容姿・経歴・その他メモ

「壁の守護者」の魔神使いの一族に生まれた、召異魔法と操霊魔法の神域レベルの天才です。器用さに関しては一流半と言ったところですが、とにかくマナの出力に優れており、その出力はドラゴン並みです。
生まれた時から凄まじい量のマナを体に蓄えており、3歳の頃には体の中で膨らむマナを制御できなくなり、大事故を起こしました。そこから、予定を大幅に前倒しして彼女はマナの制御技術を習うことになります。
彼女は「操霊魔法の一通りの基礎」の手ほどきを受けた時点で5レベルコンジャラーであった父を圧倒する力を見せ、その後は勝手に魔法を覚えていきました。
召異魔法はしばらく先まで教える予定はありませんでしたが、15歳になった時、家の操霊魔法の資料だけでは飽きたらなくなった彼女が家の資料を使い独学しようとしたことが露見したことをきっかけに正式な手ほどきが行われました。
彼女は召異魔法をとてつもない速度で習得し、遂には前線に勝手に立つようになりました。この時期になるともはや彼女は一族でもぶっちぎりの最強の存在となっており、止められるものがいなかったのです。

しかし、魔法使いであるにもかかわらず前線に立つその戦い方は父の胃に穴を開けたので、父は「次期当主となるからには冒険者として武者修行をして来い」と行って彼女を送り出しました。

フレーバー

「お前は天才だ、トキワ。才能に恵まれたのだから、我が一族の使命をきちんと果たすのだぞ」
「はい！お父様！トキワは『身命を賭して弱き者を守り、魔神を打ち払う』ことを誓います！」

あの時から10年。まさかこんな子になるとは思わなかった……

「何故ですかお父様！？なぜ私は魔神の目の前に出て戦ってはならないのですか！？」
「それをしたくば剣をもて！」
「しかしお父様！私が剣を持つとどうなるかはご存知でしょう！」
「む、むむむむむ、しかしそうなら1歩下がった所から魔法を使っても良いのではないか？」
「それでは弱き人々の盾となれません！我が一族の使命に逆らえと申しますか！」
「そ、それとこれとはワケがちがう！戦い方を考えろと言っているのだ！」
「大丈夫です！トキワは天才ですので！」
「そうじゃない！！！」

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