容姿・経歴・その他メモ

孤児であった
俺は赤ん坊の頃に月神シーンの神殿の前に置き去りにされていたらしい。ナイトメアの子が恐ろしかったんだろうことは容易に想像がつく。肉親の顔なんてのはどうでも良くて、生かしてくれるなら神殿でもどこでもありがたかった。

ガキ大将だった
ナイトメアの子なんてもちろんいやがられるに決まってる。しかもその神殿にはヴァルキリーの子がいたんだ。俺なんて疎まれて当然さ。いつも近所の子供や突っかかってくる大人たちと喧嘩して追い返してた。クソガキ、なんていつも言われながらな。
だけど彼女は俺を否定しなかった。神官たちでさえぎこちなく接してくるのに、いつも穏やかな声で名前を呼んでくれていた。神殿の裏に座って時々話をした。口数の少ない子だから俺が喋ってばかりだったけど、なんだかそれが心地よくて好きだった。
だからアリアがいなくなったとき、なんとかして見つけようと躍起になって探し回ったんだ。

守りたい人がいる
彼女は優しくて強い。だけど力にはどうしたって勝てないときが訪れる。いつか必ず。
だからアイツが冒険者になるというなら、俺も冒険者になろう。アリアを守るため、それからアリアと俺が育った神殿に恩を返すためだ。そのためならいくらだって強くなってやるさ。

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