容姿・経歴・その他メモ

【経歴表】
告白されたことがある
神の声を聞いたことがある（と信じている）
伴侶がいる（いた）

【冒険に出た理由】
故郷にいられなくなって

人の子であったはずなのに…
生まれたクラウディアには穢れの象徴である、角と痣があった。
クラウディアは人と異なるその体が、とても嫌いだった。
穢れを受けたが故の身体能力は、クラウディアを虐めから守ったが、それと同時に畏怖の存在のように扱われるようになった。
家族も直接何か言うことはなかったが、どこか腫れ物に触れるかのような扱いだった。
家も街もクラウディアにとっての居場所ではなかったのだ…。

10歳になったクラウディアは、家を出て、冒険者となった。
アルショニア女王国は、クラウディアにとって最高の居場所であった。
それでも、クラウディアは異貌の能力はできる限り使わなかった。
クラウディアはできるだけ人でありたかった。

12歳の頃、冒険に出た先で、クラウディアは不思議な声を聞く。
「これから其方は我を崇める者と出会うであろう…。それは、きっと其方の心を解き放ってくれる、生涯のパートナーとなるであろう…」
何のことだかさっぱりだったが、その日、クラウディアは一人の男性に出会った。
彼は神官をしており、神の教えを広めているとのことだった。

さっきの声は彼のことを言っているのだろうか…。
しかし、神官とナイトメアは相容れないものなのに、生涯のパートナーなどということがあり得るのだろうか…。
クラウディアは戸惑っていた。

そんなことは何も知らない彼は、クラウディアのことを褒めちぎった。
クラウディアが嫌う自身の角さえも愛らしいと。
更には「異貌した姿を見たい」とまで言ったのだ。
勢いに押され、渋々異貌化すると、彼はその姿まで美しいと宣ったのだった。
最初はただのおべんちゃらだと思って流していたクラウディアだったが、彼は毎日のようにクラウディアの元を訪れては、クラウディアを褒め、時にはプレゼントまで寄越した。

クラウディアがアルショニアに帰るという日。
彼は「僕と付き合って欲しい」とクラウディアに告白をしてきたのだ。
返答に悩んでいると、彼は「それなら、暫く、君と行動を共にさせてくれないか？ダメと言われても勝手についていくけれど」と笑った。
そして、その言葉の通り、彼はアルショニアまでついてきたのだ。

アルショニアは女性優位な国だ。
彼にとっては居心地が悪かろうと彼に尋ねると、「アルショニアに来ることは考えていなかったから、ここで教えを広められるのはとても嬉しい。何より、君と一緒にいられるなら、どこにいても最高で最良なんだよ」と彼は答えた。
クラウディアが冒険に出ると、彼は必ずついてきて、旅先で教えを広めていた。
「君と一緒にいられて、更に教えも広められるなんて、一石二鳥だね」と彼は笑い、そんな彼にクラウディアも次第に惹かれてくのだった。

クラウディアが15歳になると、彼はピアスを差し出して、「君が成人する日をずっとずっと待っていた」と、クラウディアに結婚を申し込んできた。
どうしてピアスなのかと問うと「君は前で戦うから、邪魔にならないものがいいだろう？」と彼は笑った。
クラウディアはピアスを受け取り、晴れて二人は夫婦となった。

彼と結婚…いや、彼と出会ってからのクラウディアはとても明るくなった。
コンプレックスだった角や痣も、気にならなくなった。
あの声はきっと神の声だったのだ。
彼が崇める『賢神キルヒア』の。
そのことを知ったら、彼はきっと驚くだろう。
でも、彼が興味を持つととにかく長くなるから、今はまだ胸の内にしまっておこう。

履歴

【カラーコード】
#fffacd
【一人称】
ワタシ

【錬技】
キャッツアイ MP-3 命中+1（R3）
ガゼルフット MP-3 回避+1（R3）

セッション履歴

収支履歴