容姿・経歴・その他メモ

https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?mode=making&num=102103
↑一つ目で作成

コルガナ地方ヴァイスシティ出身

147㎝　44㎏

経歴

・血縁者と死別したことがある
・かつて信頼できる友人がいた
・「負けず嫌い」と評されたことがある

冒険に出た理由

・探している人がいる

その他

・スレンダーな女性が好みらしい

履歴

　コルガナ地方に位置する“悪徳の街"と名高いヴァイスシティで、幸運なことに人々の悪意に晒されることなく12年間を家族と平穏に暮らしていた。庭師の家に生まれたからか草木や花などに強い興味を抱いていて、幼い頃からその分野には詳しかった。荒事はそんなに得意ではなかったが、勝負事には熱くなる性格で、家族や友人からは負けず嫌いだと評されていた。
　サンダーソニア12歳の誕生日のこと。この日、彼女の幸福は唐突に終わりを迎えた。魔神たちが襲来し、彼女の全てを奪っていった。故郷も、家も、家族も、友人も。ただひとり、子供だから何もできはしないだろうと見逃されたサンダーソニアは、這うように、必死にある場所へ向かった。それは、かつて一度だけ訪れたことのある親戚の家だった。朧げな記憶を頼りに、ただ生きるためだけに、歩き続けた。やがて彼女は奇跡的に目指す場所にたどり着き、そのまま親戚の老夫婦に引き取られた。
　老夫婦はサンダーソニアを暖かく迎えたが、彼女の心は暗闇に閉ざされていた。寝ても醒めても、思い出すのはヴァイスシティで暮らした時のこと。いつか家族と食べた朝食を、歩いた道を、訪れた公園を、交わした言葉を、そして互いに笑って伝え合った「ただいま」「おかえり」を。それらを思い起こすうち、あることに気が付いた。「自分はカリンを置いてきてしまった」と。
　カリンはサンダーソニアにとって妹のような存在だった。何処へ行くにも一緒で、会わない日はなかった。やがて「置いてきてしまったあの子はいまどうしているのだろう？」と思うようになった。サンダーソニアを、妹同然の親友を置いてひとりで逃げてしまった後悔と罪悪感が支配していった。
　そうして、気が付けば10年が経過していた。サンダーソニアが全てを失ったあの日から、ちょうど10年。家族を失った傷は未だに癒えないが、それよりも気がかりなのはカリンだった。唯一無二の親友を、あの街から救い出さねばならない。そんな使命感に駆られていた。
　22歳の誕生日。「カリンがもうこの世にいないのなら、私のせいだ。生きていたとして、どの面下げて会えばいいのかもわからない。だが、このまま何もしなければ私はあの日から進めない。もしもカリンが生きていて、ひとりで逃げおおせた私を許してくれるのなら、その時は。今度はカリンを連れて、一緒に街を出よう」その覚悟を胸に秘め、サンダーソニア・ブルーベルは故郷へと帰還するのだった。

セッション履歴

収支履歴