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レベル：親友

経歴

※バルバロスブック、蛮族生まれ表より

冒険者になった理由：呪いかけられて縛られてるだけにゃ！

名前

リルル。
この名前は、一族によってつけられた名前である。
ファミリーネームは里を抜けたとき、共に棄てたようだ。

《コネクション「親友」による追記》
本来の名前は、リルル・メルマル。
メルマルと呼ばれる、ディガット山脈の麓に隠されたライカンスロープの里出身。
リルルという名前には「鈴の音」という意味があり
メルマルの里の、鈴の音の子。という意味を持つ。

容姿

黒髪を短く切りそろえ、頭からは黒い毛並みの猫耳を生やしている。
肌は白く、よく歯を見せてにこりと笑うのが印象的。

身長は153㎝、体重は45㎏。
黒い毛並みのペルシャ猫のライカンスロープであり
猫耳も尻尾も、光沢のある漆黒の毛並みで覆われている。
長い間、放浪生活をしているせいかやせぎすな体であり
豊満なほうではない。本人も少し気にしているらしい。

猫耳や尻尾は、獣化によって任意に出し入れすることができる。
猫耳、尻尾を出している間はリカント族と見分けがつかないほどであり、
ひっこめると普通の人間のように見える。
本人曰く「これが一番落ち着くにゃ」とのことで、猫耳と尻尾は出していることの方が多いようだ。

《コネクション「親友」による追記》
極めて珍しい「ライカンスロープ同士」の間に生まれたライカンスロープ。
通常、ライカンスロープ同士では子どもをつくることはできず、
その秘術は魔法文明時代に失われたとされている。
しかし、アルフレイム大陸では、ごく一部の氏族にのみ
ライカンスロープ同士での子どもを設ける秘術が口伝されており
リルルはその秘術により、ライカンスロープ同士の間に生まれた子どもである。
一般的なライカンスロープと区別し、「ピュア・ライカンスロープ」とも呼ばれる。

通常、ライカンスロープは15歳前後の人間を攫い、特殊な薬品と秘術によって
ライカンスロープへと変貌させ、個体数を増やす珍しい種族である。
薬品や秘術による改造によって、元の人間としての記憶や性格は損なわれ、
完全な蛮族社会の一員として生まれ変わるのである。
これゆえに、ライカンスロープは「選ばれたものである」という選民思想が強く
里への帰属意識が高い傾向にある。

対して、ピュア・ライカンスロープは生まれながらにライカンスロープであるため
「選ばれたものである」という選民思想は低く、里への帰属意識が低い個体が多い。
また、外部への交流や他種族との異文化交流などにも積極的であり
極めて内向的なライカンスロープとは異なり、外に開けた性格をしているものが多い。

性格

天真爛漫、非常に明るく快活で、好奇心旺盛。
基本的に恐れ知らずな性格で、なんにでも手を出すために
よく痛い目を見ている。
妙なところで義理堅く、信じ込みやすい性質であるため騙されやすい。

人族に対して嫌悪感を抱いていない、蛮族にしては珍しい性格であり
基本的には人族と同じ価値観で判断するが
場合によっては極めて利己的、かつ、冷徹な判断を下すこともある。

一人称は「私」

《コネクション「親友」による追記》
もともと、閉鎖的なライカンスロープ族の中でも
さらに閉鎖的であったメルマルの里は、人族だけでなく蛮族とも交流がほとんどなかった。
それゆえに、里の外の人間たちや蛮族に対してさほど感情を抱くことが無く
どちらかといえば、里の中の人間関係を重視していたようだ。
そのような奇特な環境で育ったこともあり、人族・蛮族に対して
優劣つけない判断基準を持つ。
ただし、人は人、蛮は蛮と区切りを持つ考え方はあるようで
表面的にはその姿勢を崩すことはない。

