の学びの場になっていた。
──────そんな彼が、無残な姿で発見された。
となりで共に戦うレンは、少なくとも俺よりも小さい子だ。
もし俺がここで倒れたら、次はこの子が狙われる。
レンならきっとうまくかわすかもしれない。……だが、俺はそれを許すのか?
俺の背中には、ナザラとセシリーがいる。
セシリーはリオルさんの姿を見つけて、泣いていた。本当に、心の底から。
悲しいという感情が、俺にも伝わった。だけど、挫けることなく戦っている。
ナザラは、そんなセシリーに声をかけた。それは嘘の言葉だったが、誰よりも優しい嘘だった。
あいつがそんな言葉を掛けるとは、思ってもいなかった。
仲間が戦っているのに、俺は一体何をしているんだ。
恩人が死に、仲間は傷つき、それでも心は屈していない。
───腕に力を籠めろ、深く息を吸って立ち上がれ。
そのたびに体は軋むように痛みの声をあげ、節々からは血が流れる。
ただ、俺は思い出した。ずっと昔、この体に刻まれたことを。
燃えるように、力の限りに暴力を振るう。目の前のこいつらを消してしまいたい。
一番残酷な方法で。最も苦痛を与える方法で。
──────思い出したんだ。この感情が、怒りだという事を。
レン
俺は前衛だ。そのことに疑問はない。
レンもまた、頼れる前衛だ。だが、俺とは役割が違う。
彼女が矛なら、俺は盾だ。誰よりも前に出て攻撃を受け止め、敵の流入を受け止める杭だ。
あの戦いの後、普段は飄々としたレンの横顔が不安そうに陰ったように見えた。
敵の刃から仲間を守れても、仲間の心が守れないのであれば意味がない。
───もっと強く、誰かを守る力を手に入れなければ。
セシリー
普段のセシリーからは考えられないほどの取り乱しようだった。
セシリーはこの中で、リオルさんと最も親しくしていたといっても過言ではない、故に不安だ。
彼女とリオルさんの間に、どんな関係があったのかは分からないが
きっとそれは、誰かに壊されていいようなものではなかったはずだ。
もっと早く気が付けていれば、セシリーのあんな顔を観なくて済んだかもしれない。
……今となっては、何もかもが遅すぎるが。
ナザラ
飄々とした彼が、優しい嘘をついたことに俺は動揺していた。
そして、それについて謝り、呪うなら俺にしてくれてもいいと、彼は言った。
このパーティーで一番頭が切れる男。そして、しっかりと支えてくれるナザラ。
だが、セシリーやレンとは違う脆さが彼にもあるのではないかと、俺は時折不安になる。
弱音を吐かない奴ほど、折れるときはぽっきりと折れる。
今度、飲みにでも誘ってみようか。もしかしたら、彼の本音が聞けるかもしれない。
休暇中の出来事
海に行ったよ!
と言いたいところだが、あいにくそんなお金も暇もなかったのだった。
仕方ないので古びた雑誌のリゾート地特集を眺める。
海ではないが、ここよりももっと北の方にオルフィード湖国という
湖が美しい観光地があるらしい。
いつか、お金が溜まったらみんなで行きたいと思う。
100G貯金でも始めるか……?
第0話_つる草屋敷の怪物──────────────────────────────────────────
セシリーの持ってきた話に乗って、酒場のマスターから依頼を受けつる草を除草しに屋敷へ。
とてもつる草だらけで、除草には時間がかかりそうだったが、無事に依頼が達成出来てよかった。
奥の研究室らしき部屋で倒れていたアウレリアも無事に帰っていったし
万事、つつがなく初の依頼をこなせた・・・・・・と思う。
あの研究者には哀悼の意を表するが、奥の部屋から見つかった資料からするに
あまり善人というわけでもなかったようだ。「身から出た錆」というやつなのだろうか。
・・・・・・彼はルーンフォークには見えなかったが。
レン
手ひどくつる草にやられたが、体は大丈夫だったのだろうか。
あそこまで追い詰められるとは思ってもいなかった、もっと俺が前に出ていれば……。
だが、次からは彼女に危機が訪れる前に、素早く敵を倒せるはずだ。
セシリー
彼女の回復には助けられた。あれが神官の使う、神の奇跡というやつなのだろう。
彼女がいなければ、俺もレンも危なかった。神聖魔法を唱える彼女は、まさに神官であった。
・・・・・・ただ、室内でバイクに乗るのはいかがなものかと思うぞ。
ナザラ
彼の的確な支援がなければ、俺もレンも活躍はできなかっただろう。
アウレリアに寄生していたあの奇妙な植物。あのつるを見事打ち抜いた腕は素直にすごい。
そんな彼だが、宴会を断れず見事に良い潰されたらしい。──────200Gはつけておくぞ、ナザラ。
セッションその後(日常表:体調不良で寝込んだ)
ひさしぶりに動いたせいか、数日間寝込んでしまった。
またあの3人に働かざる者食うべからずと怒られ、薄いスープ生活に逆戻りだ。
身体は頑健なはずだが……それほどまでに、長い年月の間、俺は休眠していたのだろうか?
