この世界は、いつまでも未知と冒険に満ちている。
生まれ、出会い、生きる。その道行は数多の宝と。
見上げた空に浮かぶ、星々の形のように、仲間、経験、その全てが己と成す。
それは欠けた一つを見つけ出す物語。
彼女無くして、彼は無く。...少なくとも、俺はそう思う。
そう...思う。
......
少し、過去を思い出してみよう。
生まれた場所は自然に囲まれた村だった。
そこで、いじめられていた。確か鱗が、色がと言ってたような気がする。
それで、嫌になって、逃げ出して...その後、泣いているところを学者に拾われた。
そのまま幼少期を学者の家族と...
学者と、その両親と...
......
ここで、何かノイズがかかる。
親？姉妹？それにしては、俺たちのような姿ではない。
それでも、すごく大切な、誰か。
顔ははっきりとわかる。とても優しかったのも、わかる。
そして、彼女を助けたい。それだけは、わかる。
大切なはず...はず。
...会えば、きっと思い出せるだろう。
未来ほど、不確定なものはない。
だけど、ここまで不安になっているのは...
...いや、今考えることじゃない。
今は、進み続けよう。
果てしなく続く、広大な世界を。
たった一つの星を見つけ出すために。

※小翼種ヴァグランツ用のキャラシから持ってきています

・生まれた場所は戦士系になる者が多い場所だが、小翼種ゆえに罵倒され、力がないのだと罵られていた。
　それをかくまったのは力がさほど強くなかった、代々その村？街？に伝わる軍の家系で学者兼軍師をしている者。
・血のこともあったのだろうか、元々の才能もあったのだろうか。その軍師の元で多くのことを吸収し、学ぶ。その軍師と仲の良く、そして名高い騎士と共に近接戦闘の訓練をした時もよく「才がある」と言われていた。
・魔法戦士として戦いを極めることにした。また、この時に妖精魔法、数多の属性を扱える魔法に決めた。
　元々、せっかくならと進言されていたのもある。
・彼の師は優しく、何かを制限するようなことはしなかった。村を出てしまうことになった後でも、追手がいるわけでもなかった。
・リルドラケンの生態のこともあるのか、元の育ての親を離れてその学者の家系に入る。そこには他種族の義理の妹がいた。彼女は、成長しなきゃと少し無茶をするフラノスの身の周りのことや、差し入れ、手助けをしてあげた。そんな二人の中にはいつしか愛が生まれていた。
・「妹を探す。そのために、僕は旅人の道を選んだ。」
・「あの時の記憶...ちゃんと覚えていれば...！」