【スターリム・アネルの伝承】
((アルフレイム大陸・孤島トルクレイトス))- 入門条件
- _名誉点 30 バード3以上
魔動機文明時代末期のバードの中でも特に目立ちたがりであり、あらゆる存在を問わず歴史上最も名声と信仰と罪を手中におさめたという説もある、短命種のメリアであるアネルの死後、その生き様と技術を可能な限り纏めたものです。
彼女は神々に匹敵する歌唱の才能を持ちながら、更なる人気を獲得するため、戦場にすら防御性皆無の肌の露出を多めにした軽装を纏い、ありとあらゆるものを熱狂させる歌と踊りを行っていたといわれています。
また、彼女は戦場では最前線に立っていたにも関わらず、一度たりとも傷を負ったことがないとされています。
彼女のステップには現代の回避術にもない秘技が盛り込まれていたとされており、伝承では躱されたはずの相手すらその鮮やかでもあり可憐でもあるその技に見惚れてしまったとのことです。
そのためか蛮族ですら彼女のことを知っており、狂信的な信奉者もいる、という噂もあります。
彼女の魅力はまさに心を『奪い取る』という表現が最も適切であるとされており、厳しい修行をしてきた英傑や凄まじい力を誇る蛮族であろうとも、彼女の歌一つでそれまでの道を捨ててしまい、信奉者になってしまったといいます。
また、伝承では心を持たない『モノ』すら、彼女の歌を浴びせるうちに異常な行動をとるようになったという話もあります。
そのため、晩年近くは人望だけでなく、一声かけるだけでであらゆる財宝、人材、都市、果てには国や他者の命すらも自分のものにしてしまったといいます。
僅か数年で他大陸の人々すら魅了し、この世のありとあらゆるものを手に入れた彼女でしたが、その行いは国の指導者の求心力や、神々への信仰心を人々から奪い取るような結果になりました。
特に神々への信仰は技術が進んでいき、神のありがたさを忘れた人々への『とどめ』になったとのことです。
その最期は短命種でありながら、その短い天寿を全うする前に、天からの落雷により、灰すら残らず消し飛んでしまったといいます。
当時は雷など降らないような天候だったという記録もあり、この現象には神に祭り上げられた、完全なる不運だった、暗殺だったと様々な説がありますが、最も有力な説としては信仰を完全崩壊させてしまったことによる神々の怒りによるものです。
そのため、神になるには十分すぎる信仰を持っていたにもかかわらず、第一・第二・第三いずれの神々の一員に加わることができなかった、とされています。
そのため、一部の者のなかでは魔動機文明を真に滅ぼした者とみなす人もいます。
しかし、多くの人々は歴史上最も優れたバードとして彼女の名を上げ、その生き様を追いかけるものが後を絶ちませんでした。
信奉者たちは彼女のような存在がこの世に再び現れることを願い、その技術を可能な限り再現する道具や生き様の伝承をトルクレイトスに伝えていったといいます。
ただし、仮にアネルのようなバードになれたとしても、アネルの名を持つことは許されません。
そのためにアネルの如きバード・バトルダンサーのことを『アイドル』と呼ぶようになったとされます。
表立っては言えないことですが、この道に進むものは皆、大衆に多くの愛を振りまくことだけに注力し、個人恋愛することをあきらめていくといいます。
それは今までのアイドル候補者が恋によってその道を絶たれてきたから、という説が一番有力です。
また別の説では暴徒化する信奉者を出さないためだとか・・・
流派装備
名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
---|---|---|---|---|
エルメスエコーズ | 12 | 装飾品:頭 | 1560 | 楽器の代わりに自らの歌声でバードによる技能を使用できます |
秘伝
《捧げられる心》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《ハーモニー》
- 限定条件
- 《楽器》 呪歌演奏中 終律発動後1R
- 使用
- 適用
- リスク
- 概要
- 仲間たちの心から生み出される楽素を手に入れます
- 効果
共に戦うもの達の心から生み出される楽素を手に入れることができます。
バード技能*10mの半径内(限界は50m)(つまり呪歌の範囲と同じ)にいるフェローなどの位置が存在しない者と自身を除いた味方キャラクターの判定時の2d6によって楽素の獲得、喪失が起きます。
命中判定の場合
2d6の結果が
9以上11以下:高揚を+1 2:最も高い楽素-1 12:高揚+2or好きな楽素を+1
(回転後の出目に関しては獲得・喪失することはありません)
生命抵抗・回避判定の場合
2d6の結果が
9以上11以下:鎮静を+1 2:最も高い楽素-1 12:鎮静+2or好きな楽素を+1
魔法行使・精神抵抗判定の場合
2d6の結果が
9以上11以下:魅惑を+1 2:最も高い楽素-1 12:魅惑+2or好きな楽素を+1
最も高い楽素が複数ある場合はどれか好きな方を選ぶことができます
1キャラが発生させられる楽素は1R中1個が基本です、ただし発生時にあえて拒否をしてあとの判定で発生した楽素を回収することは可能です
6ゾロ(クリティカル)時の獲得はこの制限はありません
《熱狂せし歌唱》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 《マルチアクション》変化型
- 前提
- マルチアクション
- 限定条件
- 使用
- バード技能 戦士系技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 概要
- マルチアクションにおいて魔法の代わりに呪歌を続けて実行することができる
- 効果
後ろで歌ってることだけのものはアイドルではないことを証明する秘伝です。
戦場で歌うものはひときわ目立つ場所に自ら向かうのです
マルチアクションに置いて魔法の代わりに呪歌・終律の演奏を可能とする
《貴方に捧げる恋の歌》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- 《ハーモニー》《シェアパフォーマー》
- 限定条件
- ペットが2匹以上、《楽器》
- 使用
- バード技能
- 適用
- 1回の演奏判定(終律のみ)
- リスク
- 戦闘中ペット使用不可 1日1度のみ
- 概要
- 複数体攻撃(回復)の際に対象を一つにして超威力の終律を放つ
- 効果
アイドルの奥の手、秘中の秘、本来歌とは万民のために存在し大衆向けであるはずにもかかわらず、歌をたった一人の貴方へ送ります。
この効果は1日1度しか使えない
複数体を対象にできる終律を使用する際に対象を『1体』にすることができる
与えるダメージに減少した対象数*3の追加ダメージを与える
回復を与える場合は減少した対象数*4の追加回復を与える
使用後すべてのペットを戦闘中使用不可とする