キャラクター

ペルラ＝キルヒアイス
ハーヴェス王国のキルヒア神殿の神官。
生まれはディガット山脈麓の森。
ひょんなことからキルヒア神殿に保護され、
神聖魔法を学びながらも神官として活動する。
しかしながらメリア短命種であるため自分の寿命が長くないことを鑑みて
自分のしたいことを為そうと冒険者になる。
それはあの時自分を保護したキルヒア神官にもう一度出会うこと。
しかし、神殿の司祭キョウカですら、かの者にもう一度会えるかはわからないと言う。

それでももう一度あの人に会うために。
何もわからない、生まれた理由もわからない自分に、
生きる意味をくれたあの人にお礼を言うために彼女は旅に出る。

そのために残された時間はあまりにも少ないのだから。

白い長髪のはんなりした姿。
現代日本の京都弁のような言葉を使う。
見た目通り静かだが、かなりいろいろなものに寛容。
しょうがない殺人や借金などにも眉を顰めるようなこともない。
むしろ興味すらないのかもしれない。
皮肉の聞いたことを言うことが多い。

名の由来は真珠（ペルラ）から。
髪の色から名付けられた。
酒豪（らしい）
歴女（らしい）


キョウカ＝キルヒアイス（人間：女性）
“導きの港”ハーヴェス王国首都に建つキルヒア神殿の司祭。
現代日本の京都弁に似た言葉を使うためペルラもそれが移ってしまった。
深紅（コキベニ）の里にも由縁があるようだ。
キルヒアイスの姓はキョウカが司祭になった時名乗ったもの。
以降孤児や神殿生まれに与えられるものになった。
本名はキョウカ＝タミヤ＝キルヒアイス
保護したペルラにも同じ姓を与える。


？？（ラミア？：女性）
とあるキルヒア神官。
一説によるとエイギア英雄譚にその名を連ねるラミアだという噂もあるが
真実は定かではない。
ペルラが生まれたところを戯れに保護し、訪れていたハーヴェスのキルヒア神殿に預ける。
ペルラに神聖魔法＜レベレイション＞を行使しプリースト技能を与えた。
ペルラと共にすごした期間は3か月程度だが信仰を伝えたことがペルラにとって大きな影響を与える。
またペルラの名付け親でもある。
その後どこかへ旅立ってしまったが、ペルラは彼女を探すために冒険者となる。


バズ＝L＝ブラウン（タビット：♂）
ハーヴェス王国のとある田舎町で出会ったタビット。
自らをあのエイギア英雄譚に登場するブラウン家の末裔だと名乗る。
ペルラが馬車での移動中に、借金取りに終われ街道の真ん中で倒れていたところで出会う。
話を聞いてみるとどうやら”あの人”のことについて知っているようだ。
「話してやってもいいが、俺の借金返すの手伝ってくれたらな」
それに首肯し、しばらくの間ペルラは彼と行動を共にすることになった。

彼が後にブラウン帝国の初代皇帝になることはまだ誰も知らない。


サナプ＝コピーキャット（グラスランナー：女性）
バズと出会った直後にその町の酒場にいたグラスランナー。
ひょんなことからバズ、兵十と彼女でパーティを組むことになりシャロウアビス事件を解決。
その後奇妙な縁が続くことになる。
守りの剣をもって失踪したバズを探していた時に彼女に再会する。
ともに過ごしていくうちに彼女は自身が空っぽであることを語り始める。
「ほんなら何かのために努力してみるといいんとちゃいますか？本気になれば見つかるものもきっとあります。」
ペルラがその言葉をかけた翌日から彼女の態度は変わり、同盟団を作ろうと言い出す。
バズ＝ブラウンの建国のための同盟団、褐色同盟団を。

それが後世に名を遺す誓いの日であった。


アーク（人間：男性）
フルシルの神官騎士。
陽気な性格でいつも周りを和ませてくれる。
一見失敗したかのように見えたが実は成功しているということが多く、
あやういときには目が離せない。
いつも朗らかな笑顔で笑いかけてくる彼には感じたことのない感情を抱いていた。
しかし、その感情に名をつける前に自分の寿命は尽きるだろう。
避けられない未来を想い、ペルラはそこで思考をやめる。
自分にはそのような幸せは手に入らないのだから。

