容姿・経歴・その他メモ

髪色

薄紫

瞳色

普通の目は青色、邪眼は赤色

肌色

普通

ウィークリングの中でもさらに障害を抱えてしまったバジリスク。邪眼である左目が生まれつき盲目であったため、両親からは眼を治すためと称して魔法の実験台（実情に即した言い方だと攻撃魔法の的）として苦痛に満ちた日々を送っていた。６歳の誕生日の日、偶然人の目がないときに脱走することができた。だが子供故にそう長くは走れず倒れ伏してしまった後、近くにあった繰霊術師の里から出てきた人族に助けられる。なおこの時の名前（罵倒語）はスタウプ（チリクズの意味）。
繰霊術師の里に来た当初は蛮族ということもあって敬遠されながら暮らしてきたが、当の本人はその方がましな生活を送ってきたため全く気にせず、人々の役に立とうと隻眼のハンディを抱えながら動いていた。そうした小さな積み重ねがやがて好印象へと変化し、ある繰霊術師の家族に引き取られ、繰霊術を学ぶこととなった。この時クズという意味の単語にすぐ反応しすぎてしまう弊害が大きかったことと娘としての名前を付けたかった家族の希望もあり、プエラリアという名を与えられる。（クズ→葛）
成人を迎え里を出た後、とあるライフォス信徒に声を掛けられその教義に共感し、ライフォス信者となった。教えを伝えた信徒も彼女自身も過激かつ熱心なライフォス信徒ではないのだが、彼女は「自分を含めた悪い蛮族は死によってでないと救済できない」とかたくなに信じている。彼女は「人族も蛮族もよき行いをした者は善人であり、悪しき行いをした者は悪人である」という価値観で物事を見ているが、自身のことは「たとえどんなによいことをしても、生まれた時点で悪人であることに変わりは無い」と思っているためこんな考えになっている。
冒険者になったのは他に生き方を見つけられなかったのが理由。また自分の存在を忌み嫌っているため自虐的であり、常に自分の素性を隠して行動している。それはパーティメンバーに対しても変わらない。理由は「自分がこんな蛮族の端くれにもなれなかった蛮族だから、正体を知ったらみんな離れていってしまう」とのこと。

一人称「ワタシ」、二人称「アナタ」、三人称「～サマ」。常におどおどした丁寧口調。極稀にではあるが知性を感じられない野蛮な存在にはぞんざいな口調になる。
繰霊術を学んだ理由は、拾われた先が繰霊術師の家だったこともあるが、「自分のような穢れた存在が、穢れを増やすきっかけとなる繰霊術を学ぶのはそれらしいから」が一番の理由。ただ生まれの家で扱われていた真語魔法を嫌っているというわけではなく、むしろ繰霊術の次に没頭したいほど興味があるらしい。

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