今までに彼を「ディー」と呼んだのはとある女性だけである。

駆け抜ける冒険譚 財宝と戦いを求めて

アンジュさん、ルビアさん、ルイーズさん

出身

ブルライト地方 魔動死骸区

B53：大切な人と生き別れている

ユーシズ魔導公国の令嬢

C45：濡れ衣を着せられたことがある

穢れのせいだと罵られた

A11：大恋愛したことがある

母であり、姉であり、恋人だった

X62：自由のために

二人の自由のために

13-14：秩序（自制、組織）

否定。時にはそれを破り捨てる必要もある

25-26：希望（夢、絶望）

肯定。そうであってほしいという願い

45-46：弱者を見捨てない

閉じ込められ、押し込められていいものではない

　元は魔動死骸区の娼館・《雪花黒石(スノーフレークオブシディアン)亭》の前に捨てられていた赤子。渋々拾い上げられたそこで男衆のさらに下っ端として働き、用心棒としての心得、環境特有の余分な知識を得て育つ。

　ある日娼館を訪れたのは、この地域に似合わず妙に小綺麗な女。訳ありの客などいくらでもいるからとシディが中へ通すと、なぜか彼女から指名を受け、夜を共に過ごすことになる。
　女は宿として利用したいだけで、話を聞いてくれたら金は出すと言う。
　曰く、病弱な自分は家の外へ出たことがなく、自由が無いと。だから、一度でいいからと家出してきたのだと。いくつかの町に滞在しつつ南下してきたが、ここから今度は西に向けて旅がしたいのだと。
　自由が無いのはシディも同じだった。ここ以外で生きる方法を知らない。恩(借り受け)ばかりで、返し切る見込みも無い。このままでは一生をここで過ごすのだ。鳥籠から飛び出してきた彼女が酷く自由に思えた。
　似た葛藤を腹に抱えた男女はその夜、心だけを通わせた。

　結論を言えば彼女の願いは叶わなかった。
　明け方、彼女の父がとうとう居場所を探し当て、彼女を連れ戻して行った。
　数週間後、その父だけが戻ってきてシディを殴り倒した。娘が亡くなった、何がなんでも家に留めておくべきだったと泣き叫んだ。お前の穢れのせいだと罵った。

　穢れのせいかなんてわからない。でもあの夜、彼女がどれだけ楽しそうで、穏やかで、それでいて希望に満ちていたか、この男は知りもしないくせに。沸々と湧き上がったのは怒り。
　彼女は本当はもっと自由に生きたかったはずだ。閉じ込めたところで、永遠に叶わぬ願いを抱えて生きる苦痛を味わうだけだ。自分の傍に居てほしいばかりで彼女の願いを叶えようとも思わなかったのはお前らではないのか。
　俺だって、あの夜彼女にだけ話した。好きで穢れを得たわけではない。ここでずっと燻って一生を生きたいわけでもない。……ああ、どうせこんな大騒ぎになって、もうここにはいられまい。
　男が去ったのち、シディは飛び出した。彼女が本来たどりたかった旅路をたどり、彼女と自分の自由を証明するため。

ファイター

店先で用心棒として

デーモンルーラー

旅の途中で出会った扉の小魔に気に入られた

ツアーガイド

誰かに旅行く先々のことを語るため

プロスティチュート

余分な知識だけれど

ベガー

首が回らないどうしてものときは

スノーフレークオブシディアン(snowflake-obsidian)

黒曜石の一種。白いクリストバライトが結晶した斑点模様が特徴

:SW2_5:$[x2 経歴ガチャ！]
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・経歴**（基本Ⅰ:p54~55）

B-5-3：大切な人と生き別れている
C-4-5：濡れ衣を着せられたことがある
A-1-1：大恋愛したことがある

・冒険に出た理由**（基本Ⅰ:p55）

6-2：自由のために
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・信条**（CBB:p62/OPB:p102）

13-14：秩序（自制、組織）
25-26：希望（夢、絶望）

・矜持/執着**（CBB:p62/OPB:p102）

45-46：弱者を見捨てない
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#ソードワールド2_5経歴ガチャ
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