歯が浮くようなセリフを言うが船が浮くことは知らない。


兵十（人間？：男性）
尾張の国の弓兵
もちをくれる


セルシー＝ブラウン（タビット：♂）
おそらく真のブラウン家の末裔


カメリア（ナイトメア：女性）
リルドラケン生まれのナイトメア。
その出自からか迫害を受けており自らの居場所を探すため冒険者となる。
自らの出自を気にしない褐色同盟団たちのことを快く思っており、
背中の大きな傷跡のことさえ打ち明ける。
彼らについていけば自分もなれるかもしれない、
誰からも後ろ指をさされないような、そんな英雄に。

角がえっちな女の子
撫でたい


ララ（ルーンフォーク：女性）
大きな長銃をもつルーンフォーク。
いずれデーモンを信仰することになるという予言を受けており、
その予言の回避のために冒険に出る。

ルーンフォークの例に漏れず妖精が見えないため苦労が絶えない。


ネロ(メリア：女性）
グレンダール神官のグラップラー
唐辛子のメリア
炎武帝の炎を拳にまとった連撃は一瞬で敵を蒸発させる

冒険記録

新ラクシア歴320年（ペルラ7歳）

春　魔動死骸区にて
ユーシズへ向かう馬車の途中でバズはんと会いました。
借金取りに追われてはって道端に倒れとったんや。
馬車で少しお話するとなんや”あの人”について知ってるみたいやねん。
初めて見つけた数少ない手がかりやったから、たとえ嘘でもついてくことにしたんどす。
そこからバズはんの借金返済を手伝う旅が始まりましたなぁ。

そんあと目的地を変えて魔動死骸区いきました。
そこのギルドには一人の女の子がおってなぁ。
これがうちとサナプの出会いやったわ。
そんときは酒場におった兵十はんとも一緒にタバコについての事件を調べさせていただきました。
この事件も後に繋がってくるなんてなぁ。


夏　片腕の老人
サナプとは一旦お別れして、うちらはハーヴェスの近郊都市オルビードへいきました。
そこでアークはん、カメリアはん、セルシーはんと会いましたなぁ。
盗賊団の調査と無力化の依頼を受けて、アジトまで乗り込んだんや。
その途中森のタイタンともお話しましたなぁ……。
追い詰めたところで頭領セニサはんに交渉を持ちかけられたんどす。
彼は「お前達、自由に興味はないか？」と言ってはりました。
どうやらオルビードがブラグザバス神殿に乗っ取られてしまはってるらしくて、本当に困っとるようどしたなぁ。
セニサはんの言うとった”自由”いうんは、これがまたけったいなことに「守りの剣」どした。
この守りの剣をバズはんに預けると、彼は「建国しよう」なんて言うてはりました。
面白いお人やろ？
でもこうやって名声を上げればいつか”あの人”の耳にも入るかもしれへん。
ちょっとくらい掛け金を上乗せしても良いんとちゃいますかなぁ。


秋
妖精温泉や地下鉄遺跡などを探索しながら再会したサナプに守りの剣のことを話しました。
すると彼女は唐突に「同盟団を作ろう！」と言い出しはったんや。
この頃からやったかなぁ。うちらが褐色同盟団(ブラウンユニオン)と名乗るようになったんは。


冬　出走！エンジェルフェザー賞！
旅の途中で出会ったララはんと同行することになりオウイ競ケン場へ行く事になりました。
なんや大きな賞があるみたいで一度見に行ってみたいという話どしたなぁ。
やけど、換金所へ向かったうちは何者かに誘拐されてしまったんや！
みんな懸命になって助けてくれてなぁ。えらい嬉しかったわぁ。
誘拐の黒幕はんは警備隊隊長のダリウスどした。
ブラグザバス信者達が競ケン場に警備隊として入り込んどって、八百長で収益を吸っていたみたいどす。
そこにたまたまうちらが来たもんやから、”自由”を取り返しにきたんやろなぁ。
今考えるとオルビードの北区に行くときに署名を要求されはったからそんときに足がついたんやろなぁ。

