容姿・経歴・その他メモ

騎獣の取り扱い
騎獣契約証/スフィア
レンタル時の維持費（生活費）がPLと同じだけ

騎乗判定
ライダー+敏捷
弱点隠匿判定
ライダー+知力

１魔拡大/数
３抵抗強化
５マリオネット


本来とは異なる性別で育てられた
冒険に誘われたことがある
特定の異種族を好んでいる
罪（無実かもしれない）を背負って　ヴァグランツになった


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幼い頃“糸織神”アーデニの神殿に捨てられていた。
神官長が「この子は女であることを明かすと不幸な目に合う」と信託を貰ったので男として育てられた。
糸を紡ぎ動物を育て、熱心に神官をしていたら神の声を聴くことが出来た。

シャドウであるフランネルは、街の中では好奇の目で見られていた。
額を隠し、性別を隠し、過ごしてきた彼女に取って、穢れや魔神使いすら受け入れる冒険者という職業に憧れるのは当然とも思えた。

成人を迎える前、フランネルはギルドの門を叩いた。シャドウは珍しかったが、冒険者には快く受け入れられた。
…と思っていた。

「私はフランネル。シャドウの神官。……女だ」
「ほう、アーデニの…。歓迎するぜ」

自分を偽らなくてもよい環境が、フランネルには心地よかった。
冒険者となり、とあるパーティに誘われた。
しかしそのパーティだが、どうも様子がおかしい。
「…件の殺人事件。まさか犯人はお前たちだったのか！」
「いや、犯人はシャドウの女。お前だよ」
「騙したな！」
「これでアーデニの神殿もお終いだな」

命からがら逃げだし、神殿に戻ると神殿は焼かれていた。
「殺人鬼のいる神殿だ！」「探し出せ！」
あまりの手際の良さに、自分が計画的に騙されたと理解するのに時間はかからなかった。

呆然としていると、傷だらけになった神官長が声をかけてきた。
「我々は第三の神の神殿。それが同じ街にあることが、他の神殿には面白くなかったらしい。…しかし、こんな強硬手段に出るとは思わなんだ」
「お前はこの聖衣を持って街から出なさい。この街にいてもいずれ捕まるだけだ」


そうして街を出て、行く当てもなく放浪していた。
思えばこの聖衣は、自分を街から出す為の方便だったのかもしれない。

いくつもの街を歩き、列車に忍び乗り、随分遠くへ来たと思う。
気が付いたら砂漠にいたフランネルは、とうとう行き倒れてしまった。

「…おい！女の子が倒れてるぞ！しっかりしろ！」
「…誰？」

気が付くと、フランネルはベッドの上で寝かされていた。
そこはどうやら砂漠のオアシスの中の集落だった。

「気が付いたかい？」

男は行き倒れていた自分を助けた事、かつて自分もこのマカブに辿り着いた事、娘がいること等を教えてくれた。

自分の経緯を話した所、古老の所に案内された。
ならば、ここに住むと良い。ここは古くから逃亡者の避難場所としての一側面がある。ここに流れ着いたのも何かの縁だと。

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