解説

サイレックオードで見られるキャルモに騎乗したゴブリンです。サイレックオードの蛮族は他と異なり、単純な強さだけでなく飛べるかどうかで序列が変わります。元より立場の弱いゴブリンですが、サイレックオードでは飛べないことで更に酷い扱いを受けており、彼らは飛べないことに強いコンプレックスを持っています。そんなゴブリンが空を飛ぶ代表的な手段が野生のキャルモを服従させることです。
通常キャルモは人族に友好的ですが、ゴブリンはキャルモに拷問めいた調教を行い、人に襲い掛かるようにしているようです。キャルモは元々炎が苦手ですが、ゴブリンに従えられたキャルモは極端に炎を恐れることから、言うことを聞くまで炎を使って痛めつけられているのではないかと言われています。
また、このようなキャルモは羽が捥がれていることが多く、ゴブリンはそれを誇るかのようにキャルモの羽で作った冠を被っています。
ゴブリン達はキャルモを従え飛べるようになったことで地位を獲得したと思い込み、調子に乗って直ぐに死ぬ者が多く、サイレックオードの蛮族達からは〈無価値なる翼〉等と揶揄されており、またキャルモに親しんでいるサイレックオードの人族（特にライダー達）からも特別嫌われています。