容姿・経歴・その他メモ

訛りがある。訛りを直して話すと言葉が遅くなる。

かなり辺境にある小国の大公の長子。
ナイトメアであったが母親もなんとか存命し、次子が生まれて後継に決まるまでは家に置かれていた。
しかし中庭側にしか窓のない居室から出ることは許されず、窮屈な幽閉生活からの自由を望んでいた。

物心ついた頃より度々同じ夢を見るようになる。
見たこともない文様に覆われた非ユーグリット幾何学的な外形を持つ建造物が並ぶ場所で蠢く「何か」の影達に風穴を開けて
「あの人」と共に走るが、突然「あの人」が巨大な「何か」に掬い上げられ、為す術もないまま首をねじ切られて握りつぶされるところで終わる夢。
寝ている時だけではなく白昼夢としても見るため、成長するに従って、自分が何者であるかが曖昧になっていく感覚に襲われるようになる。

弟が10歳を迎えた年、正式に後継と定められた為家を出される事となり、その際に使えるものがあればと蒐集家であった初代の宝物庫に入ることが許されて換金できそうなものを探していた際に、一つの不思議な装飾が施された弾丸を見つけた。
強烈に惹かれるものがあり、迷わずそれを選ぶがその弾に合う銃身は見つけられなかった。

しばらくは行く当てもなく放浪を続けていたが、もう何度目かの夢の中で、自身があの弾丸と、見たこともない形の銃？を手にしていた事や、今までは影でしかなかった「何か」や「あの人」の眼を見たことで、自分がここにいるのは「何か」を斃し「あの人」を開放する為であると「理解」した。

以降は、あの銃？や「何か」の手がかりや情報を求めて旅をしている。

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