妖精剣 フィーンシュウィルト
- 知名度
- 18
- 形状
- 鍔に大型の宝石が付いた片手剣
- カテゴリ
- 〈ソード〉B
- 製作時期
- 魔法文明
- 概要
- 妖精1体と契約し、その能力を使えるようになる。
- 効果
-
[常]アビス強化不可
[常]妖精の宝玉
この剣の鍔には〈妖精使いの宝石〉を填めることができ、填めた後のこの剣は、宝石を6つ収納できる〈宝石ケース〉(⇒『Ⅱ』249項)を兼ねるものとして扱います。
[補]妖精の御加護
この能力を使用するには、装備者のフェアリーテイマー技能のレベルが2以上でなければなりません。
装備者は自身が習得している【サモンフェアリー】で呼び出すことのできる「分類:妖精」の魔物1体を選び、その妖精と契約を結びます。契約を結ぶためには、その妖精を呼び出すための【サモンフェアリー】の消費MPと同じだけのMPを消費する必要があります。
装備者は契約を結んだ妖精の特殊能力を「[常]正体露見=フェアリーテイマー技能」「[常]ルーンフォークに対して透明」を除いて全て得ます(「〜に弱い」といった欠点と呼べる能力も含みます)。
さらに、補助動作で合言葉を唱えることで10秒(1ラウンド)の間、この武器を使用して行う近接攻撃によるダメージに、契約した妖精の属性と同じ属性を付与することができます(光属性の場合は回復効果属性、闇属性の場合は精神効果属性となります。複数の属性を持つ妖精と契約した場合はいずれか1つを選択して適用します)。
契約の期間(=効果時間)は1日です。別の妖精と契約を結ぶ場合、前の契約は破棄しなくてはなりません。契約の破棄は主動作で行います。また、契約は妖精側からでも破棄できます。契約の期間中、装備者は契約を結んだ妖精と同じ属性以外の妖精魔法を行使することがいっさいできません。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考 1H 15 +2 15 10 +2
由来・逸話
古代魔法文明時代に、とある高名な妖精使いでありアステリア神官でもあった貴族が、一族が代々に友好関係を結んできたことによって高度な自我を得た高位の妖精(フィーであったとも言われています)との絆の証として作り上げた魔剣です。
鍔の宝石に妖精が触れることで契約が成立し、妖精たちから力を借り受ける事ができるようになります。ただし、この契約は対等な関係である事が前提であり、妖精に愛想を尽かされると契約が打ち切られてしまいます。
この魔剣は製作者の没後に、弟子達が師に習うように妖精達との対等な関係の証として近似した魔剣を作成したため、当時はそれなりの数が存在していましたが、後の世に悪しき心を持つ魔術師たちが妖精の力を無理矢理奪い取れるように「改良」することを目的に狙った結果、現存する物の多くは悪用されることを恐れた高位の妖精達によって妖精郷の奥深くに隠されてしまいました。
この魔剣が作る迷宮は、地下や洞窟に作るものでありながら本来天井がある筈の場所には大空が広がっている自然豊かな迷宮です。妖精の各属性に対応した6つ部屋で妖精たちの依頼を達成しながら進んでいき、最後に待ち受ける試練は各属性の妖精たち6体を相手することになります。依頼を達成した妖精たちから加護を得ることで各属性のダメージに耐性を得ることが攻略のカギとなるでしょう。