容姿・経歴・その他メモ

＜性格＞
　物事にとらわれすぎず些細な事ではへこたれない。
　前向き思考だが、考え事が加速気味で余計な気を回す。
　嫌いなものには目を瞑るタイプ。
　好きなものには目を見張るだけで手を出せない。

＜経歴＞
　ブルライト地方グランゼールとコロロポッカの森、その丁度半ば辺りにある木こり達の小さな拠点で育ちました。
60名ほどの住人の内、約20名は防衛のための雇われ傭兵です。彼女の父親は傭兵団のリーダーでした。
彼女は生まれながらに角を持っていましたが、木こりも傭兵たちも分け隔てなく溺愛し、母が居なくとも少しも寂しい思いはしませんでした。

　彼女が12歳を数える頃、森に異変が起こります。見たこともない強大な魔物があふれ出し拠点を蹂躙しました。
父が斃れ次は彼女という瞬間、駆け付けた父の友人である旅人に助けられたのでした。

　旅人は一人になった彼女を哀れに思ったのか、彼女に生きる術を旅の道すがら教えることにしました。
その後3年ブルライト東方を巡り、やがてグランゼールからほど近い宿場町に腰を据えました。
師匠は槍術も教えてくれたが、身を守ること以外に戦う事を許してくれませんでした。

　成人し一人前と師から認められた日、独り立ちを決心した彼女は、町で職を探しはじめました。
しかし、住人たちは彼女がナイトメアである事に難色を示し受け入れてはくれませんでした。
父と同じ傭兵業へのアプローチもしたが、なんの身の保証もない彼女にはできない事でした。
そんな中、唯一歓迎すると言われたのは、時折町に滞在する冒険者達でした。

冒険者になるにはギルドへ登録が必要で、支部の無いこの町を離れる必要があります。
それは足を悪くし旅を断念せざるを得なかった師匠を置いていかなければならない事で、とても彼女には選択できませんでした。

　月日は流れ17歳の誕生日を迎えた日、師匠からいつも身に着けていた耳飾りを手渡されました。

「どうかあなたの旅路に祝福を…」

師匠には、胸に秘め積もらせていたもう一度旅をしたい気持ちと、冒険者への憧れは見透かされていたようです。

「私はあなたに自由に生きる術とそのための力を教えてきました」
「いきなさい…それが私の望みです」

彼女がそう言い切り抱きしめた温もりに、忘れかけていた父の温もりを感じました。

　翌朝が出発の刻となりました。

「いってきます！」
「いってらっしゃい」

そうしてシラサキの冒険は始まりました。

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