─────────────────────────────────────────────────────
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | ガメル | 名誉点 | 成長 | GM | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャラクター作成 | 3,0001,200 |
0
|
|
|
| | ||
1 | 20191110 | 魔導死骸区シリーズ第0話「つる草屋敷の怪物」 | 2,7402,705 |
30
| 精神 | 敏捷 七葉GM
| セシリー/ベーゼンナザラ/じゃっくレン/はやみ
| |
コネ:"リトル・レディ"ミレーネ(顔見知り) アウレリア(顔見知り) 箒とチリトリ亭の店主ルゼス(顔見知り) | ||||||||
2 | 20191215 | 魔導死骸区シリーズ第1話「魔動死骸区に奈落の魔域がたくさん発生する話」 | 3,4004,297 |
100
| 生命 | 精神 七葉GM
| セシリー/ベーゼンナザラ/じゃっくレン/はやみ
| |
冒険者ランク:ブロードソード級 | ||||||||
3 | 20191229 | 魔導死骸区シリーズ第2話「魔動死骸区にアビスパワーな魔動機がたくさん出現する話」 | 3,8608,836 |
40
| 器用 | 筋力 筋力 七葉GM
| セシリー/ベーゼンナザラ/じゃっくレン/はやみ
| |
4 | 20200105 | 魔導死骸区シリーズ第3話「裏切りの薔薇」 | 4,70011,695 |
60
| 筋力 | 生命 器用 七葉GM
| セシリー/ベーゼンナザラ/じゃっくレン/はやみ
| |
称号【薔薇摘み】 | ||||||||
5 | 20200119 | 魔導死骸区シリーズ最終話「紅の嵐を越えて」 | 1,4402,500 |
0
| 生命 | 七葉GM
| セシリー/ベーゼンナザラ/じゃっくレン/はやみ
| |
取得総計 | 19,140 | 230 | 11 |
◆初期作成==================================
◆武具
ヘビーメイス::-330
スプリントアーマー::-520
◆装飾品
アルケミ―キット::-200
古びた耳飾り::-5
◆消耗品(戦闘用)
アルケミストカードB(2)::-40
◆消耗品(非戦闘用)
冒険者セット::-100
◆第0話====================================
怪力の腕輪::-1000
タワーシールド::-600
救命草(2)⇒シナリオ内入手::0
ヒーリングポーション(1)⇒シナリオ内入手::0
アルケミストカードB(4)::-80
アウェイクポーション(1)::-100
魔香草(2)::-200
ナザラへの飲み代::-200
◆第1話====================================
シェルブレイカー::-1080
ヘビーメイス(半額売却)::165
アイソア―マスク::-2000
アルケミストカードB(4)::-80
スマルティエシリーズ(4)::-1000
⇒髪飾り(天然石)::-6
⇒首飾り(天然石)::-5
⇒ハーフマント(フード付き)::-40
⇒ブーツ(ロングブーツ)::-25
救命草(3)::-90
騎獣契約証::-250
ダウレス(レンタル)::-300
ナザラからの飲み代::200
◆第2話====================================
ダウレス(レンタル)::-300
救命草(4)::-120
魔香草(3)::-300
アルケミストカードB(10)::-200
アビス強化(A)::-4000
防弾加工(B) ::-1500
◆第3話====================================
ドラゴンインファクト(レンタル)::-2000
騎獣縮小の札(Ⅱ)::-500
救命草(2)::-60
魔香草(5)::-500
アルケミストカード(A)(2)::-400
アルケミストカード(S)(1)::-2000
宗匠の腕輪::-1000
マイナーカースベリオン::-4500
ブラックベルト::-3000
日常表(グッズの収集)::-300