マカブの砂漠は過酷な環境だ。とはいえ、一年にほんの数日はうららかな陽気を感じることがある。
マカブの民はこういう日を『ティダンのお目こぼし』と呼んでいる。
そうだ、ちょうどこの日のように。

「アル兄！そんなところでぼうっとしていないで早く来てよ！今日こそ西の泉に行くんだから！」

愛しい妹の声が耳朶を打つ。随分はしゃいでいるみたいだ。
あぁ、すぐに行くよ。

「もう。ニオ兄は神殿に行くみたいだし、二人とも、えっと…つきあいがわるいんだから！」

神殿。昔訪れた時にはこれといって用も見いだせなかったが、何かあるのだろうか。

今夜にでも兄さんに何があったか聞いてみよう。さぁ、行こうか。日が暮れる前には帰らないといけないから。

「うん！…そうだ、アル兄！これ見て！」

マウアーが背後に手を回し、子供用の小さな背嚢から何かを取り出す。
小さな白い花が目に映る。狭いオアシスから集めるのには苦労したはずだ。

「シリルおばさんに教えてもらったの。大人のひとは好きな人にお花を贈るんだって。それがありがとうの気持ちなんだって。」

差し出される花冠を手に取った。あぁ、この時は何と返していただろうか。
続く言葉は声にならなかった。

「ね、びっくりした?わたし、いつもアル兄に連れてってもらってるから。」

視界が滲む。それはきっと、いつか見たはずの光景で。
そして今や、こうして思い出すことしかできない思い出の断片。

視界が明滅する。

「くそ、何時間眠っていたんだ。俺には…時間がないのに。」

目じりの涙を拭い、立ち上がる。夜を徹しての強行軍に疲労した体が悲鳴を上げた。

「でも…そうだな、悪い夢じゃなかった。次の"お目こぼし"の日にはあいつにお返しを準備してやらなきゃな。」

彷徨い続けた昨夜の疲弊に、目的が与えられた気がした。お返しには、卵なんていいかもしれない。
さぁ、旅に戻ろう。

あと、364日。

生き急ぐ主人公っぽいキャラとして人間のバトルダンサーが確定。
パーティバランス的に火力役になる必要があり、両手利きをやるには器用値が足りない
よって単体攻撃特技は確定、変転を活かしつつファイターとの差別化点を出すために必殺を採用。
今後は3Lvで薙ぎ払い,5Lvで頑強とする予定。
薙ぎ必殺の重複に旨味をあまり感じないので変幻はないかなぁ
エンハンサーは猫目虫甲はマスト、それ以降は経験値と相談。
器用に自信がないので探索の補強も兼ねてレンジャーは伸ばしていきたい。
Lv7帯までやるならワンチャンサバイバリティを狙えるか...?
必殺を使う関係で将来的にはアルケミでBメイルとクリレイだけとりたいがこれも財布と相談。

①田舎で育った
②5人以上の兄弟姉妹がいる
③忘れられない恐怖を体験したことがある

理由：探しているものがある

・基本的に前のめりの選択しか選ばない
・妹と村人を天秤にかけるなら即座に前者を選ぶが、その他大勢を切り捨てる決断に罪悪感を感じる
・ニオには未だに優しい兄としての印象が抜けず、割り切れずにいる