容姿・経歴・その他メモ

外見

飄々としていて掴み所がない、東方訛りの長身痩躯の男。
滅多に目を見開くことのない彼の真意は伺い知れない。

経歴

経歴1：A-3-5 許嫁がいる(いた)
経歴2：B-4-6 知り合いに生き返った人がいる
経歴3：B-1-4 大切な約束をしたことがある
冒険に出た理由：1-4 倒したい相手がいる

東方の集落で生まれ育ったギンコは名家の跡取りであり、剣術の指導を受け何一つ不自由のない生活を送っていた。彼には年の近い許嫁がおり、その娘と将来は夫婦になるべく修行の日々を送りながらも、日々平穏な幸せを実感していた。しかし悲劇は突然に訪れた。彼女が13才の誕生日を迎えた夜、里を蛮族の群れが襲う。ギンコは剣を取り戦うも、強大な魔物を相手取るには実践経験の浅い少年の腕では力及ばず、攻撃を受けて昏倒。目が覚めたときには戦いは終わっており、蛮族の襲撃は辛くも退けられたことを知る……彼の許婚を含む、少なくない犠牲と引き換えに。
力不足を痛感したギンコは一念発起し、家名に頼らずとも護りたいものを護る力を手にするため冒険者として武者修行に出る。慣れない異郷での生活、命懸けの戦い、最早叶わない許婚との約束。逆境に揉まれながらも剣士としての頭角を現し、それなりの地位を確立した彼のもとにとある噂話が舞い込む。
東方の集落で、死人が蘇ったという不気味な噂。その舞台となった集落の名を聞いたギンコは遮二無二酒場を飛び出し、故郷へと急いだ。果たしてそこには、あの日死に別れたその時の姿のままの想い人がいた。
死者を蘇らせることは世の理に反した禁忌である。流れ者の操霊術師の『実験』の巻き添えに蘇えらされた彼女は謂れなき罪に問われ、牢に囚われていたのだ。人々に訴えかけ、父に上奏し、手を尽くして幼馴染の無実を晴らした後、一回りほども年の離れてしまった彼女の前でギンコは誓う。
『キミの魂を弄んだあいつを、必ずボクが殺して見せる』

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