ダリウスの斧はブラグザバスの祝福を受けはった魔剣で永劫の呪いを与えられるほどのシロモノやったわ。
でもバズはんは渾身の一撃でその隙を与えず打ち倒すことに成功しはった！やっぱりすごいお人やで。

新ラクシア歴321年（ペルラ8歳）

春　血に濡れた衣
キルヒア神殿のキョウカはんから連絡が来はってハーヴェスに戻ることになった。
ラージャハ鉄道開通祭の準備を手伝ってほしいとのことやった。
みんなも開通祭もみたらええと思うて一緒に向かったんや。

うちは神殿の手伝いしとったから知らんかったけど、どうやらララはんに関係がある事件がおこっとって大変やったみたいやなぁ。

久しぶりにキョウカはんとお話できて嬉しかったわ。
今までどんな冒険してきたか、どんなにいい仲間と出会えたかそういったことをお話したなぁ。
うちにとってのお母さんやからキョウカはんにいっぱい報告できてよかったわ……。
そこで”あの人”が置いてった【通話のピアス】をもろたんや。
これがいつか”あの人”のもとへ続く道標になればええけど……。

開通祭当日。
この日のことは一生忘れへん……。
ヴァイスはんの演説の途中にバルバロスたちが攻勢を始めたんや。
大規模な魔法のせいでハーヴェスの土地は汚されてしもた。
やけどヴァイスはんの奮起の一声で冒険者が立ち上がってあっという間に殲滅しとった。
そういうところはさすが王の器やなぁと思うたわ。
でも、うちらには勝利の余韻に浸る時間もなかった。
魔動機術でキルヒア神殿の様子が映された。そこには大量の蛮族に捕らえられてしもうたキョウカはんと、怪しげな司祭の格好をした黒衣の男がうちらに挑発的な笑みを浮かべる姿が見せられとった。
罠やと思った。でも向かわないわけにはいかない。うちの足は神殿へと勝手に駆け出しとった。

神殿街も【ポリューション】のせいでボロボロやった。うちが育った街。こんなことをするなんて絶対に許せへん。
キルヒア神殿は蛮族に包囲されとったけど、奴らはあろうことかうちらを真っ直ぐ通しはる。
そこには【ホログラフィ】と同じ光景がただただ事実として存在しとった。
黒衣の男はヴェレーノと名乗った。
「開放と祝福の女神」だなんて詠いながらもその手にはブラグザバス聖印の刺青がある。
狂信者、完全にこんお人は狂っとった。
目的はバズはんの守りの剣。渡せばキョウカはんのことは”開放”するという。
キョウカはんは逃げろと言うた。でもうちらが見捨てられるわけがない！
バズはんは怒りに震えながらも剣を引き渡す。
ヴェレーノは嬉しそうにその剣を抜きキョウカはんをこちらに蹴飛ばした。
はよう！こっちに！
やけど懸命に伸ばした手はキョウカはんには届かんかった。
ヴェレーノは芝居がかった口調で「気が変わった！」などと言い持っていた短刀をキョウカはんに投げつけた。
嘘や。きっと最初からこうするつもりで、うちらが渡そうと渡すまいとこうやって苦しめる気だったに違いないわ。
短刀よりキョウカはんに瘴気が流れ込む。それは【連鎖する不浄呪】。ブラグザバスの祝福が込められた最低最悪の呪い。
呪いはキョウカはんの生きる力を奪い続ける。そしてその呪いによって彼女が死ぬとその周囲にまで呪いが連鎖するというものやった。
「このキルヒア司祭がハーヴェスに死を振りまくショーをご覧にいれましょう！！」
ヴェレーノと蛮族たちはそう言うとその場から姿を消した。

