ドレイク(ブロークン)

種族：蛮族

生まれ

種族特徴

[暗視]

　暗闇でも昼間と同じように物が見えます。

[限定竜化]

　〈剣の結晶(後述)〉を「冒険者レベル」個消費して、竜の姿に変わります。額の角は伸びて竜の頭に変じ、背中の翼が大きく伸長し、肌は鱗に覆われます。[限定竜化]時には、通常移動と同じ速度で飛行できるようになります。さらに特殊能力「光のブレス」が使えるようになります。
　[限定竜化]は主動作で行います。一度使うと、1時間竜の姿から戻れません。[限定竜化]の解除は補助動作です。また、24時間が経つと自動的に解除されます。

特殊能力
　「光のブレス/冒険者レベル+生命力ボーナス/生命抵抗力/半減」
　「射程：2(30m)」「形状：射撃」で、対象1体にエネルギーの塊を吐きかけ、「威力20+冒険者レベル+生命力ボーナス」点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与えます。この能力を使ったときは、ドレイクは自身の「冒険者レベル+生命力ボーナス」を基準値として達成値を求めます。対象は、これに対して生命抵抗力判定を行い、同点以上の達成値を得れば、ダメージを半減できます。
　「光のブレス」は、主動作で使う能力であり、これを使うラウンドの移動は制限移動に限られます。また、連続した手番には使えません。
　戦闘特技《ターゲッティング》を習得している、もしくはそれに準ずる効果を受けているならば、誤射せずに乱戦エリア内へ撃ちこむことが可能です。

種族強化

　[限定竜化]が強化されます。

6レベル

　[限定竜化]中に使える「光のブレス」の射程が「2(50m)」になり、与えるダメージが「威力30+冒険者レベル+生命力ボーナス」点になります。

11レベル

　[限定竜化]中に使える「光のブレス」が「燦光のブレス」になり、対象が「1エリア(半径6m)/20」の範囲に拡大されます。さらに、与えるダメージが「威力40+冒険者レベル+生命力ボーナス」点になります。
　戦闘特技《魔法制御》があれば、範囲内の任意のキャラクターを対象から除外できます。また、《魔法収束》によって、対象を「1体」とすることも可能です。

弱点(戦闘時、弱点隠蔽判定失敗で適用)

　魔法ダメージ+2点

解説：〈剣の結晶〉

　〈剣の結晶〉は、本来〈守りの剣〉を強化する目的で作られるもので、〈剣のかけら〉からマナを抽出し、"守りの剣"に吸収させやすく加工したものです。
　ドレイク(ブロークン)のPCは、これを[限定竜化]するときの媒体として使うことができます。ただし、〈剣の結晶〉は金銭で取引されるものではありません。PCは、名誉点10点を使うことでこれを1個手に入れることができます。
　[限定竜化]するには〈剣の結晶〉が「冒険者レベル」個必要です。使用すれば消費され、貴重な〈剣の結晶〉を失ったということで、不名誉点の加算を招きます。

概要

　蛮族のエリートであり、支配者階級であるドレイク。
　彼らは卵生であり、魔剣を抱いて生まれてきます。
　しかし中には、魔剣を持たないまま生まれてくる子供がいます。こうしたドレイクは出来損ないとして、非常に差別的な環境で育つか、捨てられてしまうことになります。
　あるいは、かつては魔剣を持った一人前のドレイクだったにもかかわらず、戦いの中で魔剣を失った者も、同じように扱われます。魔剣を失うと、普通は激しいショックによって死亡します。辛うじて生き延びたとしても、そのショックは肉体や精神、経験にまで大きなダメージを与え、エリート種族としての大半の能力を失い、心身ともに白紙に近い状態に陥ってしまうのです。
　魔剣を持たないドレイクは、ドレイクブロークン(壊れたドレイク)とも呼ばれ、妖魔にさえ蔑みの対象とされます。魔剣がないためか、翼は力を失って飛行できず、ドレイクならば基本的に持っている竜形態への変身も限定的にしか行えません。
　彼らは15歳ほどで成人として扱われ、不老であり、寿命は1000年を超えると言われています。