容姿・経歴・その他メモ

冒険に出た理由：まだ見ぬ世界を見るため
経歴：過去に仕えた主がいた
経歴：自殺を試みたことがある
経歴；大切な約束をしたことがある

『少しだけ寂しくなるよ、エミーリエ』
漆黒の髪をボブに切りそろえ、白亜の瞳をした少女型のルーンフォーク。
その容姿を木彫りの狐面で隠し、藍色の外套を深く被っている。覗く四肢は華奢。
己の過去を多く語ることこそないが、時折遠くを懐かしむように眺めている。その胸の内を語ることはない。

在りし日、人形は黄金色の髪をした“主”に寄り添い続けた。薔薇の庭園、豪奢な寝室、そして終は森深くのサナトリウム。
傍にいることだけが役目だった彼女は、鈍色の刃でその生を終えた筈だった。

偶然にも再起動を果たしたのは、トルマリンブルーの戦乙女の興味によるもの。
二度目の生に、二人目の主。戸惑いと孤独を胸に仕舞って、朽ち往く身体で刃を振るう。
新たな冒険に度立つたびに思い出す、あの日交わした"エミーリエ"の言葉がいつも耳の奥で聞こえている。

―――ねえ、トゥルーデ？ まだそこにいるかしら。世界ってね、どこまでも続いているんですって。


【アウラ―・カティ】
新たな主から譲り受けた妖精の片刃剣。魔法の加護を受けし刃は、風と水をその斬撃に纏う。
刃に告げる「冴える白、行きつ戻りつ、骸風」
ある時はまた告げる「淡い青、零れ形見の、終わり歌」

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