容姿・経歴・その他メモ

裏切られたことがある、大切な人と生き別れている、子供のころに家出したことがある、家族・仲間の敵を討つため

　名もない街の娼婦の女性から生まれたエルフの男性。双子として生を受けるが、片割れがナイトメアだったために、その傷で母が死ぬ。
　その際、娼館の主が雇っていた操霊術師によって母は一度蘇る（蘇った理由は「子供を見られずに死んだことが悔しかったため」らしい）も、片割れがナイトメアだったこと、合わせて自分も穢れてしまったことで、当時指名率No.1だった座を母は奪われた。操霊術師への蘇生代の借金返済が難しくなりながらも、母は必死になりながら二人を育てていた。
　10歳が近づいたある日、操霊術師から「母を助けたければ働け」と脅される。「片割れを働かせないならいい」と約束をして初めての仕事に就こうとしたが、そこで客が戯れとして片割れを連れ出してきた。操霊術士側でもそもそも約束を守る気がなかったのだ。客を殴って片割れと共に娼館を逃げ出そうとしたが、途中で捕まり引き離される。暴れもがいていたその時、ぽっかりと生まれた“奈落の魔域”に飲み込まれた。
　そのあとなんやらかんやらあって異大陸の神官を含む冒険者のパーティーに救われる。助け出されてラクシアに戻るも、そこは見知らぬ土地。異大陸の信仰を伝えに来たという神官に師事し、彼は片割れと母を救うために元居た街へと戻るのだが、数年後に辿り着いたそこは、既に廃墟となっていた。

　片割れも母もどこにいるかはわからない。が、廃墟の跡を調べたことで蛮族の襲撃を受けたのだと知る。自分たちのような者を増やしてはならないと思い、冒険者として気持ちを新たに前に進むことにした。
　操霊術についてはいろいろと思うところはあるのだが、師事したフェトル神官から「力は使う者の心の有り様でいくらでも変わる。毒にするか糧にするかは君が決めることだ」と言われ、「なれば自分が人に寄り添える操霊術を知ればいい」と思うようにしている（成長したらそのうち生やします）。

　現在の名前は生来のものとは違う。魔域に飲み込まれたときのショックで記憶の一部が吹き飛んでおり、片割れと母のことも「いた」ことは覚えているのだが、顔や名前をどうしても思い出せない。
　本来の名前（エリーチカ・テアドラール）も記憶が飛んでいる。

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