好きな事

日記をつけること
あたたかいごはんをたべること
人族の街で買い物をすること

《コネクション「親友」による追記》
こう見えて、まめに日記をつけている。
その日あったことや、感じたことなどを細かくつけており
割と筆まめのようだ。

ただし、文字の書き取りは苦手なのか、子どものような文字をかき
とても読みにくいとのこと（カルラ談）

嫌いな事

おなかがへること
水にぬれること（お風呂）
騙されること・痛いこと

《コネクション「親友」による追記》
各地を転々とする生活であったために、満足に食事がとれず
空腹に苦しむことが非常に多かったという。
時には、人族のお店から食料品を盗み取ることもしていた。

水にぬれることを苦手としており、泳ぐのはおろか、顔を水につけるのも嫌がる。
特にお風呂が嫌いで、日々の毛づくろいで満足することも多いらしい。

表面上は人間に対して不信感を露わにすることも多い彼女だが、
内心は人間の言葉を信じたいと思う気持ちが強い。
それは、彼女が同族の中で強い疎外感を感じたのに対し、人族の考えに共感できる部分があったため。

心のどこかでは、人も蛮も、互いに手を取り合う未来を切望している。

特殊能力

◯クエストの呪い

エアル⇔リルルの間にかけられた、神聖魔法「クエスト」の呪い。
エアルはリルルに対して、「人のよき友として生きる」ように呪いをかけており
この制約に反する行動をとると、胸に激痛が走る（ゲーム的には10秒おきに「1」点の呪い属性魔法ダメージ）
この呪いは、「人族に対して敵対行動をとったとき」に発生するとは限らず
人の道から外れるような行動や、そぐわないと思われる行動全般に対して効果を発揮する。

本来であれば、容易に抵抗できるこの呪いに対してあえて抵抗せず
エアルを始めとする冒険者たちに対して、これまでにない可能性を感じているようだ。

「……その言葉、忘れないにゃよ」とは、彼女にとって最大限の信頼の言葉である。

尚、呪いの達成値は「17」であるため、抵抗が発生する際はこの値を基準とすること。
※エアルが自分自身にかけた「よき人の友として生きる、リルルを助ける」のクエストの達成値は「20」である。

◯剛力獣化

この効果は種族特性である「獣化」と差し替えられます。
通常の「獣化」の効果に加え、筋力Bが+2されます。
また、獣化形態からの人間への変貌は補助動作でも可能です。

種族特性強化が適用された場合は、通常の「獣化」の種族特性強化の効果に加えて
上記の効果が付与されます。

通り名「瞑黒」について

もともと、メルマルの里で斥候として訓練を積んでいた彼女は
極めて優秀な成績で、全ての訓練を突破していた。
まるで闇夜のような毛並みで潜入し、目を閉じている間に敵を一掃するその姿から
「瞑黒」と呼ばれ、恐れられるようになったという。

人間関係

家族

里を棄てた際に、家族や友達、氏族とのかかわりを全て断っている。
これは彼女なりの決別の意志であり、いつか分かり合うときが来るまで
家族とも、友達とも、氏族とも関係を断つという誓いでもある。

冒険者たち

特定の人間、または蛮族には特別な感情を向けているようだ。
●表に出ている感情
◯裏に抱えている感情

ブレイザ・エズマイアス

・抱いている感情
　●憤懣
　◯感服

敵として初めて遭遇した時、強烈な一撃を加えられたのを根に持っている。
いつか仕返ししてやろうと思いつつも、あの時のことを思い返しては歯噛みしているようだ。
反面、まさか捉えられるとは思っておらず、人族の戦士にしてはなかなかの腕だと感心している。
また、戦闘以外ではちょいちょいおちょくられてイラっとすることはあるものの
比較的プラスイメージを持たれているようだ。

めい

・抱いている感情
　●脅威
　◯好奇心

敵として遭遇した時、最後の一撃を加えられた相手であり、根に持っている。
自身と近い戦闘スタイルであるからこそ、かなりの脅威を感じ取っているようだ。
反面、その戦闘技術は非常に高く評価しており、将来はかなりの腕前になると見込んでいる。
また、戦闘以外ではめいとエアルの関係性にうっすらと気が付き始めており
人族同士の「そういった感情」とはどういったものなのか、好奇心満々で覗き見るつもりのようだ。