残されたのはうちらと呪いに冒されたキョウカはんだけになった。
みんなの決断は早かった。うちにもわかっとった。そうするしかないってことくらい。
でも、そんなに簡単に受け入れられるはずがないやん！！
うちの、うちのお母はんで、ずっと育ててくれはって、いろんなことを教えてくれて、司祭として皆からの尊敬も集めとって……。そんなお人がこんなところで、最悪な形で、うちらの誰かの手によって、死ななあかんなんて……。
アークはんがロングソードを両手で持ち、キョウカはんに近づいていった。
「……アークはん！な、何しはるんどす……！」
こんときのうちは受け入れられんだけやった。だからサナプがうしろから抱きしめてうちの目をふさいでくれへんかったら何しとったかわからん……。

鈍い音。

キョウカはんの体が倒れる。
さっきまで息をしとったキョウカはんが、昨日までうちのこと撫でてくれたキョウカはんが……
もうただの肉塊になっとった。
動き出すことはない。うちのお母さんはここで死んだ。

全てをアークはんに背負わせてもうた。もう彼がうちに前のように笑いかけてくれることはない。その笑顔はきっとどこかぎこちなく、後ろめたさの隠したものになるのだろう。
あぁ、それはすごく、いややなぁ……。


冬　勇者よ！死ぬがよい！
うちらはアイリスの手引きでマカジャハットへ入った。色んなことのショックで周りが見えとらんかったうちは仕事もせず、ずっとベッドの端に居た。唯一、スラムの子供達の治療をしているときだけは居場所を感じとりました。
半年くらい経ってなんだか妙な任務をみなが引き受けてきはってそれに連れ回されてもうた。通話のピアスもなくしてもうて焦っとったときに蛮族が現れよる。
「邪魔や……はようどきや……！」
あんまりなれとらん射撃魔法をアークはんたちもおるところへ打込もうとした！
けどキルヒア様は見てはるんやろなぁ。その時だけうちの手から【フォース】はでてこんかった。
その後すぐにサナプに頬を張られた。こんときやっとうちが周りを見えてなかったことを理解したわ。
こんなうちのことも受け入れてくれはるなんて……。
次は何がおうても皆を守ります！！

マカジャハクリオネフェスでは惨劇が起こってしもうた。その黒幕はやはりヴェレーノ。お祭りに何かトラウマでもあるんやろか？塔を登り詰めヴェレーノの儀式を止めるとあん人は内側から崩壊していった。見とうなかったけど、仇敵の哀れな最期から目を背けてはならないと思うた。
最期には奪われ崩れ去った守りの剣の残滓と夥しいほどの死が残っとった。
女王イェキュラはんのおかげでうちらの濡れ衣は晴れました。そしてアークはんが受け取ったカンテラの導くままにランドールへ向かうことになりました。

魔神の目覚め
バルラエはんのお達しでサンクールいう街へ向かいました。そこはデーモンメイズが幅をきかせはってルーンフォークに対しての迫害も強かったどす。そんな折、カメリアはんが一人消えてもうて、またうちは家族を失わなあかんのかって泣いてもうた。
でも執政官アレクはんが黒幕やってそん人の呼び出したデイモンを倒してサンクールとメレディスの街を救うことができました。カメリアも無事戻ってきてくれはった!この日からカメリアのことはカメリアって呼ぶようになったなぁ。

新ラクシア歴322年（ペルラ9歳）

春　新天地ランドール
うちらは鮮血海をこえてランドール地方へ到着しました。
でもカラガとデナーレの間で蛮族が占領してたもんでそれをどうにかしなきゃあかんかったみたいや。
うちは体の調子が悪くてあんまり役に立てなかったわぁ。
……そろそろその時が近づいてはりますなぁ。


ルーンフォークの集落にて
可哀想なドライアードはんを介錯して差し上げました。
……メリアとドライアードの違いって何なんやろなぁ。
バズはんは出発までずぅっと眠らはっとった。
ほんまにだらしないお人やで……。笑


