Roy

かつて深い森の最奥にあった小さなエルフの集落に生まれ、穏やかな両親や祖父母、親類たちによって不自由なく育てられる。しかし一方で、この集落では長らく禁術の研究が行われており、他のエルフ一族から疎まれ敵視されていた。その為か、まだRoyが幼かったある日、集落は他の一族からの襲撃を受け、集落も焼け落ちた上、Roy以外の全員が殺されてしまう。Royはそんな恐ろしい光景を目の当たりにして気を失い、気づいた時にはそれまでの記憶を一斉失くしていた。
目が覚めた時、隣にいたエルフの男性(Rain)に連れられ色々な町を転々とする。その中で師弟として生活に必要な知恵や、魔法を教えてもらいながら、少しずつ成長していった。ある日、今まで見た事もないような大きな街に連れて来られたが、Rainはふらりと宿を出ていき二度と戻ってこなかった。ちなみに置手紙らしきものは発見したが、詳しいことは書かれておらず、ただ別れの言葉だけが書かれていた。
どうしてRainがいなくなったのか、色々考えるうちに、幼いころの記憶が一切ないことや、故郷のことを全く知らなかったりする自分の存在に疑問が湧く。Rainであれば何か知っているはず、あとこんな別れ方は嫌だと思ったので、Rainを捜すことにした。その為に冒険者になって各地を回ろうと思い立つが、右も左も分からず……。
学ぶことや読書が好きで、暇さえあれば手当たり次第に本を読む。知識の神キルヒアを信仰している。

Rain

Royを襲撃から救出したRainは、集落を襲撃したエルフの一族のうちのひとり。Royのことも殺すつもりだったが直前になって情が湧いてしまい、エルフの里から逃げだした。(この時右目の周辺に火傷を負い、ケロイドになっている)。ちなみにこの裏切り行為で、彼自身も里から追われる身になっている。
エルフの里からは遠く、栄えた街にやってきて養子に出すつもりだったが、Royが道中ですっかり懐いてしまった為仕方なしに手元に置き、追手から逃れるために町を点々としながら、Royに生きて行く為に必要な技術や魔法を教え育てた。普通に生きていくくらいの知恵や技術を教え終わったと感じた為、ギルドのある街へRoyを連れていき、置手紙を置いて姿を消す。
ちなみに追撃者たちを悠々を捲いて、それなりに落ちついた暮らしをしている。

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