魔法少女
- 知能
- 高い
- 知覚
- 五感
- 反応
- 腹具合による
- 言語
- 交易共通語、魔法文明語
- 生息地
- "退廃の図書館"
- 知名度/弱点値
- 21/
- 弱点
- なし
- 先制値
- 23
- 移動速度
- 35
- 生命抵抗力
- 18 (25)
- 精神抵抗力
- 16 (23)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
黄金郷 | 18 (25) | 2d6+18 | 17 (24) | 14 | 400 | 127 |
特殊能力
○不安定な自我の殻
このキャラクターは、弱点隠匿判定の成否に関係なく、弱点が存在するキャラクターの弱点効果をあらゆる攻撃に適応します。
○剣の欠片=13
上記のデータから、「HP+65,抵抗+3」されています。
○叡智と退廃の図書館
このキャラクターに剥ぎ取りを行うことはできません。
○速度=+2
主動作を「2回」追加します。
○魔法少女
「○病気、精神効果属性無効」を持ちます。
また、自身の手番開始時にMPを全回復します。
○ちらつく欲望
HPが50%以下になれば、次のラウンドに貪欲の王に変身します。この時、貪欲の王のHPの割合は変身前と同じです。
変身する前はHPが40%以下になりません。
○黄金の道
行動可能なラウンドから、2ラウンドごとに「きらめく幸せ」を生成し、あらゆる行動の対象にならず、自身もあらゆる行動を行えない状態になります。
「きらめく幸せ」を生成した次のラウンドに、すべてのPCを攻撃対象にする特殊な能力を使用します。
○自己陶酔
特殊能力【黄金の道】による攻撃をPCの誰か一人でも防げなかった場合、その次のラウンドにて自身の発生させたあらゆる物理ダメージを「+8」点、「クイック:12」を得ます。
○刹那の幸せ
全てのPCが特殊能力【黄金の道】による攻撃を防いだ場合、次のラウンドに「混乱」状態になります。
▶光る一撃/命中力/回避力/消滅
「射程:接触」、「対象:1体」に対して、「2d+22」点の物理ダメージを与えます。
その後、対象に「武装解除:3」と「束縛:6」を付与します。
この能力の使用後、MPを「29」点消費します。
▶勝利の恍惚/命中力/回避力/消滅
「射程:接触」、「対象:1体」に対して、「2d+20」点の物理ダメージを与えます。
この能力で対象にダメージを1点以上与えていた場合、次のラウンドにて自身の発生させたあらゆる物理ダメージを「+4」点します。
この能力の使用後、MPを「45」点消費します。
▶圧倒的な光彩/命中力/回避力/消滅
「射程:接触」、「対象:1体」に対して、「2d+32」点の物理ダメージを与えます。
対象にこの能力が命中した場合、対象の次の主動作を消費して行う行動の達成値を「-4」します。
この能力の使用後、MPを「62」点消費します。
!強力な全体攻撃を行う能力です
▶黄金の道/20(27)/生命抵抗力/半減
「射程:自身」、「対象/範囲:任意の対象(PC)全て/戦場全体」に、転移の魔法陣を利用して不意打ちを行います。
「2d+28」点の物理ダメージを与え、「混乱」させます。
ただし、攻撃の対象が「幸せの破片」を所持していた場合、対象の防護点を「40」点として扱い、また「混乱」効果を受けません。
この能力は1ラウンドに1回までしか使用できません。
解説
悲しみが叫ぶ、消えろ! 死ね! と。
しかし、欲望は永遠を望んでいた。
深く、永久に続く永遠を望んでいた!
The King of Greed(O-01-64、貪欲の王、または強欲の王)は、『魔法少女』の1人としても知られている人型幻想体です。
彼女は褐色の肌に白い長髪を持ち、黄色いドレスとネックレスやブレスレットを着用しています。 彼女は前部が透けた黄金の卵のようなものに入っており、透けた部分から彼女を観測することができます。
貪欲の王が収容室にいると、キラキラとした音を発します。
貪欲の王は、『魔法少女』の姉妹がいると仄めかせています。
また、彼女自身も『魔法少女』と名付けられているため、憎しみの女王と関連があるようです。
彼女は世界を守る『ヒーロー』の一人でしたが、自分の欲望によりその身を滅ぼしました。
貪欲の王は、第二形態である魚の姿によく似た、金色の卵のような形で封印されました。
その姿は、心の川の底に眠る欲望の象徴である空腹の魚を現したものだと言及されています。
また、彼女は自分の意志でその身を封印したようです。
人類の最初の欲望は甘いリンゴの一口から始まったの。
その罰として私たちはエデンから追放されたのよ。
そして今、私たちのいる場所は広い果樹園。
私のバスケットはとても大きいから、世界中の果物でも満たされないの。
でも花があるのに蜜を食べるのは悪いことなの?
私たちはみんな幸せになるために生まれてきたんじゃない。
幸福は妄執に、妄執は強欲に、強欲は永久に凝り、黄金色の琥珀となった。
彼女は幸せそうな笑顔を浮かべながらその中に漂っている。
最初の欲望の種は、幸福になりたいという純粋な要求から芽吹いた。
種はとても小さく、満たされていなかった。それはどんどん大きくなった。
腹を空かせた魚が、輝く宝石を呑みこんだ。宝石は欲望を満たすことなく、むしろ悪化させてしまった。
夢は普通、叶わないもの。多くの欲望が捨て去られてきた。それらは消えることがない。
私たちの心の中、その川底をさまよい、再び昇る日を待っている。
小さな餌が川の中に落ちた時、腹を空かせた魚は川底から上がってきて、それを瞬く間に咥えていく。
魔法少女でなくなった彼女は、多くのものを呑み込んだ。地位、名声、富、そしてあらゆる快楽を。
彼女が周囲を見回した時、そこには何もなかった。あったのは、原始的な貪欲だけ。
しかし、幸せになりたいという欲望もまた、蛇のようにしばしば姿を現す。
私たちはしばしば、自己を完璧にコントロールできていると錯覚している。
私たちは、自分が信じているほど自分をコントロールし得ない。
<誰かの日記> 人々は長い間ヒーローを望んでいた。
「スピリチュアルヒーリング」ってのが昔流行っていたという。
魂が傷つくってどういう感じだろう?
私たちは健康だ。しかし、これらは全て悲劇的な幻想であるかもしれない。
かつて、世界を守ろうとした人々がいた。私達は彼女たちの全てを覚えている。
そして、どのして破滅していったのかも。欲望。私は全てを壊してしまう欲望を知っている。
私たちはもう何かを信じたりはしないし、奇跡を望みもしない。
私は彼女らが何故あのように変わってしまったのかを深く悩んだりしない。
私は彼女らを責めたりはしない。
なぜなら、私は終わりなき欲望が絶望を生むことを知っているから。
私はたまに酷い喪失感に陥る。だけど、それが何処から来たのかは知らない。
……人々は長い間ヒーローに憧れていた。
世界の悲しみは深く、欲望の苦痛はそれよりも深い。悲しみが叫ぶ、「消えろ! 死ね!」と。
しかし、欲望は永遠を望んでいた。深く、永久に続く不滅を望んでいた!