勢いよく鎖のつながった錨斧を投擲し、鎖の長さ分の射程に対して通常の近接攻撃の命中判定を行って、通常攻撃の代わりにダメージ-4で遠隔攻撃を行えます。
また、この宣言攻撃の命中時、ダメージを与える代わりに自身の方向へと強制的に対象を移動させることができます。
この際の移動で対象にデメリットは発生しませんが、移動させることのできる距離は最大でダメージ判定を振った数値分までであり、障害物や乱戦が進行方向にある場合は、移動距離の最大はその障害物までで、鎖を使用して越えさせることはできません。
移動させられる対象は対抗を試みることができ、2d6+魔物レベル(冒険者レベル)+筋力Bで出た数値の移動距離を軽減が可能で、筋力Bが決められていない場合は2d6+打撃点で判定を行います。
(判定を行う順番として、流派秘伝使用者の命中、対象の回避、移動距離最大値決定のダイス、実際に移動させる距離の宣言、対象の抵抗ダイスとなります。)

補助動作で任意の地点(簡易戦闘であればエリア)に鎖錨斧を投擲し、設置しておくことが可能です。
次の投錨による攻撃時、勢いよく鎖を持ちぶん回すことで威力を高め、設置されていた斧の位置から、攻撃対象までの距離に応じてダメージが増加します。
簡易判定であれば、移動したエリアの数(味方前衛に設置し、自身が敵前衛から敵後衛を攻撃する場合は敵前衛と敵後衛を通過するため2エリア判定)×6点の増加ダメージ、上級エリアであれば5mごとに2点の増加ダメージが発生します。
この際、設置した斧から自身までの間に乱戦エリアや障害物がある場合は使用できず、攻撃対象と自身の間に乱戦エリアや障害物がある場合は鷹の目の習得が必要です。

移動前に補助動作で使用することで、高所に錨を固定できる場所がある地形であればその位置に錨斧を引っ掛け、振り子やワイヤーアクションの動きで移動ができます。
この際、制限移動力が最大鎖の長さと同値まで増加しますが、リスクとして伸ばした移動力分mの落下ダメージを受けます。
また、抜錨を習得している場合、移動する前にいた地点に錨斧を設置したものとして扱います。