容姿・経歴・その他メモ

PC名:アルスハイル
冒険者として旅をするナイトメアの青年。性格話し方共に老成している。
最近名を挙げてきたシューターであり、ナイトメアであることを除けば仕事も丁寧と評判。
彼を知る者は"ディスパテル" "敢尽のアルスハイル"と呼ぶ。
命に対して無頓着であり、戦い方も勝てればよいという考えのもとで行動している。
ナイトメアということで差別慣れしているが、自身と向き合う人間に対しては真摯に対応する。

かつてとある田舎に生まれたナイトメア。
その村ではナイトメアも村の子供として育てており、苗字を名乗ることは許されず世界への"あざな"を与えれていた。
彼はいつか幸せの星を巡るようにと願いをこめられ"星往き"のアルスハイルと名付けれた。
少しだけ悲しそうな父と母と小さな幸せの生活を送っていたが、外よりきた人々に村を追われる。
その際自分を庇い両親は死に別れている。
その瞬間こそは世界を憎んだが、ナイトメアという存在は差別される存在という認識をしているため運命を受け入れた。
その後旅を続けながらとある村へたどり着く。
そこは奇しくもアルスハイルが生まれた村のように、あるいはその村以上に人々の垣根がない村だった。
世界の孤独を覚悟していたアルスハイルはその村に快く迎え入れられる。その時より、必ずこの村を守ると決めた。
そして。
その村は一夜にして、暗き底に沈み失せた。
たった一人、また残ってしまった。
かつては父と母を喪った。今度は護ると誓った大事な場所を失った。
そうして青年は、初めて世界へ呪いをかけた。
それは、始まりの復讐の物語。

ディスパテルとは彼の生まれ故郷に伝わる御伽噺の存在。
暗き道を照らす、死のその先にあるもの。



「――貴方の行先が困難な道であったとしても、貴方は決して不幸じゃないわ」
「――お前の夜が誰よりも暗いものだったとしても、お前は決して不幸じゃない」
「――――貴方に彼方まで輝きゆく星々の祝福があらんことを、アルスハイル」
「――――お前にあの明瞭なる星の目映さなる未来があらんことを、アルスハイル」

生まれは悪夢。だがそれでも、小さな幸せはあった。星を回るように、幸せに護られて生きてきた。
母は優しく、少しだけ悲しそうな人だった。胸の内に灯る暖かさは彼女の木漏れ日の様な抱擁だった。
父は寡黙で、少しだけ苦しそうな人だった。心臓の鼓動は、かつて夜明けを前に歌を聞かせてくれた声だった。
白は嫌いだ、誰よりも白いから。痣は嫌いだ、誰にもないから。
人と少しだけ違う、それだけで父と母が遠くにいた気がした。
それでも。
優しく抱きしめた二人の鼓動は、アルスハイルの胸に灯っている。
世界は当たり前のように残酷で、それでいてそれが平等だった。それだけの話だった。
夜が明ける。あの小さな幸せの追憶は微睡の夢。もう少しだけ続く、旅の途中へ戻ろう。――それはあくる日の少年の夢。

二度と失いたくなかった。自分がいるからと世界を憎みたくなかった。
ナイトメアは悪夢の象徴。世界へ澱む穢れの証。
世界の常識は公平で平等だった。少年はそれを理解し、悲しみと苦しみの先を進んでいた。
父と母はいない。家族はもういない。世界でたった一人、孤独よりも一歩先にいる。
陽だまりは苦手だった。自分にとって世界は明けない夜のように思っていたから。
旅の途中だった。誰よりも白く透き通るような穢れの証に触れたのは、普通の人間の少女だった。
小さな、小さな村。何もないと笑う彼らは、世界の穢れへ迷うことなく手を伸ばした。
悪夢が囁く"陽だまりへ目を向けるな"それは真理であり、それは解答であり、それは――
手が、ひかれた。悪夢の声が遠ざかっていく。少女の声が聞こえた。声は、笑っていた。
少年はようやく一歩踏み出した。世界の始まりで失った、小さな幸せ。かつて自分を守ってくれた父と母への祈りと共に。――それは少年を救った日の思い出。

だからこそ。だからこそ。
今度こそ。今度こそ。
世界、お前を許さない。
恐怖の底の主よ、必ずお前を見つけてみせる。
世界よ、今度こそお前を、全てを奪った全てのものよ。
"ディス・パテル・アルスハイル"黒く仄暗く灯る輝きこそ、この世界に生まれたたった一つの明瞭なる意味。
復讐は始まる。ただ一つ、夜明けの為に。――”ディスパテル・アルスハイル”の旅の始まり。

履歴

冒険者レベルが1，3，5，7，9，11…になるたびに戦闘特技を1つ習得。
習得を見送りは不可。必ず習得。
栗山さんのキャラへ安心を覚えている。

補助動作:ターゲットサイト 命中＋1
補助動作:クリティカルバレット

セッション履歴

収支履歴