【イーヴィルロード】消費:特殊(使用者の冒険者Lv*2)
系統:召異魔法 対象:接触点
射程/形状:接触/- 時間:一瞬
抵抗:必中 属性:-
概要:極めて強力な魔神を召喚する。
効果:
　既に召喚した魔神を"異界の門"に戻し、新たな魔神を即座に召喚します。
　この魔法は、術者が自ら開いた"異界の門"と同じ位置にいなければ、行使できません。
　この魔法の効果で魔神を送還する際は、「時間:一瞬」として送還の処理を行い、それに成功しなければなりません。
　これに送還供物の消費等は有効です。 成功しても召喚MPの返還はなく、失敗すればダメージを受けた上で魔法は不発します。

　この魔法を行使したならば、必ず新たな魔神を召喚しなければなりません。 「大魔獣表」を参照し、条件に合致する一体を選択してください。
　この時、召喚する魔神の召喚供物は不要ですが、召喚MPとして「魔神の現出レベル*2」と等しいMPを喪失しなければなりません。(無論、この魔法の行使に必要なMPを支払った上でです)
支払えない場合、不足分のHPを喪失します。

　こうして召喚された魔神は、手番を一度行えば自動的に送還されます。 判定の必要はありませんが、MPの返還もありません。
　また、この魔法は連続した手番に使用できず、魔神を召喚した手番に使用することもできません。

　この魔物が近接攻撃を命中させたとき、この魔物の手番終わりに自動的に発動します。
　攻撃を受けた対象は、現在のHPに関わらず生死判定を行わなければなりません。
　成功した場合は何も起こる事はありませんが、失敗した場合はHPが0となり、即座に死亡します。
　また、この生死判定には「-x*n」のペナルティ修正を受けます。 加え、自動失敗と自動成功を適用しません。
　(2,12が出たものとして処理します)

　生死判定は例外的に、エラッタ前の判定を行ってください。
　(目標値は0。 現在HPをそのまま修正にします。 現在HPが負数でなければ、ボーナス修正にもなります。)

※生死判定は部位毎に行われます。 これにより、部位欠損の処理を引き起こし得ます。

▽「大魔獣/2」

「噛み砕く」
　対象となったものに1回ずつ「連続攻撃Ⅰ」を行います。

「激しく噛み砕く」
　現出レベルが21でなければ使用できません。
　対象となったものに1回ずつ「連続攻撃Ⅱ」を行います。

解説

異界の極地に生息する、四足に一対の手を持った竜のような魔神(大魔獣)です。
非常に獰猛な性質を持ち、動くもの全てを獲物と見做して喰らい付きます。
そのようなものである為に、首から上だけを現出させるのが基本ですが、それだけでも10mを超す程の巨体を示します。
全身の召喚を行えば、100mにも届くでしょう。

▽「大魔獣/2」

「死の牙」
　対象に防護点を半分(切り上げ)として扱う近接攻撃を1回行います。
　そのダメージには、対象の回避達成値と自身の命中力判定達成値の差分(上限:x)と同じだけの物理ダメージを追加します。

「一掃」
　現出レベルが19以上でなければ使用できません。
　乱戦内の任意の対象全てに防護点を半分(切り上げ)として扱う近接攻撃を1回ずつ行います。

「引き千切る」
　現出レベルが19以上でなければ使用できません。
　対象となったものに近接攻撃を1回ずつ行います。
　また、この近接攻撃はコア部位を持つキャラクターに対し、コア部位に与えるダメージを「+x」します。

解説

ゴモラに匹敵する程の、巨大な獅子型の魔神(大魔獣)です。 両手足にも顔と牙を持ち、鋭い牙は敵が絶命するまで決して離しません。
元は異界に迷い込んでしまった愛玩犬であったとされますが、たぐいまれなる生存本能から異界に順応し、
その狩りの本能は殺戮の達人とされるまでに研ぎ澄まされています。

