青髪、赤眼。右肩にカンザクラの花が咲いている。

　基本的に気まぐれ。あまり他者と関わらずに生きてきたため、人をからかうのが好き。

　セブレイ森林共和国とハールーン魔術研究王国の国境に、既に滅んだ村があった。
木造建築も朽ちたその村には一か所だけ、幻想的な小さい花畑があった。それはマナのこもった花が舞う不思議な場所。
２年前、そこに一人のメリアが誕生した。それがニルヴェール・ヌヴだ。なぜ既に滅びた村に種が植えられていたのかはわからない。
　ニルが生まれてから二か月が経過した頃、一人のドワーフがそこを訪れた。“樹神”ダリオンを信仰し、精霊と語らい、各地の詩を歌うその老人アズガンから、ニルは生きるために必要な多くの知識と、神聖魔法と森羅魔法を学んだ。
　アズガンは数か月の滞在の後村を去ったが、彼から授かった知識を元にニルは村の開拓を始めた。
　ニルの人生で最も劇的な瞬間は、彼から教わった知識で村の畑を再生し得たことだろう。
　しかしニルが生まれてから１年が経った頃、村は魔神と蛮族により襲撃を受ける。幸いにもニルに特筆すべき外傷はなかったが、それらがかような侘しい村を襲った理由は不明だ。もしかしたら、あのマナ溢れる不思議な花畑が関係しているのかもしれない。アズガンも滞在中、あそこを調べていたようだった。
　こうして、故郷を失ったニルは世界を知る旅に出た。そして旅立ちから半年の後、セブレイ森林共和国北部を歩いていると、行き倒れたシャドウを発見する。目を覚ました彼女はアリステア・プリムダールと名乗り、なぜかついてくることになってしまった。なぜだ。まあいいか。

　とりあえず、バードとレンジャーを上げる予定。
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要：