◆魔神の目　魔神化影響点：1　補助動作ペナルティ
いずれかの目の虹彩の色が変わり、魔神の眼のようになる。
補助動作で「射程／形状：1(10m)／射撃」の対象1体を睨みつけ委縮させる。
対象は1ラウンド間、宣言特技の宣言と補助動作使用不可。対象が固定値のキャラクターの場合、宣言型と補助動作で使用する特殊能力使用不可。1ラウンド1回まで。

◆合計
魔神化影響点：1

ミュゲー・クロシェット

女性。長い間、冒険者として活動していた歴戦のエルフ。

20年前、クロシェットはかねてより親交のあったブランシャード家当主から、自分の食客として生活してはどうかと提案された。
老いと死期を感じており、特に身を寄せられるような血縁もなかったクロシェットはこれを受け入れることにした。
彼女はブランシャード家の領地に家を用意してもらい、時々周辺のモンスター退治を手伝ったりしながら静かに過ごしていた。

ルピナスは、物心ついたころにはこのクロシェットの家に毎日のように通っていた。
数百年分の冒険譚、モンスターや自然現象に関する知識、稀にモンスター相手に見せるいまだ衰えぬ剣技、様々な世界や人々を見て受け入れてきたがゆえの思慮深さ。
そういった彼女の持つものはルピナスを虜にし、憧れを抱かせるには十分なものだった。

目を輝かせながら、冒険者になりたい、冒険者となるすべを教えてほしい、とせがむルピナス。
これまで弟子をとることのなかったクロシェットだったが、いつしか彼女は自らの培ってきたものをルピナスに注ぎ込んでいた。
クロシェットは気づいていたのだろう。
ルピナスは、誰に止められたとしても、いつか自らの意志で旅立ってしまうのだろう……と。

ルピナスはまだまだ未熟だが、冒険者となってもなんとかやっていくことはできるかもしれない、とクロシェットが思い始めたころ。
よく晴れた風のない日に、ベッドの上でクロシェットは穏やかに467年の生涯を終えた。

ヴァイスシティのどこかにいるエドワード・ラトリッジを探し出す必要がある。
そして師匠に何を依頼しようとしていたのかを聞き出し、その依頼を果たさなくてはならない。