人が感知しえない場所に、神は存在していた。
それは、現在のラクシアでは常識となっている、動物の中で人のみが神になり得たという神話の否定から始まる。人や人から生じた神の多くは、直接動物や石、大地といった自然物の声を聴く力を持たない。また、自然から生じた神(この流派では自然神と呼ぶ)の多くは闘争や欲、興味といったものが薄く、人の社会には関与してこなかった。故に、自然神は人の記録には残る事がない。
この流派はそういった現行の神話を否定し、隠遁者となったものが自然に存在する者達(精霊や妖精)と合一する術を編み出し、一部の同志に広められたものである。
名前や分類とは人の営為によってもたらされたものであり、本来自然神や自然はそういったものを持たない為、それすらを否定するという過激な分派も存在するが、中道的な派閥では自然をまず陰陽に分類した。同じく妖精を扱う妖精魔法には6つの属性と特殊妖精魔法が存在するが、これらの属性も陰陽の下位分類として存在し、特殊妖精魔法は陰陽が調和する事によってもたらされた原始の力の奔流であるとしている。陽には光・明・剛・火・風・夏・昼・動物・男といった能動的な性質のものが分類され、陰には闇・暗・柔・水・土・冬・夜・植物・女といった受動的な性質のものが分類される。
秘伝入門者は道士と呼ばれ、自然神に受け入れられる、或いは完全に自然と合一するといったある程度の到達点に達した者は仙人や神仙、真人と呼ばれる。


入門の際にはGMの確認をお願いします。
今回はPCが知っている道術や秘伝のみを記載しています。「士族解放魔神戦線」開催に伴い、キャラシ完成後の追加が見込まれます。

流派装備