容姿・経歴・その他メモ

履歴

カラーコード
フォレストグリーン
#26896D

冒険に出た理由
4ｰ4 なりゆき

経歴表
3ｰ1 大怪我をしたことがない
3-6 父親が旅に出ている
4ｰ2 監禁されたことがある

性格は気弱で自己主張は苦手。シャイというよりは人が苦手であり、慣れてくれば生来の内弁慶が顔を覗かせる。一応は責任感が強く、やる時は嫌と言いながらもきっちりやる。
身体は小さいがその防御力と攻撃力は本物であり、盾を用いた防御と攻撃を両立させるパワーファイター。この盾は仲間を守る、というよりも自衛+攻撃用とのこと。
なので自分の後ろに隠れられても、守ってと言われてもジェニウスは嫌な顔、若しくは困った顔をする上に「自分の身は自分で守ってよ」と苦言を呈する。
使う盾はブレードキラーを加工、改造した「イージス」。防御すればそれは要塞の如く堅牢さを誇り、攻撃に転じればその堅牢さが牙を剥く。攻撃は最大の防御であり、防御は最大の攻撃。それを体現した攻防一体の大盾。ジェニウスの体躯と同じくらいの大きさを誇るが、ジェニウスはそれを軽々と振り回して戦う。

冒険者になったのは成り行きである。というのも、このジェニウスという少年はクソ程不憫なのだ。
父親は幼い頃から冒険者として旅に出ており、母親と2人暮らし。母親からも酷い扱いを受け、暗い幼少期を過ごしていた。
ある時、父親がしたという借金取り立ての為に、家にゴロツキが乗り込んで来た。なんでも酔っ払った挙句酒場で暴れ回り、沢山冒険者相手に大立ち回りを演じたとかなんとか。なんたるクソ野郎か。
そして母親はゴロツキに連れ去られ、子供だったジェニウスは扱いに困ったのか取り敢えず監禁されることとなった。不幸なことにゴロツキ達は監禁したジェニウスのことをすっかり忘れ、ジェニウスは暫く監禁されたままになってしまった。
しかしジェニウスは強かった。蛙の子は蛙と言う奴なのか、その父親譲りの有り余る力を以て監禁から易々と脱することが出来た。近くにコボルドなどの魔物もいたが、偶然にも手近にあったお鍋の蓋でボコボコに捩じ伏せた。攻撃されたがそこまで痛くなかった。
…やはりジェニウスは強かった。人一倍力は強く、身体の造りも頑丈であった。冒険者としての才能に溢れていた彼は、お鍋の蓋を携えて自由への一歩を踏み出した。
ジェニウスはその時心に決めたのだ。

──よし、親父を一発ぶん殴ってやろう。

故に、この盾は誰かを護る為に非ず。父親を見つける為に立ちはだかる障害から身を守り、排除し、そして最後に父親をぶん殴る為にあるものだ。その瞬間の為に、ジェニウスは今日も歩み続ける。

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