“憎天”マンガナータカ(ディモーフィックガルーダ)
- 知能
- 人間並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 4
- 言語
- 汎用蛮族語、翼人語
- 生息地
- コモナ鉱山
- 知名度/弱点値
- 17/23
- 弱点
- 衝撃属性ダメージ+3点
- 先制値
- 24
- 移動速度
- 30/-
- 生命抵抗力
- 21 (28)
- 精神抵抗力
- 21 (28)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
嘴(頭部) | 18 (25) | 2d6+20 | 18 (25) | 12 | 194 | 65 |
武器(胴体) | 20 (27) | 2d6+18 | 18 (25) | 14 | 206 | 40 |
- 部位数
- 2(頭部/胴体)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
○アンチエア
空を飛ぶものへの憎しみを、自分より上に位置するものを確実に葬る対空戦闘法に昇華させた。
自身の手番開始から1ラウンドの間に一度でも空を飛んだもの、または浮遊しているものに対し、命中力+2。
さらにマンガナータカが上述の対象を攻撃する際に、防護点を半減(端数切り上げ)させる。
1ラウンド目は、戦闘準備で飛行・浮遊したものにもこの効果は適用される。
マンガナータカは、この効果が適用される相手を可能な限り対象に含むように攻撃せずにはいられない。
この効果が適用されたものが複数いる場合は、対象はその中で選ぶことができる。
○天の暴君
自分より標高が上に存在する者を決して許さないプライドが、超感覚として開かれた。
ダンジョン内で、自分より上の階層にいる者の位置を自動的に察知する。
また、同階層で飛行、浮遊を行っている者も察知できる。
位置を把握しているキャラクターに対しては、透明などの状態になっているとしても、それによるあらゆる影響を無視する。
○歪んだ体躯
マンガナータカは、飛行できるような魔法などの対象となったとしても、
醜く歪んだ身体故、重心が安定しなくて飛ぶことができず、その効果を受けることができない。
○シンボリックロア
この魔物はシンボリックロアを所持している。
●頭部
○連続攻撃Ⅱ
攻撃が命中した場合、同じ対象に再度攻撃可能。この効果は2回目の攻撃まで発生する。
△≫練技
【キャッツアイ】【マッスルベアー】【ビートルスキン】【ストロングブラッド】【デーモンフィンガー】
【ジャイアントアーム】【オウルビジョン】【リカバリィ(8点)】習得
▶憎天叫声/18(25)/精神抵抗力/半減
爆発かと思うほどの、大気を揺るがす悍ましい叫び声を発する。
自らを中心に「半径50m/すべて」の範囲に、「2d+17」点の精神効果属性魔法ダメージを与える。
また、抵抗に失敗したものは気絶する。この能力は、連続した手番には使用不可。
●胴体
○限定2回行動
「近接攻撃」、「▶豪気流」は一手番で一度に使用可能。
▶豪気流/18(25)/生命抵抗力/半減
片羽で羽ばたき、凄まじい指向性の嵐を生み出す
「射程/形状:50m/貫通」で、対象に「2d+18」点の風属性魔法ダメージを与えると同時に転倒させる。
▶アンカーボルト/19(26)/回避力/消滅
ワイヤーがついた巨大なアンカーをバリスタで打ち出す。この効果は命中力の修正により達成値が変動する。
アンカーはマンガナータカの尋常ではない膂力で一気に巻き上げられ、
犠牲者はマンガナータカと同じ座標まで引き寄せられる。
「射程/形状:50m/射撃」で対象1体に「2d+18」点の物理ダメージを与える。
この効果を受けた4部位以下のキャラクターは、マンガナータカと同じ座標まで引き寄せられて転倒する。
☑《薙ぎ払いⅡ》《全力攻撃Ⅱ》習得
戦利品
- 自動
- アンカーボルト(売値15000G)
- 2~5
- なし
- 6~11
- 風刃の羽(3500G/赤S)
- 12~
- 歪な大翼(10100G/赤SS)
解説
(ガルーダ/男/30歳)
「オデの上に! 何者もいちゃいけねえ! 全て叩き落としでやる!」
コモナ鉱山に棲む蛮族の王であるガルーダ。しかし、その姿は目をそむけたくなるほどの異形である。ガルーダの象徴である大きな翼は、片方が異常に肥大化し片方が極端に委縮しており、とてもではないが飛行することはできない。背中に張り出すように背骨が歪み、90度に近い猫背となっており、むしろ四足獣のような雰囲気を醸し出している。体表には羽毛や皮膚すら纏っていない箇所もあり、アンデッドかと思うほどに醜い。
飛べない代わりに、四肢はトロールもかくやというほど強靭で、敵対者をバラバラにするほどの膂力を発揮するだけでなく、様々な武装を器用に使いこなす。
この異形がいかにして生まれたかは、ガルーダの生態に由来する。ガルーダは2つの卵を産み、先に産まれた方が残った卵を割って、最初の殺人経験を積ませる習性を持つ。マンガナータカは、卵を割られる側だったが、形成途中の身体にも関わらず、桁外れの殺意だけで襲ってきた兄弟を返り討ちにしたのである。
不完全な身体のまま生まれてしまった事実は、マンガナータカから空を飛ぶことを永遠に奪った。それゆえ空を飛ぶものに対してこの上ない憎しみを抱いており、成長した後は、飛べない身でこの山を支配していたガルーダ、つまり親を殺害し、王として君臨したのである。