容姿

身長

185cm

体重

標準

髪

焦茶のゆるふわミディアム

瞳

金

肌

色白

経歴

経歴表

B-6-2：自分にそっくりな人物を知っている
B-4-5：毒を飲んだ（食べた）ことがある
C-4-2：監禁されたことがある

理由表

故郷に居られなくなって

ガルーダの集落で生まれたが、ウィークリングであるクリスは同族として扱われず、生まれた瞬間から奴隷身分に堕とされた。
物心つくころには奴隷人族と混じり、強制労働所で主に日用品の加工作業に従事していた。
労働所生まれの奴隷人族からはまだしも、外部から連れてこられた奴隷人族からは異形として疎まれることもあり、奴隷の中でもけして良い扱いではなかった。
ささいなことで咎められ、懲罰房送りとなることもしばしばであり、そこでは時に、毒物と呼んで差し支えないモノを『食事』として口に詰め込まれた。

幸か不幸か、クリスは孤独ではなかった。クリスとよく似た境遇の者が居たのだ。クリスにとって兄のような『彼』は、ミノタウロスのウィークリングであり、故郷でしばらくは『動く案山子』としての扱いを受けた後、二束三文で売られてこの強制労働所の奴隷となったという。
クリスと『彼』は、同じように不十分な食事を与えられ、同じように労働に酷使され、同じように容易く懲罰を受け、年嵩の分だけ過酷な生活を長く続けていた『彼』がより早く死亡した。
数年もすれば、自分も『彼』と同じような最期を迎える。そう思い、いつしかクリスは、空腹や痛みを訴えたり、命乞いをするなどのコミュニケーションをする意味を感じられなくなり、表情を変えることがなくなった。

総じて10年ほど強制労働を続けていたが、ある日、労働所に人族の冒険者達が現れ、蛮族を掃討し、クリスも他の奴隷たちとともに救出された。
冒険者たちはその性質上「ウィークリング」という存在に理解があったため、他の人族と平等に扱われた。暖かく具沢山のスープの器を抱え、胸中に感動と感謝があふれ、気付けばその顔には感情を取り戻し、涙を流していた。クリスはこの時に初めて「まともな食事」と「人間らしい文化的生活」を知ったのだ。

人族領域に着いてからの夜、夢の中でやんごとなき声が響いた。声の主は"食福神"ミィルズ。劣悪な環境で育った故に文化の尊さを強く学んだクリスに、人々の生活を守り導く神官としての役割を求めたのだ。

唯一故郷と言える場所は、失われるべくして失った。戻る場所は無く、進む道を導かれたクリスは、奴隷仲間たち、とりわけ『彼』と同じような者を生み出さないように。誰もが充足した「食と文化」を営めるように……と願い、その願いを叶えるための学と力を求めてミィルズ神殿の門戸を叩いた。

素行

少し表情がぎこちない。笑うときは、少しわざとらしい（うさんくさそうな）笑みになってしまう。
日々の糧に感謝を絶やさない。
人族の文化・生活を守る。
芸術を尊び、自身も細工ものが得意。

同僚情報

イリアス
トーラー
ド・ロップ
バート

キャラ作成情報

セッション履歴

収支履歴