▽「大魔獣/2」

「痛恨撃&二回攻撃」
　対象に近接攻撃を二回行います。 その打撃点決定のダメージが「9」以上だったならば、与えるダメージを+xします。

「痛恨撃&三回攻撃」
　現出レベルが19以上でなければ使用できません。
　対象に近接攻撃を二回行います。 その打撃点決定のダメージが「9」以上だったならば、与えるダメージを+xします。

「禁則の大魔法/精神抵抗力/半減」
　固有の魔法を行使します。 「射程/形状:30m/起点指定」「対象:半径4m/10体」で、任意の対象を除外可能です。
　行使の際、「炎」「水・氷」「風」「土」「雷」「衝撃」「断空」「純エネルギー」「毒」「病気」「呪い」「精神効果」から任意の属性を一つ選択し、
　対象にその属性の魔法ダメージを与えます。 加え、この魔法は「対象の最大HP/7」の追加ダメージを与えます。

解説

　空を覆い尽くさんばかりに巨大な漆黒の怪鳥。好奇心旺盛で、世界中のあらゆる知識や秘術を身につけているとも言われています。
　その性格は残忍そのもので、出会ったものはすぐさまその鋭い嘴と爪でズタズタに引き裂かれるともされます。

▽「大魔獣/2」

「乱打」
　6体までの対象を選び、対象其々に合計6回までの近接攻撃を振り分けます。
　この時、1体あたりの攻撃回数が3回を超えてはいけません。
　また、この近接攻撃は1回毎に対象を選ぶことができます。

「大乱打」
　この行動は現出レベルが26以上でなければ使用できません。
　12体までの対象を選び、対象其々に合計12回までの近接攻撃を振り分けます。
　この時、1体あたりの攻撃回数が4回を超えてはいけません。
　また、この近接攻撃は1回毎に対象を選ぶことができます。

解説

　六本の強靭な腕を持つ巨人です。 その腕は山をも砕き、足を踏み鳴らせば三日に渡る大地震を引き起こすとも言われています。
　知能が低く狂暴である為、召喚に伴う危険性から腕だけの召喚を好まれますが……その腕一本を取っても、
　大きさはラクシアで語る"巨人"の丈を凌駕します。

▽「大魔獣/3」

「丸呑み」
　近接攻撃と同様に扱いますが、「攻撃障害」や、攻撃対象となっているキャラクターの「庇う」「身代わり」等は、
　すべて無視されます。
　また、手番終わりの「▽大魔獣/n」による生死判定に更に「-x*2」のペナルティ修正を与え、対象は任意の部位一つで生死判定を一括で行います。

解説

　異界の王族の一人であり、ラクシアへ召喚されると巨大なヒキガエルの姿で現れます。
　ぶよぶよとした身体は余りに重い為、激しい戦闘には向きませんが、
　無限に伸びる舌を持つ為、離れた所に居る獲物を素早く丸呑みにしてしまいます。

▽「大魔獣/2」

「締め付け/生命抵抗力/半減」
　対象に素早く巻き付き、締め潰します。 対象に「20+x*2」点の確定ダメージを与えます。
　また、この行動は「▽大魔獣」の発動条件を満たします。

解説

　異界の煮えたぎる血が流れる大河に生息する、巨大な百足の化物です。 その体長は、長いもので10kmを超えます。
　然し、彼らはその巨体に関わらず驚くほどに俊敏で、瞬く間に獲物に巻き付き、絞め殺してしまいます。

▽「大魔獣/3」

「乱れ切り」
　「対象:半径6m/20」として、任意の対象全てに近接攻撃を二回ずつ行います。
　この攻撃に於いて、対象の防護点を半分として扱います。

解説

　亡国の王の名を冠する、巨大な人喰い馬です。
　魂を狩る巨大な刃が額から生えており、彼の駆け抜けた後には無惨な死体しか残らないとされます。
　馬として扱われる事を嫌い、彼と戦って認められたものだけが、その背に乗る資格を得るでしょう。