“大道化”ダエルワム
(不明/小神:なし(特定の地域ではない))聖印と神像
聖印:
逆さ十字に笑顔が貼り付けられている。ダエルワムの聖印は必ず札の形で存在する。ダエルワムについて知識判定を行う場合、自動成功でなければ成功せず、加えて精神抵抗判定(目標値0)で失敗しなければいけない。またこの知識判定に成功したものしかダエルワムを信仰することはできず、一度でも失敗したものは以後聖印に触れることができなくなる(消滅する)。
神像:
信徒が特定の地域に留まることはないため、神像が設置されている場所はない。しかし全ての信徒が小神像を常に携帯し、それを介して信仰を届けている。
神格と教義
いつから存在したのか、どうやって神格を得たのか、全てが謎に包まれている神。その性質は快楽至上主義者であり、人族、魔物、神でさえも惑わし、困らせ、不快にさせ、絶望させるために行動する。古い文献によると、神期文明の時点ですでに存在していたようだが(わずかに名前が登場する)歴史の転換点においては不自然なほどに活動の痕跡がない。また、かの時代から存在していたにも関わらず小神であるというのも不自然ではある(教義の問題な気はする)。すべての神と敵対するその性質上、全ての陣営の神々から忌避されており、そのためダエルワムを信仰しているということが暴露すれば、そうでない全てのものたちから攻撃されるであろう(一応名前はさほど知られてないので一般人なら気づかない)。
「最悪にふざけた世界を」を教義としており、すべての信徒たちは最大多数の最大不幸を実現するため世界各地で暗躍している。各々が各々の信念を持っているため、信徒同士であっても諍いは絶えない。しかしながら教義にたいしてのみは絶対的な忠誠を持っており、そのためならばだれであれ利用する。普段はダエルワムの信徒であることを隠しているが、いざ信徒として活動するときには道化の仮面と衣装を身にまとう。他人の不幸こそを自らの幸福とする狂人どもの集まりである。
格言
「隠すなよ。大好きなんだろう?裏切りが。」
「変わらないさ。人も神も騙されりゃ阿呆だ。」
「ふざけた世界だ!好きなだけふざけろ!」
備考
基本的にはある程度知識のあるキャラにダエルワムの信徒だとばれた時点で、少なくともその地域では指名手配されるようなものだと思いましょう。テロリストの集まりみたいなものなので。
神聖魔法が特殊な仕様になります:
基本神聖魔法は一切使用できません。引き換えにすべての神格(オリジナルは個別で検討しよう)の特殊神聖魔法を行使することができます。ただし必要な技能レベルは守らなければなりません。
→ダエルワムはある特殊な理由で他神の力を疑似的に再現できます。また小神でありながら大神に匹敵する力を有するなどいろいろと例外的な神格です。
なのでPCが信仰したい場合は必ずGMに確認を取りましょう(多分通らないと思います)。
その他特殊な設定:
ダエルワムの信徒は彼ら自身が神像や神殿と同じ意味を持ちます。そして彼ら自身が信仰を失わない限り、その場は信仰地域として扱われます。つまり、信仰地域外による消費MPの増大は発生しません。
ダエルワムの信徒には義務や特定の敵対者は存在しませんが、教義を実行せずに(その意思を見せずに)長期間が経過すると聖印が消滅し、以後ダエルワムの聖印に触れることが出来なくなります(同様に消滅します)。
特殊神聖魔法
- 2
- △【ぐるぐるのふわふわ】
- 消費
- MP10
- 対象
- 全エリア(半径30m)/
空間
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 属性
- -
- 概要
- 近接と遠隔を入れ替える
- 効果
効果範囲内で近接攻撃を行った場合、その攻撃は投擲となり、射程:1エリア(10m)の遠隔攻撃になる。この時、攻撃に使用したのが生来武器ならダメージが半減する代わりに武器を失わない。
遠隔攻撃を行う場合、投擲・射撃攻撃、または形状:射撃、貫通であるならその攻撃は即座に地に落ち、射程:接触として扱う。形状:起点指定、突破であるなら射程:術者として扱い、このとき自身を含め全てのキャラを対象から除外できない。反対に、もともと射程:接触の魔法であればその射程を1エリア(10m)として扱う。
- 4
- △【さかさまのくに】
- 消費
- MP10
- 対象
- 全エリア(半径30m)/
空間
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 属性
- -
- 概要
- 地上と空中、水中を入れ替える
- 効果
地上の効果範囲内で飛行、あるいはそれに類する能力を所有するキャラは強制的に地上にいるものとされ、飛行することは決してできない。反対にそれらを持たないキャラは強制的に空中に浮かばされ、回避と命中に+1のボーナスを得る。
水中の効果範囲内で水中適正、およびそれに類する能力を持つキャラクターはそれらの能力をないものとして扱い、水中による不利益を全て受けなければならない。反対にそれらを持たないキャラは水中による不利益は一切受けない。
- 7
- △【うつりぎないたずら】
- 消費
- MP15
- 対象
- 全エリア(半径30m)/
空間
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 属性
- -
- 概要
- ステータスの各所がさかさまになる
- 効果
効果範囲内のキャラのHP最大値とMP最大値は逆になる。この時現在値が最大値を超過した場合、現在値を最大値まで下降させる。また、判定を行うときに、能力値によるボーナスを同値のペナルティとして扱う。加えて、制限移動でなければ行えない動作は、通常移動でなければ行えないものして扱い(このとき移動可能な最大距離を移動しなければならない)、通常移動でも行える動作は制限移動でしか行えなくなります。
- 10
- △【ふかかいなるてん】
- 消費
- MP20
- 対象
- 全エリア(半径30m)/
空間
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- なし
- 属性
- -
- 概要
- 行動の対象を選べなくなる
- 効果
効果範囲内に効果を及ぼす攻撃、魔法、及び効果範囲内から効果範囲外へ効果を及ぼす攻撃、魔法はその対象を選べない。対象1体の場合、ランダムで対象を決定する。対象Xエリア/Yor全の場合は起点となる地点を効果範囲内からランダムに選択する。
- 13
- △【かいえんのじかん】
- 消費
- MP30
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- さまざま
- 抵抗
- なし
- 属性
- -
- 概要
- ダエルワムを一時的に宿す
- 効果
術者にダエルワムを降ろし、その力を行使する。このときの姿、および行使できる力は個々で異なっており、NPCの場合はそれぞれ決められている。もしもPCがこの魔法を行使するなら、魔物データ:ダエルワム(まだ書いてない)を参照し、1ラウンド毎に30MPを消費し続けて、0になった時点で解除され、HP0となり気絶状態になる(自分の意思で解除はできない)。