水適靴ウォータークライム
- 知名度
- 20
- 形状
- 翡翠やアクアマリンが散りばめられた豪奢な戦靴
- カテゴリ
- 〈格闘〉A
- 製作時期
- 魔法文明時代(第6世代魔剣)
- 概要
- 装備者に水への親和性を授ける。
- 効果
-
[常]流水の戦靴
この武器による物理攻撃は水・氷属性として扱い、与えるダメージに常に+1点されます。〈ファイア・ウェポン〉等、他の属性を与えられた場合、この効果はその属性を与える効果が切れるまで消滅します。
この武器に対して妖精の武器加工はできません。
[常]水を踏破せしもの
この武器を装備できるキャラクターがこの武器を携行している時、そのキャラクターは水上に立つことができるようになります。キャラクターが望めば水上に立たずに通常通り、水に潜ることも可能です。
この武器を装備している際は、雪上・氷上・水上・水中を地上と同じように移動することができ、それらによる足場が悪いことによるペナルティ修正を受けません。また、装備しているキャラクターが水に浸かっている場合、水に浸かっている行動判定、移動力に対するペナルティ修正と、移動に関するペナルティを一切受けません。ただし、水泳判定失敗時に受ける上記以外のペナルティ(無駄な時間経過や、全身が水に浸かっている際の呼吸・発生の制限、水底へ沈む・溺れる等)は通常通り受けます。
更に、常に炎、水・氷属性のダメージを2点軽減します。ただし、雷属性の特殊能力や魔法を受ける際、生命・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受け、その効果でダメージを受ける場合、4点多く受けるようになります。[常]痛覚過多
この武器を装備している時、対象は[弱点:物理ダメージ+2点]を得ます。
この弱点は弱点隠蔽判定が不可能です。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考 1H# 14 - 24 10 +1 〈キック〉を強化
由来・逸話
人族の[剣の加護]を再現することで神への道を歩もうとした古代魔法文明の研究者たちの成果のひとつです。
この〈水適靴ウォータークライム〉は魔法文明時代に存在したとされる高貴なるエルフの種族特徴を再現したものとされる最後の作品です。装備者を水へと同調・適合させ、擬似的にその[剣の加護]を再現することができます。
しかし。その性能は本来の高貴なるエルフの潜水能力を得ることはできず、より高位の加護を再現することもできませんでした。更にはその同調・適合により雷属性への脆弱性、その再現性によって高貴なるエルフの弱点である痛覚による過剰反応も受けてしまう欠陥も存在していました。
それを自身の種に対する侮辱と捉えた高貴なるエルフの魔法王は、開発に携わった研究者たちを滅ぼし、彼らが作成した魔剣は残らず破壊されたと文献には残っています。
しかしその目を逃れた魔剣たちは今もなお、何処かで《剣の迷宮》を創り出して眠っているとされます。もし彼らの作品を手に入れることができ、使いこなせれば種族の差による優位性をある程度覆すものとなるでしょう。