ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

スカーレット・ルビー - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

スカーレット・ルビー

基本取引価格:非売品
知名度
15
形状
少し前までサナの首飾りに嵌まっていた真っ赤なルビー
カテゴリ
アタッチメント(武器)
製作時期
現在
概要
周囲の妖精から加護を得ることができる宝石。武器の柄などに嵌め込むことができる。ルシー専用
効果
[補]妖精の刻印(フェアリールーン)

武器に炎、水・氷、風、土のいずれかの属性を付与することができます。既に武器の妖精化や【ファイア・ウェポン】などの魔法の効果で指定した属性と同じ属性が武器に付与されていた場合、与えるダメージを+2し、命中力判定に+1のボーナス修正を得ます。
また、この効果による属性の付与は他のあらゆる属性付与効果に対して優越し、またそれらに付随する属性付与以外の効果を阻害しません。

[常]朋友(フォークオブフェアリー)

1セッションにつき1回のみ、任意の行為判定の直後に+2のボーナス修正を得ることができます。この効果は【フェアリーサポート】と重複します。

[常]妖精のおまじない(トリック・オア・トリート)

装備者は以下の2つの能力を使用可能になります。これらの能力は1セッションにつきどちらか一方を1度のみ使用することができます。いずれかの能力を使用した場合、後述の○代償(レッドスカー)の効果を受けます。

[宣]妖精の口づけ(フェアリーベーゼ):超過駆動(オーバーヒート)

この能力は2ラウンド目以降、単体を対象に近接攻撃を行う際に使用可能です。装備者の宣言可能回数やその宣言特技を習得しているかどうかに関わらず、装備者が行う近接攻撃に対して宣言することが可能な宣言特技を3つまで選択し、その近接攻撃に適用します。また、その近接攻撃における命中力判定及びダメージ決定における1ゾロは単に2d6や威力決定の結果が0であったものとして扱います(自動失敗にはならず、固定値のみを参照する形になります)。さらに、装備者は一時的に該当の近接攻撃の命中力判定及びダメージ決定に対してのみ使用可能な《剣の加護:運命変転Ⅰ》を得ます。
上記の近接攻撃終了後、残りHPや戦闘特技《不屈》の習得の有無などに関わらず、装備者は10分間意識を失います。この意識不明状態に対しては【アウェイクン】など対象を覚醒させるあらゆる効果は無効となり、時間経過以外の理由で装備者が目覚めることはありません。

[宣]妖精の口づけ(フェアリーベーゼ):不壊なる盾(アンブレイカブル)

この能力の使用後1ラウンド(10秒)の間、距離や回数の制限、抵抗の種別に関わらずサナが受けるあらゆるダメージを肩代わりします。この時、サナが攻撃の対象に取られてから実際にダメージを適用されるまでの任意のタイミングに割り込む形でこの能力の使用を宣言することができます。
能力が使用されたのが抵抗力判定を行う前であれば装備者自身が抵抗力判定を行い(回避力判定を試みることはできません)、抵抗力判定を行った後であれば算出ダメージ決定後装備者の防護点などを用いて適用ダメージを決定します。
また、装備者が戦闘特技《かばうⅡ》を習得している場合、この能力は宣言回数に含めずに宣言することができます。

[常]代償(レッドスカー)

装備者は☑️妖精の口づけ(フェアリーベーゼ)使用後、自身の冒険者レベル+11を目標値とした生死判定を行います。判定に失敗しても死亡はしませんが、判定に失敗する度、装備者の体に不調が現れます。この不調は通常の(既存ルルブに記載された)手段によって取り除くことはできず、このアイテムの装備状態に関わらず継続します。
2種類目以降の不調は実際に発生したタイミングで詳細が明らかになります。また、上記の生死判定には装備者がサナとの間に取得している絆の数だけボーナス修正を得ることができます。

・装備者は紙で手を切る、針が刺さるなどの軽い痛みを感じなくなります。戦闘や日常生活への直接的な影響はありません。

由来・逸話

あるところに、ルーンフォークの女の子がいました。
ルーンフォークの女の子は、何の変哲もない、ルーンフォークの共同体の中で育ちました。
ルシーという名のルーンフォークの女の子は、共同体の絆の中で、何不自由なく成長しました。
ルシーは誰からも、愛について教えてもらえませんでした。愛することは素晴らしいことです。しかしルシーは、恋をする必要がない村で、愛とは何かを知らぬまま、優しい少女に育ちました。

ある時ルシーは一人の少女と出会いました。遺跡で一人、倒れていたところを助けてくれた……その少女との交流を通して、ルシーは新たな感情を知っていきます。
初めて知った、息が詰まるほどの感情。少女(サナ)から学んだ、愛という言葉。妖精は見えないし、普通の愛がどんなものかも知らないけれど。生まれて初めて愛を知り、愛されることを知ったルシーは、この世に様々な愛の形があるとは知らぬまま、一途に愚直に、一人の少女を愛し続けました。

そしてルシーは、リーベという名の少女と出会います。
愛する人の代わりに、愛する人の生みの親に育てられた少女。妖精でありながら人族のように愛そうとし、人から愛されたいと願っても、妖精として愛を振りまいてしまうがゆえにそれが叶わない。愛する人と似ているようで、真逆の生き方をしている少女。それでもルシーは、二人がよく似ていると、そう思いました。
ルシーは、迷宮の奥で対峙する二人の少女を見守り、支えます。愛する人と共に、意地を、力を、正面からぶつけ、そして――

リーベと出会ったルシーは、自分が思っていたよりもたくさんの愛が世界にあると知りました。依存するだけが、縛りつけるだけが愛ではありません。愛とは、唯一無二の形を持つものではないのです。
ルシーは色んな愛の存在を知りました。もちろん、今のルシーの愛もまた一つの愛の形です。彼女はこれから先も色々な愛を学び、自分たちに合った愛の形を見つけることでしょう。

彼女たちの物語(フェアリーテイル)は、これからも続きます。

製作者:ニトロ