【操霊異端神学】
- 入門条件
- 50名誉点、コンジャラー技能&プリースト技能習得
一部の神官や学者たちが操霊魔法によるアンデッドの使役と神に対する思索から始まったとされる流派です。穢れとは何か。神とは何なのか。死後の世界や死後の魂に救いはあるのか。何をもってアンデッドが生まれたとするか。穢れはどこまでを穢れとするのか。
神を疑うような考えから一般的に異端とされていますが、その実は「善なる神の思索に触れる」ことこそを重要視しており、その理念は以下のものとなります。
『神が我らを救うのなら、救われなかった者に何の罪があるのか』
『命に貴賤はないと証明するには、穢れを取り除かなければならない』
『死後に救いがあることを証明せよ。未だ天にも昇れぬ同胞の為に』
この操霊異端神学は非常に珍しいことに、蛮族にも習得者がいます。蛮族は二つ目の理念には真っ向から対立しているものの、一つ目の理念に関しては肯定的な意見を持つ者がいるからです。
特に、ダークトロールの神官が一つ目の理念に強く共感することがあります。これはダークトロールの武人的資質と「戦いでの死こそが誉」という考えが転じて「騙し討ちや戦闘以外での死(病気や事故などで死ぬこと)は、たとえその者が弱かったからだとしても報われない」という考えを持つ者がいるからです。
流派装備
秘伝
コンジャラー技能とプリースト技能を必要とし、アンデッドの使役に関する恩赦があります。
《実存主義的魂復元理論》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- プリースト技能
- 限定条件
- 使用
- コンジャラー技能
- 適用
- リスク
- 概要
- 使役しているアンデッドの知能を低いから人間並みに変更し、理性を与える。
- 効果
使役するアンデッドの穢れを永続的に「4」点として扱い「知能:低い」を「知能:人間並み」へと変更、人に危害を加えないよう理性を与えます。
魂の欠落に着目した異端神学者達は、なんとか魂の欠落を復元できないかと試行錯誤した末に、実存主義による思考「我思う故に我あり」から、術者の記憶から対象を再定義するという理論を編み出しました。生前、縁が深かった者の記憶から、虫食いとなった魂を埋めていくことにより、微かでも対象の人間性を取り戻します。この流派は術者の記憶や認識に依存し、欠落を埋めるために生前の対象とは細かな部分で違いが出ることがあります。そのため、遺骨遺品によってその差異を埋めていくことが重要とされています。
《反逆信仰》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- コンジャラー技能
- 限定条件
- 回復効果を持つ神聖魔法
- 使用
- プリースト技能
- 適用
- リスク
- 概要
- アンデッドにダメージとなる回復効果を持つ神聖魔法を通常の回復効果を持つものとして扱う。
- 効果
アンデッドにとって致命傷となりうる回復効果を持つ神聖魔法を通常の回復効果を持つ魔法として扱います。
今一度自身の信仰を疑い、神聖魔法の解釈を変えることで魔法効果を変質させます。
操霊異端神学にとって一番の問題は既存の考えに囚われることであり、神の恩恵から対局の考えを持つことができない点にあります。そのため、操霊異端神学者はまず自身の信仰を疑い反逆することから始まり、そこから神がどういう存在か、穢れがどういうものなのかを思索していきます。
異端の考えではありますが、反逆信仰も信仰の一側面であり、大多数に忌避されながらも存在を認められています。
《異端神学者》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- プリースト技能&コンジャラー技能、《実存主義的魂復元理論》、《反逆信仰》
- 限定条件
- 使用
- 適用
- リスク
- アンデッドは一体までしか召喚・使役できない。
- 概要
- 一般的に違法とされているアンデッドの使役を行えるようになり、追加でアンデッドの使役が許される。
- 効果
《実存主義的魂復元理論》を修め、《反逆信仰》として教えに背く覚悟をし、難しい試験を乗り越えてかつ厳しい制限の元、アンデッドの召喚・使役が許されます。違法とされるアンデッドの使役が可能になり、またアンデッドの使役範囲が広がります。
アンデッド追加使役表コンジャラーレベル アンデッド 召喚素材 2 ゴースト ぼろ布(200G) 4 スケルトンファイター 魔化された骨(400G) 6 アイスマン 凍った腐肉(600G) 8 スペクター ボロボロの外套(800G) 10 ナイトグール 穢れてしまった腐肉(1000G) 12 アイアンメイデン(※1) 血に汚れた髪束(1200G) 14 アンデッドジェネラル(※2) 頭蓋骨(1400G) ※1 アイアンメイデンの▶閉じ込めは、対象が1部位のものに限られます。
※2 アンデッドジェネラルの▶4回攻撃(無作為)が使用不可となります。
秘伝魔法
プリースト技能で行使することができる流派秘伝魔法です。死者を救う異端神学者達の叡智の結晶です。
- 3
- 【リターン・アンデッド】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP7
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 1日
- 抵抗
- なし
- 概要
- 召喚したアンデッドがHP0になった時使用することができます。再度アンデッドを招来することができます。
- 効果
召喚したアンデッドがHP0になった時、【アンデッド・クリエイト】の対象時間内であれば、召喚アイテムを消費せず再度アンデッドを招来することができます。
同じ死を繰り返さないでほしいと請う懺悔の結晶です。
- 5
- 【イモータリティ・アンデッド】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP15
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- なし
- 概要
- アンデッドの召喚を永続化させます。
- 効果
召喚したアンデッドの効果時間を「時間:1日」から「時間:永続」に変更します。
ずっと傍にいてほしいという祈りの結晶です。
- 7
- 【メモリー・アンデッド】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP10
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- なし
- 概要
- 召喚したアンデッドのレベルを上げ、上位のアンデッドに再招来することができます。
- 効果
現在召喚しているアンデッドを、《異端神学者》あるいは操霊魔法【クリエイト・アンデッド】にて召喚可能な状態ならば、アンデッドに素材を消費して上位化することができます。
姿形が変わっても変わらず一緒に居ることができるという覚悟の結晶です。
- 9
- 【プレイア・アンデッド】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP10
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 1日
- 抵抗
- なし
- 概要
- 召喚したアンデッドに対して【パニッシュ】【セイクリッド・〇〇】【ヴァイス・〇〇】といったアンデッドに悪影響を与える神聖魔法を無効化を付与します。
- 効果
召喚したアンデッドに対して、【パニッシュ】や【セイクリッド・〇〇】といった悪影響を与える魔法を無効化します。
死した者だって祈ってもいいという許しの結晶です。
- 11
- 【コンバート・ライフ・ステアヘブン】
- 必要名誉点
- 50
- 消費
- MP20
- 対象
- 1体
- 射程/
形状 - 接触/
―
- 時間
- 永続
- 抵抗
- なし
- 概要
- アンデッドと化した死者を徐々に生者へと変換し、生きている者として天へと見送ります。
- 効果
召喚したアンデッドに対して、時間を掛けた蘇生を試みます。以下の表を適用していきます。
経過表 効果 1日 穢れを-1します 1週間 穢れを-2します 1か月 穢れを-3(0)にします 1年 肉体を徐々に復元していきます 10年 1日だけ完全に蘇生し、天に返すことができます 穢れなく、罪なく、人として死んでほしいという願いの結晶です。
この魔法を作り上げた異端神学者たちは次の言葉を遺しています。
『死者よ、罪なく、無垢のまま、正しく死んでください』