ジュリアグラフィナ・アンダルシア

・抱いている感情
　●恐怖
　◯意志

敵として遭遇した時、的確に弾丸を叩き込んできた相手であり、根に持っている。
さらに、気絶から起き上がったときに銃口を突きつけられ、「猫メイドとして働くか、死か」という
滅茶苦茶な要求をされたことに恐怖を感じているようだ。
反面、戦闘においては強力な範囲射撃で味方を全滅させた腕前を評価している。
また、戦闘以外では人族、蛮族という垣根を意識しない考え方に強い衝撃を受けたようだ。

エアル

・抱いている感情
　●恥辱
　◯執着

敵として遭遇した時、最大火力を叩き込んだにも関わらず、立ち上がってきたその頑健さに驚きを隠せなかった。
また、蛮族である自分に対して「人のよき友として」生きるように呪いを掛けただけでなく
自分自身にも「よき人の友として生きる、リルルを助ける」という呪いをかけた、驚くべき相手であると思っている。
……ただ、その際に見事に術に失敗し、とても恥ずかしい思いをしたことは今でも根に持っているようだ。
反面、今まであってきた人族の中でもひときわ異質なエアルのことを、どういった人物なのか知りたがっている。
普段は何をしていて、何が好きで、嫌いで、他のメンバーとはどういう関係なのか……と、執着心を持っているようだ。

カルラ

・抱いている感情
　●連帯感
　◯憐憫

同じ蛮族同士、冒険者と関連を持つ者同士ということもあり、奇妙な連帯感を感じている。
自分と同じような考えを持つ蛮族とはあったことがあるが、自らの意志で冒険者と共に行動するものは
始めてみるため、とても興味深くおもっている。
カルラからは不信感からくる敵対心を投げつけられているものの、圧倒的に力の差があるため
本気で相手にしようとは思っておらず、むしろ弟がいたらきっとこんな感じなのだろうとすら感じている。
時折カルラの見せる子どもらしさも合いまり、どこかお姉さん面している。

過去

《コネクション「親友」による追記》

ブルライト地方、ディガット山脈の麓にあるライカンスロープ族の隠れ里「メルマルの里」に生まれる。
通常のライカンスロープとは異なり、里に口伝される秘術によって
ライカンスロープ同士の子どもとしてこの世に生を受けた、ピュア・ライカンスロープの一人。
蛮族らしく、あまり親とはかかわりがなく、里全体で一つの家族という認識が強かったようで
親からはあまり愛情と呼ばれるものを受けてこなかった。
しかし、彼女は人族に近いメンタリティを持つゆえに、親の愛をもらえなったと感じ、
また考え方の違いで一人孤独感や疎外感を感じることが多かった。

15歳の成人の儀式を終えたのち、こっそりと逃げるようにして里を抜け、外の世界へと飛び出した。
見るものすべてが新鮮で、新しいものに触れた彼女は、そこで「人間」という種族を始めて目にする。
人と人とが複雑に関わり合い、その中で友や恋人、そして家族を作っていく過程を目にし
人族に希望を抱き、自分自身もその輪に加わりたいと思うようになる。

しかし、仲良くなった人間に自分の正体を明かすたびに傷つき、
裏切られ、それを重ねるたびに「人族の恐ろしさ」も学習する。

しばらく経った後、彼女の下に顔のない紳士───「レムナント」が現れ
彼女は、「はぐれもの」たちの集まりに参加する。
そこで「はぐれものたちの英雄」に出あい、強く感化されるとともに、彼らと共に行動するようになった。

カスロット砂漠北部に生まれ落ちた奈落の魔域で、彼女は蛮族と人族を運搬する魔導列車隊の
副車掌として、彼らの計画に加担していたところ、現在の冒険者たちと出会い、今に至る。

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