聖印と神像

なし

神格と教義

　進化と生命の螺旋を司る神。
　ドレイクと人間の交雑種であるフガクが神格を得た姿。
　引っ込み思案がちだが、決意した時の意思は誰よりも固く揺らがない。小動物のようなか弱さと覚悟をきめた時の頑固さの二面性を持つ。
　その教義は「諦めずに前へと進み、次へと繋いでゆけ」といった内容が中心。
　風と雨の女神フルシルの教義とは似たところがあり、「変化」と「成長」を肯定するような内容である。
　一つ違うのはフルシルは「個人」としての「変化」と「成長」を肯定しているのに対し、フガクは全体、すなわち「種」としての変化と成長、つまり「進化」を肯定しているということ。

格言

「逃げれば一つ、進めば二つ、奪われたなら全てを失う。けれども臆することはない。取り戻したならば、すべて我が手に」

「止まることもあるだろう。後退するべきときもあるだろう。けれど必ず前を向け。己を信じて歩きだせ。さすればいつかはたどり着く」

「昨日の己を超えてゆけ。1時間前より進化せよ。1分前より進化せよ。1秒前より進化せよ。できぬのならば、次へと繋げ」

備考

シナリオ「ドレイクを探して」用データ。

　今はまだ完全な神格には至っていない。
　そのため、プリースト技能の信仰対象としては選択できず、特殊神聖魔法も存在しない。
　しかし、このまま放置すれば新たな第二の剣の神格となり、人族の脅威になることだろう。
　今がチャンスだ！　討伐しよう！！

　教義だけを見れば第一の剣でよさそうな彼の系統が第二の剣である理由は「種」としての「進化」を肯定していることにある。
　ソード・ワールド世界において種族としての進化は存在しないものであり、世界の理に反するものである。これを是としてしまうと、世界が根本から崩れかねない。それを肯定するこの神格は世界の脅威といって差し支えないものである。そのため第二の剣ということになっているが第二の剣でいいのかはわからない。