特殊能力

[常]本物を当ててみなよ!

戦闘開始時、PCの人数と同数(自らも含んで)になるよう、分身を作り出し紛れ込みます。以降、それらのうちランダムな1体を「本物」、それ以外の全てを「偽物」と区別して呼称します。
偽物は、本物の持つ全てのデータを同じく持ち、本物と同様の行動権を持ちますが、能力テキストの「本物」には当てはまりません。偽物は、HP・MP状況が本物と常に等しくなります。
それぞれの偽物は、本物とは別個体として扱います。

[常]物真似は得意さ!

観察眼を光らせて敵の一挙手一投足を見切り、敵の攻撃に完璧に対応します。ただし、相応の集中力を必要とします。
本物が行う全ての受動判定の達成値は、必ず
{能動側の最終的な達成値}+{PCの人数}-3
になります。ただし、この値には残存している偽物の数と同じ値のマイナス修正がかかります。その他の能力や効果によるマイナス修正も同様にかかります。あらゆるプラス修正はこの値に適用されません。また、能動側の判定が自動成功の場合、この値は代わりに0となります。

[常]友達いないの?

セッションに参加しているPCが2人以下の場合、「物真似は得意さ!」の式の-3を削除します。気絶・死亡状態による除外は考慮されません。

[常]安易な分身

偽物は、1点以上の最終的な被ダメージが発生した時(本物のダメージ反映時の減少は含まない)、または本物が死亡した時、即座に消滅します。ダメージ発生による消滅時、攻撃が命中したとは扱われますが、ダメージを与えたとは扱われません。
各エネミーラウンド終了時、本物はそのラウンドとその直前のPCラウンドに消滅した偽物の数と同数の偽物を、新たに作り出します。偽物は、本物と同じエリアに出現します。

[常]マナ・ノイズ

偽物は、魔法を行使した時、または何らかの理由でMPが減少した時(本物のMP反映時の減少は含まない)、その処理後に即座に消滅します。本物は、その偽物の減少したMPと同値のMPを消費します。

[補]シャッフル!

本物が偽者達と共に目まぐるしく動き回り、撹乱します。1ラウンドに1回、本物をランダムに決め直します。ただし、そのダイスの面は、本物と、本物と同じエリアに存在する偽物の数の合計に等しくなります。この時、各個体にかかっている効果は対象を変えず維持されます。
偽物はこれを行使できません。また、「一糸乱れぬ指揮」の行使後には行使できません。

[主]一糸乱れぬ指揮

本物が偽物を指揮し、奇襲をかけます。その決死の特攻は欺瞞の露呈を厭いません。本物は、偽物2体を対象とし、一方の手番を消費することで、もう一方をPC軍後方エリアへ配置することが出来ます。対象となった偽物はPC側へ開示されます。
また、これの行使時、任意の数のPCは目標値15の異常感知判定(スカウト・レンジャー観察パッケージ)を試みることが出来ます。誰か1人でも成功した場合、本物が開示されます。
偽物はこれを行使できません。