種族：ウィークリング（ガルーダ）
技能：神官（ハルーラ）、密偵、学者
好きなもの：模索中
嫌いなもの：諦めること、他人の視線を浴びること、暴力

生まれて間もなく一族から廃棄され、偶然通りかかった人族に拾われた。その人族が善良ならよかったのだが。
その物珍しさから闇オークションへ売りに出され、彼が買われた先はいわゆる違法な娼館だった。
客から金を巻き上げるためならその手段の合法・非合法を一切問わず、働く人の安全など一切なく、仕事を拾えなれば食事を抜かれ、死にかけたことも一度や二度ではない。よくわからないまま薬を飲まされ、わけのわからぬまま踊り狂う彼にいくらの金が投げ込まれたか。もはや知る術はない。
物珍しさで買われた彼でもどうしようもできないことがあった。種族の特徴として現れる羽毛と二次性微だ。少し声変わりし始めただけで「要らない」と判断され、娼館の外に放り出された。非合法の薬でトんだ頭はないとわかっていてもそれを求め続け、今まで身体だけでちやほやされてきた彼に残ってるものは何もなかった。残った身一つすら否定されてどうすればいいのか。ふとどこかで聞いた「冒険者」という職が脳裏を過った。
生きても死んでも得しかない。そう思って扉を開けた――はずだった。
気がついたら赤か青かよくわからない人に手を引かれ、密偵の基礎を叩き込まれ、ギルドの職員補佐になってた。曰く「未成年の冒険者を無くしたい」と。変な話だ。なぜ死なせてくれないのか。でもなぜだか断れない凄味があって彼は頷くしかなかった。

「えっと、初めまして。アノニム・ハーキマークォーツっていいます」
「今日はこちらのギルドの臨時職員としてお手伝いさせていただいてるんですけど、その」
「興味深い話が聞こえたので、同行してよろしいですか？」

色々あってギルドで働いている未成年のガルリンプリスカセーです。
一応冒険者として籍は置いてます。回復と戦闘外の仕事が主です。
PLは飴色。本日はよろしくお願いします