異郷、コキベニ
キョウカはんの生まれ育った地で冒険をしました。
望月と朔。
どっちが好きか答えられへんかったのはちょっと悪おした……。
魔王エルルケーニヒはんの作った魔域にみんなで飛び込んで復活をどうにか止めたんどす。また蘇ってくるかもしれへんけど。
その奥で不思議な手記を見ました。それに触れると赤い怒りの面のような顔をしたピーマンのメリアの姿が頭に浮かんできた。
もしかしたらこれがネロはんの……。


冬　悪意の発露
カンテラの導きに従い盗賊王の墓へと向かいました。
よう覚えとらんけど、なんだか強い決意をしたような気がします。
アークはんの武器が抜けなくなりました……。

とある詩人の追憶
アルスゥはんの故郷へ向かいミリエはんとお会いしました。
アルスゥはんにとってのあの人やなぁ。
ファウスタスはんより不思議なチャームをいただきました。
握っていると不思議と決意が湧き出てくるみたいどす。
その伴侶と娘がミリッツァのもとへ向かうまで穏やかにお休みください……。

神代より眠る災禍
コキベニのシュウレンジョウで再び御前試合をさせていただきました。カルディアが見てるんやったらしゃんとせんとなぁ。
帰ってくるとサナプがバズはんのことを叱っとりました。サナプに言われたらきっついわぁ。（笑）
でもうちも名前を入れた旗印、それに見合うお人にいつかなってくれやす。

新ラクシア歴323年（ペルラ10歳）

夏　伽藍堂の旗印
バルラエはんに頼まれて商会の経営をしてはりました。二転三転しながらも起動に乗った思うたとき作物が全部洪水で流されてしまいました。
みんな、なんだか焦ってるようにも見えました。全部うちのせいや……。ララはんにも怒られて、カメリアやバズはんも困らせてしまいました。
しかし、評議会議長マティアーシュはリャナンシーアサシン"シュティーナ"どした。議会に忍び込んどったんや。
戦闘の最中アークはんがシュティーナの爪の一撃で斃れはった!アークはんを守ることができへんで自分の無力さを感じました。
アークはんは蘇生を受け入れてくれはってもう一度会うことができました。ちゃんとした言葉も言えずにお別れなんて寂しいからなぁ。ほんまに良かったどす……。
そして、ついにあの人の痕跡を見つけることができました。
無名の墓地。それがあの人の唯一の痕跡。バズはんはほんまにあの人のことを知っとりました。お墓の上に置いてあった純白のヴェールをバズはんより受け取って決意しました。最期まで褐色同盟団を見守ろうと。

冬　これが最後に残った願いだから
みんな商会がなくなってから冒険することもなくて、酒場に入り浸っておりました。
わかっとります。うち自身が一番……。でも最期までうちはあんたたちと冒険したい!
やからマティアーシュはんの提案は少し嬉しくもありました。蛮族が襲ってきたのは許せへんけど……。
アルゲンの街はうちらが到着したときにはすでに炎上して崩壊しておりました。馬を使い潰す勢いで走ったのに……。間に合わへんかった。でも蛮族の残党に追われとる煙突掃除のジャンはんのことは助けられて良かった。
その夜、みんなで写真を取りました。うちは怖くてその写真が見れませんどした。でもそれはやっぱり隠しようがなくて……。
バズはんに言われて飛び出していったカメリアを追いかけました。
多分、一番寿命の短いうちと一番寿命の長いカメリア。彼女を置いて死ななあかんのはうちやって堪えられへん。だからカメリアに覚えて貰えれば少しでも彼女の中で生きられる、そう言ってカメリアと二人で泣きました。
みんなのこと、頼みます。カメリア。

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彼女から受け取った道具袋にはこの手記が入っていた。
手記はこの日を最後に途切れている。
彼女はこの次の日亡くなった。
仲間との別れができる良い最期だったのだろうと思う。
柄でもないがこの一文を付け足し、この手記を保存しておこう。

褐色同盟団のペルラ=キルヒアイス
寿命にてハルシカ郊外プラナンの街道で仲間に看取られながら死す。彼女の残した痕跡はずっと残り続けることだろう。

――"伽藍堂"サナプ・コピーキャット

セッション履歴

収支履歴