〈幻のワンナップキノコ〉
- 知名度
- 12
- 形状
- キノコ
- カテゴリ
- 薬草類
- 製作時期
- 概要
- 緑の傘に白い斑点のあるキノコ
- 効果
-
[常]ワンナップ
乾燥状態で接触した場合、胞子を散布します。
「射程:接触」で、目標値「2d6+9」の生命抵抗判定を行い、失敗した場合は即座に浅い眠りに落ち、行為判定に-4のペナルティを受けます。
この効果は1ラウンド(10秒)の経過、もしくは他のキャラクターが補助動作で助け起こすことで解除が可能です。
接触者は生命抵抗判定で自動失敗を選ぶことも可能です。
1ラウンド(10秒)の経過によって眠りから自然回復した場合、そのキャラクターのMPが「5」点回復します。
胞子の量はそれなりに多く、小ぶりなもの1本でも合計で1分(6R)ほどはそのキャラクターの体格に関わらず寝かせることが可能です。
戦闘中かつ両手が埋まっている状態でも補助動作で使用し、胞子を吸引することが可能です。
由来・逸話
魔法文明時代において、"夢幻の薬"と呼ばれる薬品の原料のひとつになっていたとされるキノコです。
今の時代においてはウル・ディ・ガウル秘薬刀術を使う一派が、"妖精の誘い"という秘薬を作る際に原料のひとつとしています。
ウル・ヴァ・ドゥール王国内部にて秘密裏に栽培されているほか、ごくまれに条件を満たした自然環境においても生育します。
"雨風によって風化したレンガの合間に菌根を張る"という非常に特殊な生育条件からか一株から発生する胞子量が多く、胞子の有毒性もあって水に浸さず生食する、あるいは焼いて食する用途には不向きとされています。(不可能ではありませんが)
熱を通せば胞子は無毒化されますが、同時にMPの回復効果も失われます。
意識を失うことなくMPの回復を行うための品種改良にはレンジャーのギルドが尽力していますが、未だ効果は出ていないようです。
上記の特性から調理する際は水に浸してから熱を通す……つまり煮込むのが最適とされています。
ただし乾燥させての持ち運びが極めて困難なことから、ウルシラ地方のごく限られた地域でのみ食することができる珍味です。
スープかシチューにすると出汁がよく出て美味しかったです。