聖印と神像

聖印は彼女の元の所属だった八枚の翼を模ったものとなっています。
神像はユーレリア地方の各地にあり、作者による差異は多少ありますが長髪の少女が金属の鎧と盾、槍を持った天使といった要素は共通しています。

神格と教義

魔動機文明時代にユーレリア地方で生まれた魔動天使という種族から神となった存在です。彼女は魔動天使の中でも特に強力な”八十八翼の魔動天使”と言われる11人の中の1人です。

リリアーナは魔動機文明時代後期に生まれた人物で、夜空に浮かぶ星を観察するのを日課としていました。その姿の美しさか、または彼女の人間性に惹かれたのか周囲には多くの人が集まり、いつの間にか宴となることも多かったといいます。

同期の10人は人間時代の境遇に恵まれない者が多く、それぞれが夢見た理想の世界を自らの中に持っており、魔動天使化することによってそれを現実化した世界に相手を巻き込んで戦えるようになりました。各自の理想の世界に多数の相手を押し込めるため、適当な軍隊程度の数では数の優位は取れず、数万単位の軍を使うか、英雄クラスの相手でもなければ押し負けません。
各姉妹の理想郷の構築戦術は多数の信仰が力になる対神格とも言え、現役時代は1人でひとつの国を壊滅させられると言われたほどです。
その点もあって、他の神に比べて戦闘能力に非常に優れています。神のほか、群となることで力となる相手にも特効的な強さを発揮します。

教義としては、人族としてのリリアーナの特色だった”皆にとっての希望”であれ、というスタンスです。そのため、積極的な人助けやそれに伴う戦闘は大いに推奨されます。
政治的な力が絡んだりする場合にはできるだけ特定の勢力に肩入れすることなく終わらせようとしますが、世間一般的な正義に反しないなら行動の自由も認めています。
この”皆にとっての希望”は信仰している者から見てのものであるため、人族の信仰者が多いですが、蛮族でもメンタリティが人族寄りなら信仰されています。

格言

「集いし希望が、そこに新たな道を作り出す」

「あなたが絶望に沈むなら私はそこに輝く星となる」

「私がいるから、まずは望みのままに進んでみて」

備考

現在、リリアーナを呼んだとしても今も生存している1名分が欠けているため最大限の実力は発揮できません。
もしも11人の姉妹が揃った状態ならば大神を凌駕し、古代神にも迫ると言われています。

・教義は第一の神陣営と似通っているが、実は特定の神によって神格を得たわけではない。能力の特性上マナ集積能力と信仰を力に変換する能力が格段に高く、人族としての上限を突破して神になった。このためあえて分類すれば第三の剣カルディアからの神格。

11人の名前は年長の順に「（無愛無垢）アデライテ」「"爆炎の天使"イーラ」「"二重の天使"アーシア」「"結束の天使"リリアーナ」「"偏執の天使"ドミツィアーネ」「"運命の天使"パオラ」「"残影の天使"マリッサ」「"孤独の天使"サンドラ」「"病毒の天使"ルヴェルカ」「"和平の天使"フレデリカ」「"隷属の天使"メイリー・アン」