基本情報

本名

ソル

出身

竜の秘境

外見

身長

187cm（リルドラケンの中ではかなり小柄）

体重

91kg

肌の色

丹色(にいろ)

趣味・志向

好きなもの

苦手なもの

一人称

拙(せつ)

竜の秘境

ソルが生まれ育った土地は、険しい山々に囲まれた秘境の地である。
この地では古くから竜(ドラゴン)と竜人(リルドラケン)が共存し、互いに支え合って暮らしてきた。
最も近くの人里からでも二週間、険しい山岳を歩いて越えなればならず、人族との交流は非常に少ない。
この地は山の麓に暮らす人族から竜の秘境(ドラゴニア)と呼ばれ、古くから信仰の対象となってきた。

竜の秘境は豊かな自然を持つ山々で構成されており、さまざまな蛮族・動物・幻獣に狙われている。
しかし、険しい地形はそれだけで自然の要害となっており、空を支配する彼らにとって優位な地形となっている。

竜の秘境の社会構造は封建社会となっている。
竜が上級階層、竜人が下級階層であり、同じ階層の身分は年功序列である。
ただし、人族社会のような実利的な構造ではなく、あくまでも精神的・宗教的な身分制度となっている。
対外的な人族との関わりは竜人の役割で、竜の存在は人族から秘匿されている。

竜の秘境には十数体の竜と約五十人の竜人が暮らしている。
竜の中でも最も長命なものは“王竜”と呼ばれており、崇敬の対象となっている。

竜の秘境の暮らしは主に狩猟と採取である。
建築は自然の地形を活かしたものがほとんどで、人工的な建造物は存在しない。
通貨も存在せず、物々交換が基本となる。
相互扶助が基本のため、「取引」という考え方自体が薄い。

しかし、対外的な取引が無いわけではなく、偶に人族の村に出向いて取引をすることもある。
その際は、竜の秘境で採取された素材を販売し、武器などの人族の工芸品を購入する。
その他、信仰の厚い付近の村からの奉納品（主に布）も貴重な日用品となっている。

竜の戦士

竜の秘境に住む竜人は全員が幼少期から戦士として訓練を積み、鍛え上げられている。
そのため竜の秘境の竜人は誰もが優秀な戦士であり、高い戦闘能力を持っている。
ただし、彼らは人族社会の職業軍人とは異なり、普段は狩猟や家事を行っている。

竜人の間には古くから伝わる戦闘技術ある。
それは竜と竜人が連携して戦う技術であり、険しい地形を利用して優位に戦闘を行うための技である。
竜人が持つ飛行能力と巨大な体躯を生かすため、独自に進化を遂げた戦闘技術だが、
一方でそれは竜人以外は習得不可能な戦闘技術であり、竜の秘境の外にそれが伝わることはなかった。
その技術的な特徴は人族の分類体系で言うと「ファイター技能」よりも「バトルダンサー技能」に近い。

ソルも幼い頃から戦士として訓練されており、高い戦闘技術を得ている。

拙と妃竜様

拙(せつ)の生まれた場所は険しい山々に囲まれた、しかし、非常に自然豊かな土地だった。
そこでは、竜と竜人が互いに支え合いながら暮していた。

拙に物心ついたころ、王竜様がひとりの竜を連れてきた。
その竜はのちに王竜の妃となり、「妃竜様」と呼ばれるようになる。

数年後、妃竜様から子供が生まれた。
生まれた子は「太子様」と呼ばれ、竜と竜人たちの手で大切に育てられる。

拙と若い数名の竜人は、太子様の世話係として妃竜様の子育てを手伝うようになった。
数年もすると太子様の背丈は拙よりも大きくなり、自由に空を飛べるようになった。

拙が成人した頃から、妃竜様は太子様を連れて、各地へ旅をするようになった。
太子様の飛行練習と言う建前だったが、妃竜様の目的は他にあった。

拙と世話係の若い竜人たちも妃竜様に付き従い、度々、その旅に同行していた。

新たな価値観

妃竜様は元々、別の土地に住む竜だった。

その故、この土地の竜や竜人が知らない事をいくつも知っていた。
太子様の世話をする間、拙は妃竜様から様々な事を教わった。

竜の秘境にない、新しい価値観を持つ妃竜様は、ときに竜や竜人の古老たちと
意見がぶつかることもよくあった。

古老たちは「危ないから」と、妃竜様と太子様が旅をすることを快く思ってなかった。

しかし、妃竜様は太子様との旅を通じて、拙たちにも外の世界を学んで欲しいと言っていた。

「この土地にも新しい血を入れないと、あなた達はもうすぐ滅んでしまう」

曰く、この土地の竜人たちは血が濃くなりすぎて、滅びの危機に瀕しているのだという。

「あなた達は外界との接触を減らしすぎて、血の交わりを身内だけで行うようになった」
「そのせいで血の近いもの同士が交わりすぎて、本来の生命力が弱くなってしまったのよ」

血が濃くなりすぎた竜人は子供が生まれにくく、子供ができても生まれる前か、
幼いうちに亡くなってしまう。
事実として、拙には年回りが近い竜人がいない。

自身もリルドラケンとしてはかなり小柄な体格だった。

それ故、妃竜様は若い竜人たちと太子様に外の世界を知り、交流をして欲しいと思っていたのだった。

旅の襲撃

やがて妃竜様と太子様の旅も回数を重ね、より遠くの土地へ行くようになった。

あるとき、妃竜様は、七色に光る鉱山を見ようと太子様と竜人を連れて旅に出た。

その旅の道中、拙たちは何者かの襲撃を受ける。

拙は未熟故、突然の攻撃に回避が間に合わず、敵の攻撃を正面から受け、地面に墜ちて、気絶してしまった。

やがて目を覚ますと、空高く昇っていた日は、西の地平線近くまで傾いていた。

痛みを堪え、周囲を調べると、そこには既に息の絶えていた仲間たちの姿、そして妃竜様の亡骸があった。
夕日に照らされた妃竜様の身体には、生々しい傷跡がいくつもあった。

しかし、そんな中、唯一の奇跡は、まだ息のある太子様を見つけることができた事だった。

太子様の身体も傷だらけだったが、なんとか雨をしのげる洞窟まで連れて行き、静養させることができた。

数日ののち、太子様は歩ける程度まで回復した。

そして拙つ太子様は、野盗に荒らされぬよう、妃竜様と仲間の遺体を処分し、その場を後にした。

習得特技（予定）

Lv.5

変幻自在

Lv.7

武器習熟Ａ／アックス

Lv.9

回避行動

Lv.11

武器習熟Ｓ／アックス

Lv.13

防具習熟Ｓ／非金属鎧　or　頑強

第１回

救命草-1

第２回

なし

第３回

なし