ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

星見卓セッション1情報 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

星見卓セッション1情報

基本取引価格:
知名度
形状
カテゴリ
製作時期
概要
効果

●目次

・マカジャハットでの聞き込み
・天文台2階_書物庫
・天文台2階_モニターの部屋
・天文台1階_1階の装置&ミーティアが目覚めた時の反応
・羅針盤の針の向いた方向について
・天文台3階

●マカジャハットでの聞き込み

[常]流れ星の落ちた場所

あなたたちはキャロルの案内で、シーン・ハルーラ神殿を訪れます。
その神殿はシーンとハルーラの2柱を祀る神殿です。あなたたちは天文学者を行っているという信徒から流れ星の落下予測地点を聞くことができました。
落下予測地点は、ソレイユの集落からさらにずっと北に進んだ砂漠の中央部のようです。

[常]砂漠の中央部に関する情報

砂漠の中央には何があるのか、冒険者ギルドに戻って確認することができます。
砂漠の中央部には、魔動機文明時代の遺跡が点在しているようです。そのほとんどが砂に埋もれていますが、稀にまだ稼働能力を残している遺跡もあるようです。
また、流れ星の落下予測地点は、今はマカジャハットの管轄になっていますが、魔動機文明時代まではラージャハの領内であったようです。

[常]砂漠の歴史

砂漠の歴史研究家から話を聞けます。
かつてカスロット砂漠は緑豊かな土地が広がっていました。
しかし、魔法文明時代に1つ、あるいは複数の事件が起きて、今のような不毛の砂漠が広がるに至ったようです。

魔動機文明時代初期には、砂漠は見向きもされない土地でしたが、オアシスが点在することが知られると、徐々に住処を求めた人々が移り住んできたようです。
彼らは奈落から現れる魔神の侵攻に苦しめられましたが、銀髪のソレイユが彼らを守り戦ったという伝説が残っています。

魔動機文明時代中期には、砂漠文明も隆盛の時代に入ります。砂漠では奈落の研究が盛んにおこなわれ、奈落への対策と、そして奈落から出現する物品を有効活用する研究が進められました。
また、砂漠から見える澄んだ夜空は天体観測にはもってこいだったため、シーン信徒やハルーラ信徒をはじめとして、天文学の研究が行われていたようです。

奈落と天文学の研究所は、今となってはそのほとんどが砂に埋もれてしまっていますが、まだ稼働能力を残している施設も存在するようです。

先日も奈落の研究所を悪用した研究団体により、ひと騒ぎ起きています。
装備品を溶かす溶解液を噴出する魔物がオアシスに大量発生することになった事件で、ちょうどHO③のキャラクターの仲間(あるいは本人)が解決した事件のようです。

また、これから探索に向かう砂漠の中央には昔、強力な魔剣の迷宮がありましたが、これを魔動機文明時代のラージャハの冒険者が攻略したという逸話があります。
→ラージャハの「デザートイーグル」という冒険者パーティーのようです。その中には、ソレイユ部族の女性「ユーフォルビア」もいました。ユーフォルビアは大破局時サフランと共にマカジャハットの防衛を行いました。サフランや他のソレイユと共に獅子奮迅の働きを見せたようです。
その後、レベル15に到達して、サフランから不老長寿の秘伝を伝授され、今は世界中を旅しているようです。

[常]大破局前後の砂漠について

大破局前、砂漠の大部分はラージャハによって統治されていましたが、大破局でラージャハの国力が弱まり、ラージャハの領土が縮小されたため、現在はマカジャハットの管轄となっているようです。

[常]流れ星に関する伝承

流れ星は、アルフレイムにおいては星神ハルーラの導きの一つとして信じられています。一方、別の大陸などでは凶兆とされることもあり、竜刃星というドラゴンレイドなる災厄を運ぶこともあるようです。

