大昔は程々程度に腕もあり、長の血縁であった事もあってそこそこの立場のバジリスクだったらしいが、文明の崩壊と共にあっさりとその立場を失った。

何度も何度も死ぬような目にあって、その度に地べたを這いずり回って逃げ続け、生き続け、今もこうして生き存えている
大昔のプライドや、上位蛮族である誇りなんて物は、そんな生活を続けてる内にすっかり失くしてしまった。

今生き続けているのは、単に死にたくないから以上の理由はない。
とはいえ明日か、明後日か、そのまた明々後日…この世界じゃいつ死んでもおかしくなんてない。
それならば…いつか来るであろうその日まで、ほんの少しでも楽で苦しくない生活を送っていたい。
それが今の生きる目的だ。

・“シエカ”という名前は偽名。盲目という意味があるらしく、プライドも何もかも失くした自分にはお似合いだという理由と、長ったらしい名前は偉そうで生きにくいだろうという、半分自虐的で半分理性的な理由から名乗っている。

・昔は魔神に対しては単なる自身の便利な手足…という認識が強かったようだが、今はお互いに力を失った惨めな存在として若干の同情と共感を抱いてる。一方的に傷を舐めているような関係。

・プライドなんて物は本当にない為、生き残る為だと判断すれば命乞いだろうが靴を舐める事だろうが本当に何でもする。魔物化も死なない為なら秒でする。

[邪視と瞳石]
・魔法の発動体無しに真語魔法・操霊魔法を行使出来ます
また、「石化の邪視」のBランクを得ます

[石化の邪視]
石化の邪視/冒険者レベル+精神B/精神抵抗力/消滅
射程:10m、形状:起点指定で対象;1体に石化進行を与えます。この能力は呪い属性として扱います。
また、この能力を使用した対象が鏡や鏡に類する物を持っていた場合、この能力の達成値より精神抵抗力判定の達成値が4以上高かった場合、使用者に対し効果を反射する事が出来ます。この際、使用者に対してはこの能力は必中として扱います。

[猛毒の血液]
・近接攻撃によってダメージを受けた時、このキャラクターにダメージを与えた対象は自身の手番の終了時に1d点の毒属性魔法ダメージを受けます

[魔物化]
主動作で使用。部位数が「頭部(コア部位)」「胴体」「邪眼」の3に増加し、知力が12下がります(最低1)。
変身するとHP・MPが最大値まで回復します。効果時間のある有利な効果、不利な効果等はそのまま引き継ぎます。
また、この能力を使用した直後、1時間は人間形態に戻る事が出来ません。

部位「頭部」は人間形態時の技能や魔法を使用出来ますが、[邪視]は使用出来ません。また牙の生来武器を得ます
部位「胴体」は人間形態時の技能や魔法を使用出来ず、主動作で爪の生来武器を使った近接攻撃が出来るのみとなります
部位「邪眼」は近接攻撃は行えませんが、習得している[邪視]を使用する事が出来ます