白髪に褐色の肌、青い瞳を持つ人間（？）の少女。とは自称で、珍しく耳が尖り耳でない、人間と同じと言うエルフ。
発育の良い肢体を持ち、エルフの中では比較的力がある模様で、剣士としての才覚にエルフらしく妖精との会話の才を持ち。村の中では炎の妖精や光の妖精と楽しそうに会話するところをよく見られている。
得意な武器は父から譲られたスネイクソードによる変幻自在な近接戦闘とナイフを用いた投剣術だとか。
光の妖精の優しさに対して激しく派手なことが好きな炎の妖精の影響か陽気で大胆な性格をしている。

ディニスは幼少の頃より幼馴染たちと共に過ごす時間が好きであった。同世代の子供達と共にチャンバラに興じたこともあるくらいには冒険にも憧れを持っていた。
「いつだってボクは剣士だ！」と夢を胸にチャンバラから剣術に発展していったのは彼女にとって当然の帰結だったのだろう。
そんなある日、ディニスや他の皆と共に遊んでいた時、イセリアの村外れにゴブリンが現れるという事態が起こる。
当然、ディニスは意気揚々と応戦に臨んだが檜の棒で叶う相手ではなく……徒党、数の理に押されて袋叩きに遭ってしまう。
万事休すかと命の危機に陥ったが、シャルルたちを含めた村の大人たちが駆けつけたことでことなきを得た。
その時に冒険は命懸けであると学び。そして偶然か必然か。母の形見であるイヤリングを身につけていたことが幸いして妖精と話すことが可能になり、光の妖精の力を借りて自らの傷を癒して死を免れることとなる。
実は、ゴブリンを仕留めたのは大人であったがディニスの奮戦もあり彼らの3体のうち1体はディニスの殴打により致命的な傷を受けていたことも確認されていたことから剣の才覚がその時に発覚する。
なお、傷が癒えるのを待ってその後に大目玉を食らったのは逃れられない宿命だったはずである。
それから数年経ち、友が大役を担うと聞き。自らその旅に同行する意思を示し、イセリアを旅立った後を追いかけるつもりだったが、色々な拗れと現実を直視して、自分の目で世界を見据えるべく旅に同行することになる。
なお、いつまでも男まさりな部分が抜け落ちず……恋を自覚したことはない。
美形であるが故に幼馴染の何人かは彼女に気が合ったとかなかったとか言われている。
ちなみに、冒険者の両親がおり、健在だが。幼馴染の両親が行方知れずになったのを無視できないと捜索の旅に出てしまっている。