●書物庫

[常]観測レポート

何らかの観測データのレポートを紙資料にしたもののようです。
例えば、「[常]月×日 晴天 ビーンストーク同調状態良好 以下、PCにはよくわからない観測数値」「[準]月□日 砂嵐のため望遠鏡使用不可 ビーンストーク同調状態不良 以下、PCにはよくわからない観測数値」のようなレポートの束です。
資料には「ビーンストーク」という単語が頻出しているようです。
また、同資料には物資のリストが添付されています。そのリストには、食糧や水、その他日用品の他、土や肥料のようなものまで記載があります。
※日付の年代から、魔動機文明時代の終わりごろの資料であることが分かります。

[常]魔剣アウルムディッパー

カノープスという名の人物の手記が見つかります。
そこには「アウルムディッパー」という魔剣について書かれていました。

■アウルムディッパーの発見経緯
私は仲間と共に、砂漠の迷宮を攻略し、アウルムディッパーと名乗る魔剣を手に入れた。
英雄だ何だともてはやされた私たちでさえ、死人が出なかったのが奇跡としか言いようのない高難易度の迷宮だった。数えきれないほど恐ろしい目にも遭ったが、あの迷宮攻略は非常に心躍る冒険であった。最後の冒険にこれ以上ふさわしいものも無いだろう。
長命種連中はまだまだ元気だが、30も半ばに差し掛かれば、人間である俺やリーダーのシリウスなどはさすがに老いが見え始めるころだ。引退にはちょうど良い頃合いだ。
昔ラージャハの士官学校で魔動機術の臨時教員をした際に得た研究所の伝手もあることだし、興味深い研究対象も手に入れた。これからは研究者としての人生も悪くはあるまい。

■少し日が開いた頃の記述
私とシリウスは結局、研究員としての道を進むことにした。
他のメンバーも、なんだかんだで冒険者を引退することに決めたらしい。私たち以外に背中を預けることはできないと、うれしくもあるが、少し申し訳なくも思う。
ドノンはラージャハに帰って実家を継ぐらしい。相当大きな家の出身と小耳にはさんだことがあるが、そのうち招待してくれるそうなので楽しみにしておこう。
ユーフォルビアも集落に戻るそうだ。今なら決闘で族長を倒せるはずだと息巻いていたが、さすがに無理だろう……。
意外だったのはカペラで、ラージャハで冒険者ギルドのマスターになるそうだ。てっきりシリウスについてくると思ったのだが。あの二人もいい加減くっつけばいいものを。シリウスの鈍感にも困ったものだが、カペラはもっと重症だ。あのツンデレにエルフ特有の悠長さが合わさってしまってはもう手に負えない。本当に200歳近いのかと疑いたくもなるし、そんなだから200年も結婚できないのだろうとも思う。

■アウルムディッパーの能力
アウルムディッパーの能力は、2つある。
1つ目は、端的に言い表すのであれば超高性能なマナチャージクリスタルだ。アウルムディッパーはいわゆる第二種永久機関であり、超広範囲からマナを吸い上げて、それを無尽蔵に貯蔵する。滾々と湧き出るマナの泉……この魔剣があれば一国のマナ需要すら容易く満たせるかもしれない。

2つ目は、魔法を記憶する能力。この魔剣は6つまで魔法を記憶することができるようで、溜めたマナを使って記憶した魔法を使うことができる。一度記憶してしまえば、どんなに高度な魔法も、術者の技量を一切気にすることなく使用できてしまう。この点では、アウルムディッパーは魔動機術の上位互換である。

はっきり言ってこの魔剣は危険すぎる代物だ。能力は単純であるが、その規模があまりにも馬鹿げているからだ。
幸いなことは、この剣が非常に扱い辛いため、悪用されようがないことか。
この剣の能力は非常に扱いが難しい。この地上においては、剣があまりに莫大なマナを吸引するために、この剣を使おうとしてもそのマナを扱いきれず暴発するだけがオチだろう。
私たちの中で最も魔術の制御に秀でたカペラですら、さじを投げたほどである。

