【ファイラステン古流モルド派】
- 入門条件
- 50名誉点
ファイラステン古流は、魔法文明時代にまでさかのぼる、歴史のある武術です。5つの分派があり、それぞれに特異な武器と型を継承していたとされます。
そのほとんどが衰退した中で、現在でもかろうじて伝承されているのがモルド派で、“双槍無双”の異名を取るシャドウの英雄が修め、広めています。
二つの槍を両手に握って戦うという、ヴィント派に次いで派手な戦法であるため、毎年多くの人々がモルド派の門戸を叩きますが、長柄の槍を両手で操るための稽古は厳しく、その多くが脱落してしまい、現在は限られた人数しか門下生がいない状態です。
流派の性質上、入門者は戦闘特技《両手利き》を必ず習得していなければなりません。
流派アイテム
【ファイラステン古流モルド派】は、穂先が揺らめく炎のように波打ったAランクの槍〈フューリー〉を門下生の武器として用意しています。片手でも両手でも握れますが、流派の武器として使う場合、ほとんどが片手で使う必要があります。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 〈フューリー〉 | 20 | 〈スピア〉A | 860 | 命中力判定+1 |
秘伝
《烈火双槍》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- ―
- 限定条件
- 1H〈スピア〉×2
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃×2
- リスク
- 命中-2
- 概要
- 武器の威力を向上させる
- 効果
二振りの槍で、烈火のごとく攻撃します。この秘伝を宣言しての攻撃は、《双撃》を習得していても、1体(1部位)のみにしか行えません。
命中力判定に成功した攻撃に使う右手・左手に装備した武器の威力を+「5」点高いものとして扱います。
一方、攻撃の命中力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
《猛火双槍》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- ―
- 限定条件
- 1H〈スピア〉×2
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃×2
- リスク
- 対象からの攻撃を必中で受ける
- 概要
- 武器の威力を向上させる
- 効果
二振りの槍で、猛る炎のごとく攻撃します。この秘伝を宣言しての攻撃は、《双撃》を習得していても、1体(1部位)のみにしか行えません。
命中力判定に成功した攻撃に使う右手・左手に装備した武器の威力を「+15」点高いものとして扱います。
一方、攻撃対象であるキャラクター(部位)が秘伝使用者に対して近接攻撃や射撃攻撃、それに準じる特殊能力(回避力判定で「消滅」になるもの)を使用した場合、サイコロを振らず自動命中します。この自動命中の効果はリスクとして扱います。
《業火双槍》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 主動作型
- 前提
- 《烈火双槍》
《猛火双槍》
- 限定条件
- 1H〈スピア〉×2
- 使用
- ファイター技能 or フェンサー技能
- 適用
- 1回の武器攻撃
- リスク
- 対象からの攻撃と魔法を必中で受ける
- 概要
- 主動作の放棄後、威力の決定を12として扱う
- 効果
二振りの槍で、業火のごとく攻撃します。
この秘伝が使用されたら、主動作が終了しますが、効果が1ラウンド超えて持続します。その後の主動作で行う近接攻撃が命中し、ダメージを与えて「威力表」を振るとき、その威力を装備している「武器の威力×2点」とし、1回目の威力の決定の2dを「12」として扱えます。
クリティカルが発生する場合、2回目以降の威力の決定は、通常通り2dで決定します。
1回の主動作による近接攻撃の命中力判定(命中した場合は、ダメージの決定の処理も含む)を行うか、後の主動作で他の動作を行った場合、この効果は失われます。
この秘伝を宣言した場合の攻撃は、戦闘特技《両手利き》または、《二刀流》で右手・左手に装備した両方の武器で対象を同時に攻撃したものとして扱い、1回の命中力判定で命中の成否を決定します。
また、この秘伝は左右の手に「用法:1H」のカテゴリ〈スピア〉を装備して、ファイターかフェンサー技能で命中力判定を行う場合しか宣言できません。1ラウンドに複数の主動作を行える場合、1回目の主動作で《業火双槍》を使用し、2回目の主動作で即座にその効果を適用し、近接攻撃を行えます。
一方、攻撃対象であるキャラクター(部位)が秘伝使用者に対して近接攻撃や射撃攻撃、それに準じる特殊能力(回避力判定で「消滅」になるもの)、魔法を使用した場合、サイコロを振らず自動命中、または精神抵抗力判定の自動失敗とします。この自動命中・失敗の効果はリスクとして扱います。
「装備している武器×2点」される武器の威力は、以下のように決められます。
・威力「10」の武器二つの場合
「10」+「10」で威力「20」となります。
・威力「50」の武器二つの場合
「50」+「50」で威力「100」となります。
・威力「50」と威力「60」の場合
「50」+「60」で「110」となりますが、威力表では「100」以上にはなり得ないため、威力「100」として扱います。