■砂漠の空間の歪みについての記載
…………書くべきか迷ったが、ここに記載する。
この砂漠には、非常に大きな空間の歪みが生じている。それは、砂漠に奈落が頻発することからも明らかであろう。
最近私が行った研究によると、私たちがアウルムディッパーを発見した迷宮は、砂漠の空間の歪みの中心部に位置していたようだ。
そしてアウルムディッパーには、私たちが回収した時から1つだけ魔法が登録されていた。「空間を抉り、異空間へと放逐する」などという凶悪な魔法だ。
カスロットの地は、かつては緑豊かな場所だったが、魔法文明時代に起きた事故で、今のような、「何もない」死の砂漠になったという。
…………アウルムディッパーの潜在能力ならば、十分可能な話だ。
アウルムディッパーはこの件について何も語ってはくれない。

■最後の記述
シリウスが進めている楽園計画がようやく軌道に乗り始めたようだ。
私が解析していたアウルムディッパーの研究成果も、おそらく活用されることになる。
それに、マナ濃度の薄いかの場所ならば、アウルムディッパーはその能力をいかんなく発揮することもできるはずだ。
今後は忙しくなりそうだ。手記を書く時間も取れなくなるだろう。

●モニター室

[常]ボイスメッセージ

『俺はもうそちらには戻ることはできないだろう』
『君を残していく身勝手をどうか許してほしい。けれど、俺たちは行かなければいけないんだ』
『俺たちを待つ人々のために』
『大切な人を守るために』
『なぜなら、俺たちは冒険者だから』

あなたたちはこのメッセージを聞いている最中、ミーティアが難しい顔をしていることに気付くでしょう。
「わたし、この声、どこかで聞いたことがあるような気がする」

●1階の装置&ミーティアが目覚めた時の反応

[常]装置を確認する

あなたたちは、装置に近づきます。装置に扉がついており、扉には小さなのぞき窓があるので、装置の中の様子を確認することができます。
装置の中は、小さな部屋くらいの空間があり、数人は入れそうです。
扉を開ければ、その瞬間、青い光は消えてしまいます。また、あなたたちは扉が開いた際、この装置にかかっていた何らかの魔法が解けた気配を感じるかもしれません。

[常]外装

装置は表面の塗装が砂で削れているため分かりにくいですが、表面に魔動機文明語で「ビーンストーク」……つまりは「豆の木」と記載されています。おそらくこの装置の名前でしょう。

[常]ミーティアの反応

「わたしは……ミーティア」
彼女は自分の肩のあたりの空を触ろうとしますが、その手は当然、空を切ります。
「空……私は、空の上にいた」
「あそこに戻らなきゃいけない」
「誰か、大切な人を残してきた気がする」
「なにか、大切な使命がある気がする」
ミーティアの言葉は魔動機文明時代の言葉に近い言い回しも多いですが、交易共通語として聞き取ることができるでしょう。

[常]マナの意思

装置の扉を開けて少しした時の出来事。
さて、ここでPCの皆さんには冒険者知力_目標値20を振ってもらいます。
成功した人は、唐突に、大きなマナが施設に走ったことを感じるでしょう。
そして同時に、マナに宿る意思のようなものを感じ取るかもしれません。
――――ミツケタ。

●羅針盤の針の向いた方向について

羅針盤は最初、天文台1階の装置に向いていました。
しかし、天文台にマナが降り注いだ後は、針がぐるぐると回り始めました。
施設全体が流れ星のマナを帯びているようです。

●天文台3階

[常]望遠鏡について

2階の魔動機に観測データを送っていて、2階の魔動機側から制御を受け、何らかの魔法を行使しようとしているようです。
その魔法は空間魔法のようで、魔法名は「ビーンストーク」のようです。
なお、1階の装置とは繋がっていないようです。

製作者:マタタビ